470 モバイルWiMAXのバブルを振り返ってみる
まずは温故知新をしようと思いましたので、モバイルWiMAXについて振り返りをやります。
このブログを長い間読んでいただいている方(ありがとうございます)には、私がモバイルWiMaxについて書いたのをきっかけに読み始めてもらっている人も多いと思います。
いろいろ書いてきたことについて、再度振り返りをしてみることにします。
では、ちょっと長くなりましたが。
◆いい加減な時系列振り返り
まずは超いいかげんに時系列を振り返ってみましょう。きちんと調べないと(調べる時間がもったいない主義に走りました)、こういうことになります。ご注意ください。
用語などは後から補うのでわからなくても気にしないで眺めてください。
- 2000年~ 固定無線通信(FWA)の通信規格として作られ始める
- (その後) ひとまずも完成するもののニーズ的に今一つ。そこでモバイル用に拡張しようという(無茶な)話が出て、それが後にモバイルWiMAXとなる。
- 2005年ごろ (モバイル)WiMAXバブルの全盛期、革新的な超未来技術の完成が目前だという話題にて広まる
- 2006年~ モバイルWiMAXバブルが崩れ始める
- 2007年 日本で2.5GHz帯の獲得合戦が行われて年末に結論が出る
- 2008年~ モバイルWiMAXはオワコンの空気がようやく日本でも出てくる、入れ代わりにLTEの話題だらけになりはじめる
- 2010年~ 世界的なモバイルWiMAXの崩壊と日本のモバイルWiMAXの頑張り
私が興味を持ったのは、(モバイル)WiMAXバブルの発生期でした。最初は期待の目をもって調べたのですね。でも、調べれば調べるほど怪しげに思えてきて、そこからWiMAXへの疑問を含んだ記事を書くようになりました。
モバイルWiMAXはどうも怪しいこと、当時は世間ではほとんど話題になっていませんでしたが、近いうちにLTEというものが世界を席巻しますよ、と。この"ブーム"はおかしいですよと。
ただ、時期的には2.5GHz帯の争奪戦と重なっていたことから、無用な誤解を避けるために非常に慎重に書いておりました。また、私の結論が間違っている可能性もありましたからね(幸いにしてそうではありませんでしたが)。
では、以下振り返りをします。
◆誕生期:2000年前後くらい~
まず説明が必要なのは、「モバイルWiMAX」と「WiMAX」は別のものだということです。つまり「WiMAX」が先に作られてから「モバイルWiMAX」が作られています。
そもそもWiMAXは、モバイル用の無線通信ではありませんでした。固定地点同士が通信するために作られていた次世代通信規格でした。
移動しないとは意味が解らない?それはごもっともです。
通信ケーブルを引っ張るのが困難な場合に、固定した場所の間で通信をしたい場合があります。例えば、過疎地のことを思い浮かべてください。ほとんど人が居ないのに、山を越え谷を越えて風雪に耐えるケーブルを敷設してメンテナンスを続けるとコストがかかりすぎるような場合があります。
そういうような場合に、有線の代わりに無線通信をするために作られた規格がWiMAXでした。固定無線通信(FWA:Fixed Wireless Access)で、「FWA」とか呼ばれたりします。
WiMAXはアメリカのIEEEという委員会で作られていました(日本でいうとJISみたいな感じのところです)。つまり、一社が考えて作ったのではありません。そしてそもそも、その委員会がFWA用の通信規格を考える委員会で、モバイル用は別にありました。
- 無線LANについて考える IEEE 802.11
- FWAについて考える IEEE 802.16
- モバイルについて考える IEEE 802.20
FWA用としてはWiMAXはそんなに悪くはなかったようです。ただ、作ってみたもののFWA自体のニーズが今一つだったとかで(実際、この時点では世間では無名の存在でした)、本来モバイル用に作られていないWiMAXの、モバイル用途への魔改造がはじまります。
このあたりから話がいろいろおかしくなります。
◆モバイルWiMAXとWiBro騒動
ここで韓国がWiMAXに絡んできます。以下伝聞もございますがお許しを。
遡ること、韓国は自身をIT先進国だと自負しておりました。実際携帯電話端末では世界的に高いシェアがあります。しかし、コアの技術が国産ではない問題がありました。
念のために最初に断わっておきますと、「携帯端末で世界的に高いシェアを持っている」ことは凄いことで、日本にはできなかったことです。
例えば第三世代携帯(CDMA)は、アメリカの技術帝国である「クアルコム」が特許で制圧しています。そのため、韓国のみならず世界中がクアルコムにお金を払っている状態でした。
そこで、韓国は自国で独自方式の次世代通信方式を開発しようとしました。しかし、日米欧のような基礎的な積み上げがありません。失敗してしまいました。端末製造とは話が違ったわけですね。
そこで韓国は、「WiMAXのモバイル化」に絡むことにします。そして、WiMAX陣営はサムスンが加わって、インテルやモトローラにサムスン(とノキア)というような陣容になります。
韓国は、802.16委員会でのモバイル化の話し合いを素っ飛ばしてしまい、先にWiMAXを独自にモバイル化したもの作ってサービスインしてしまいます。これが「WiBro」です。
先にサービスインして既成事実化して主導権を取りたかったのでしょうが、そうは行きませんでした。802.16委員会では怒りの声が上がり、あいつらはWiMAX陣営から追い出してしまえというような意見も出ます。
結局のところ話は何とかおさまり、802.16委員会では本来の流れでモバイルWiMAXが作られ(wave2)、WiBroはモバイルWiMAXの初期バージョン的な位置づけ(wave1)になりました。 そのため、世界中で導入されているモバイルWiMAXは、韓国以外では基本的にwave2というような変なことになっております。
◆モバイルWiMAXのバブル到来: 2005年くらい
韓国では、WiBroのみならずWiMAXは韓国も開発したものである、と報じられているようです。
そして、携帯電話が高いのはクアルコムという悪い会社が非常に高額のロイヤリティ(まるで端末の値段が何倍にもなっているかのような)を支払わせているからで、WiMAXはクアルコムを倒す次世代技術であるというような報じられ方もされていたようです。
そのころ、日本の一部でも同じような報道が見られるようになります。韓国がWiBroやWiMAXという独自次世代技術を開発した、IT先進国の韓国に日本は見習わないといけない。クアルコムは悪である、WiMAXを批判するとはクアルコムを擁護することである、と。
最近(ここ数年)でも、ワールド何とかサテライトで、WiMAXが紹介されるときには画面の右上だか左上に、なぜか韓国の国旗が出ていることがあります。そんなこともありました。
世界的、特にアメリカでも、2005年あたりにはモバイルWiMAXのバブルが発生します。こんな感じだったと記憶しています。
- モバイルWiMAXという新技術が登場目前である
- 従来の携帯電話とは話にならないほど高性能で低コストである
- 従来の携帯電話の桁の違うほど(十分の一とか)コストがかからない
- 光ファイバー並みの高速通信である(たとえば70Mbpsなど)
- ADSLより安い
- 高速移動しても使える
- 基地局一つで広大な範囲をカバーできる
携帯なんてオワコンで、2010年には世界中はWiMAXに覆い尽くされているんですよ、という夢のような話が広まっていました。
まあ、2012年の我々からすると、上記の「モバイルWiMAXの性能」は何言っているの?というものですね。ちなみに、日本のモバイルWiMAXは後述する通りに、モバイルWiMAXとしては優等生であるのに、です。
ただまあ、冷静に判断できる今となっては、そもそも普通に考えて何か話がおかしいですよね。ただ、当時はそういう冷静な意見ばかりではない時期がありました。
その当時は上記のような良くわからない話が飛び交うほどモバイルWiMAXへの期待が加熱していました。今となっては、何でそういうことになっていたのかよくわかりませんが。
◆クアルコムが怒り、モバイルWiMAXのバブルが崩れ始める
先ほど書いたように、そもそも最初はこうでした。
- FWAについて考える IEEE 802.16
- モバイルについて考える IEEE 802.20
IEEE 802.20(本来のモバイル)では、クアルコムと京セラ(iBurst)が次世代技術の標準化を行いつつありました。ここと、モバイルWiMAX関係者がトラブルを起こします。
以下、クアルコムの発表からの引用です(念のため)
クアルコム日本の発表(PDF注意)
http://www.qualcomm.co.jp/media/pdf/WEB_Vol_19_Jan2007.pdf
IEEE802.20の動向
2006年11月に、一時中断していたIEEE802.20技術の標準化作業が再開されました。この会合においては802.16eにてWiMAXを推進しているグループが多数のメンバーを派遣し、標準化作業を遅延させる行動を取っています。しかし、現時点では作業は順調に進み始め、今後の活動方針の提示が待たれています。
つまり、802.16委員会関係者が802.20委員会に入り込み、進行を止めたり混乱させるようなことをしたり、クアルコムによる独裁的な運営が続いていて不公正であると騒いだりすることがありました。そして802.20委員会は「活動の一時停止」状態になります。これは「前例の無い」ことで、異例な事態でした。
これが前例の無い非常識な妨害による結果なのか、クアルコムが前例の無い非常識な運営をした結果なのかについてそれぞれが言い合う形となりました。
そして、クアルコムが事あるごとにモバイルWiMAXを公然と攻撃するようになります。アメリカのCEOも事あるごとにこき下ろすようになり、日本でもこういうことになりました。
クアルコム山田社長、WiMAX陣営を「彼らはギャンブルに出ている」と批判
http://ascii24.com/news/i/topi/article/2006/09/06/664415-000.html
一方、説明会に同席したクアルコム・ジャパン代表取締役社長の山田純氏は、WiMAXに賛意を示している韓国サムスン電子社、米モトローラ社などを「携帯電話におけるインフラビジネスに脱落した人々」と酷評。
そして「モバイルWiMAXは欠陥技術である」という発表もされます。
本当にモバイルWiMAXでいいのか──IEEE802.20とモバイルWiMAXの大きな違い
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0610/30/news001.html
それに対して、モバイルWiMAX陣営は有効な反論ができませんでした。インテルの反論では、事実上欠点を認めるような(部分的にしか反論できない)ものでした。その点についても上記記事では記述があります。
次第にモバイルWiMAXは携帯を置き換えるものではなく、無線LANと携帯の間を補完する中間の存在であると言うようになり、先進国では失敗しても新興国では勝機があると言ったりするようになります。
◆日本での2.5GHz帯の獲得合戦(2007年)
世界的にはモバイルWiMAXのバブルが崩れ始めた後、日本では2.5GHz帯の割り当てが行われていました。
上記のクアルコムの指摘は2006年でした。そして日本での割り当て合戦は2007年に行われ、決着は2007年末となりました。しかし、その過程はこのようなことになりました。
- ドコモ モバイルWiMAX(2.5GHz)をスルー
- KDDI 以前からモバイルWiMAXのフィールド実験を行うなど積極的だったのに、モバイルWiMAX参入計画は慎重
- アッカ これからはモバイルWiMAXの時代、我々のエコシステムはもう動いています
- ソフトバンク これからはモバイルWiMAXの時代、他社に割り当てるのは不当である。KDDIは積極的ではないし、ウィルコムは変な規格を導入しようと言っている
- イーモバイル ほぼ同じ
- ウィルコム モバイルWiMAXではなくXGPの方がよいと判断しました
KDDIは実際に試して、これはちょっと不味いなと気がついていたのだと思います。なので、調子のよい発言はされませんでした。従来の携帯とのハイブリッドを主張したのもKDDIでした(つまりモバイルWiMAXは補完にしか使えない、と)。
ドコモはこの帯域争奪戦での存在感はほぼなく、スルー状態でした。もしモバイルWiMAXが脅威になるような高性能なものなら、ドコモが後ろ盾をしていたアッカを支援していた可能性がありますが、そういうことはありませんでした。
ウィルコムもモバイルWiMAXではダメだと判断してXGPを導入したようですが、資金が続きませんでした。
その他陣営はモバイルWiMAXバブルにそのまま踊らされているように見えました。2007年だったのですが。
獲得合戦終了後、イーモバイルの千本会長は、これからの時代はLTEになるのでモバイルWiMAXの時代ではないというような発言をしていたはずです。実は途中で本当のことを解っていたのでしょう。
私には、この獲得合戦は実質ババ抜きに見えていました。結果としては、危険な割り当てであることを理解している二陣営が獲得することになっています。
◆世界的なモバイルWiMAX陣営の崩壊と、日本のモバイルWiMAXの健闘
その後、世界的にはモバイルWiMAXからの撤退表明ないしは、そもそも導入されませんでした、が続くことになります。
時代は一気にLTEにシフトします。
2007年の割り当て合戦の際には、あちこちからこういわれました。
「時代はモバイルWiMAXなのに日本は遅れている。このままでは日本は世界に取り残されてしまう。」
ですがあれから五年たってどうでしょう?
なんとモバイルWiMAXが(それなりに)栄えているのは逆に日本だけになってしまいました。
KDDIはおそらく、モバイルWiMAXが問題を抱えていることを承知でサービスインしました。技術上の問題を表面化させないために、安定性を上げるために各種のデチューンを行うようなことまでして、慎重なエリア整備を行っているとみられます。
#この事実は逆に、その当時にモバイルWiMAXの批判をやり過ぎた人(モバイルWiMAXは悲惨なことになる)の主張も間違っている、という結果となりました
モバイルWiMAX陣営には、次世代のモバイルWiMAXが計画されています。次世代では性能の向上(速度など)だけでなく現行世代の問題点(欠陥)を修正してくるものだと思われます。
ただ、(少なくとも日本以外では)次世代のモバイルWiMAXが栄えるのはちょっと難しそうです。その理由としては、かつてモバイルWiMAX陣営が他陣営を攻撃する時に使っていた理由がそのまま使えてしまいます。
つまり、次世代モバイルWiMAXが多少高性能だろうと、世界中で大量生産されるLTE(TD-LTE)の基地局や端末の物量の前には、多少の性能差はほとんど意味をなさないはずです。そしてそもそも、LTE(TD-LTE)も進化をするわけです。
◆これからが正念場でもある
今後ですが、世界的にはTD-LTEへの巻き取りがどのように行われるかになるでしょう。敗戦処理の段階と言えましょう。
日本ではモバイルWiMAXが健闘していますが、一つ問題があります。ここまでのエリア整備でお金がかかりすぎている点です。
エリア整備が不十分では客も増えない悪循環に陥ります。ですから、果敢に(かつ上記のように慎重に)エリア整備をしたのには意味もありました。ただ、そのお金を返すあてがなければどうにもなりません。
一通りのエリア整備が済んだ時点で(現時点も該当すると思われます)、お金を使わないモードへの移行が必要となるでしょう。それはつまり、基地局整備の停滞を意味します。
そして、モバイルWiMAX(で2.5GHz)にしては頑張っているにせよ、結局のところエリア面ではまだ十分なわけではありません。まだまだあちこち圏外のままです。その上、これからはLTE陣営が本格攻勢に出てきます。まだ試練はここからだと思われます。
◆まとめ
- 「WiMAX」と「モバイルWiMAX」は別のものである
- WiMAXはもともと、固定した地点での通信(FWA)のために作られた
- モバイルWiMAXはWiMAXをモバイル用に魔改造したもの(魔改造をすると大抵ろくなことにならない)
- モバイルWiMAXができる段階ではWiBroとのトラブルがあった
- 今では信じられないが、2005年くらいにはモバイルWiMAXバブルがあった
- 今では信じられないが、2007年には日本でもモバイルWiMAXの獲得合戦があった
- 当時では信じられないが、世界的にWiMAXはオワコンになっている
- 当時では信じられないが、モバイルWiMAXでは日本が世界最先端である(ただし、ナンバーワンじゃなくてロンリーワン)
- 当時では信じられないが、次世代の勝者は圧倒的にLTEだった。
- 当時では信じられないが、LTEへの逆流はあっという間に終わってしまった。
- 今では信じられないが、日本は世界の流れに遅れている、日本は駄目だ、とか言われていた。LTEが正解ルートと思われますよ、という意見は少数だった(騒いでいる界隈では、ですが)。
- バブルはバブルと見抜かないといけない。今もきっと何かがバブル。
リアルタイムで「モバイルWiMAX」の浮き沈みを見てきた人にとっては、世の中の理解のための良い教訓となっているのではないかと思います。
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コメント
「LTEの補間としてのWiMAX」
というような使い方は、、、やっぱむずかしいのかな?
投稿: さじった | 2012/01/10 07:53
>LTEの補間としてのWiMAX
それならWiMAXを停波して、LTE(TD-LTE)に使った方がはるかに便利となるわけで・・
#いまさら停波も難しい日本はどうするんだろう?
投稿: >さじった さん | 2012/01/10 08:22
なるほど、そりゃそうだ。
・・・落としどころ、ってこと二なるのかなぁ。
いろんな技術、方式があって、
それぞれメリット・デメリットがあって、
かつ、それぞれキャリアが違って・・・
めんどくさいなぁ。
家の中では固定回線使って、音声はPHS方式で、
単体データは3Gで、テザリング時は高速回線で、
でも番号は一つで、お安めに・・・。
は、さすがに無理でも、
「好きな端末で好きなキャリア選択」
位はできるようになってほしいなぁ。
投稿: さじった | 2012/01/11 10:05
>一通りのエリア整備が済んだ時点で(現時点も該当すると思われます)、お金を使わないモードへの移行が必要となるでしょう。それはつまり、基地局整備の停滞を意味します。
これ実感あるんです。11月末までは2011年中のエリア展開予定だった私の家の周辺が、12月には2011年度中に伸び、今現在は展開予定すら無い状態になりました。
先行き不透明なんで、auのWiMAX付きのスマートフォンに変えようかと考えていたのを再考しています・・・
投稿: | 2012/01/20 18:57
auは、LTEが軌道に乗ったら、UQ-WiMAXを完全子会社化でもして、数年かけてWiMAXを停波して、LTE等の次世代技術に変えるってなことを考えてないのかな?
どんな技術でもいいけど、当面は増え続けるトラフィックをうまく分散する技術を投入し続けないと客が一気に逃げる可能性があるわけで。auのLTEは800MHz帯なので、ドコモよりも魅力的だけど・・・。ところで、LTEの次はどういうシナリオが考えられるのだろう?。幾ら高速になっても、現在、固定回線に流れているようなトラフィックがこぞって無線回線に入ってきたら、すぐに飽和する可能性もあるし。
投稿: | 2012/01/22 12:46
凄く面白い読み物として読ませてもらいました。
LTEとWiMAXの昔の記事から読んでいますが、
今回の記事でひと通り今までの顛末が理解できた感じです。
感想としては日本ってやっぱ変に凄い部分があるなあ
ということと、そのすごい部分がガラパゴスやら
揶揄されて、後々に禍根を残すのかなという感じです。
個人的にはガラパゴス悪くない、
imode嫌いだったけど時代としては必要だったぐらいの
考えではあるのですが。
今まさに動いてるバブルを見極めたいですね。
>LTEの補間としてのWiMAX
確かXGPがLTEとWiMAXの隙間を保管するものだと
アナウンスされていた気がします。
SBのXGPは別物らしいんでもう違うでしょうけど…
投稿: t09 | 2012/02/07 20:01
とても良くまとまった記事でおもしろかったです。
WibroもWiMAXも韓国が開発したみたいな記事が結構あって、うんざりした記憶がありますが当の韓国で流行らなかったのはびっくりしました。今、思えばいわゆる「法則」が発動したのかもしれませんねw
個人的な感想ですが、WiMAXは意外なほどに成功している反面、LTEは話を聞く限り評判ほど繋がるわけでもないし、速くもないし、安くもないみたいですね。思えばCDMA2000とW-CDMAの関係と同じなのかもしれない。規格と運用は別問題ですね。
投稿: | 2012/02/29 17:17
国際規格を売りにしたはずが、結局普及せず実質ローカルな規格になってしまいましたね。
実際、割り当てが2.5Ghz帯以上の屋内浸透が悪い電波なこともあって、携帯電話の代用にはならず、半ば半固定の限定的な使い方しかできないというのが現実だと思います。
しかし、当面は先行導入した強みが生きる面も多分にあるかと思われ、auあたりからWiMAX+LTE+3Gな端末が出てくれば最強なのかなぁとか思っています。
WiMAXも、もしかしたらWCPの中身TD-LTEなAXGPみたいな格好で、3世代目で中身がすり替わっていく、なんてことが起きたりするんでしょうか。実際、規格上両者は似た部分が多いですから。
投稿: | 2012/05/24 22:21