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雑:オーランチキチキ(オーランチオキトリウム)は前途多難だという話

執筆のスケジュール調整による、思いつきの投稿です。

代替エネルギーの候補として、通称「オーランチキチキ」という石油を作る藻が話題になっていますが、これについての説明をします。

可能性はあるにしても、前途多難であるという話です。

◆間違って紹介される

オーランチキチキ(オーランチオキトリウム)が話題になったのは、関西の某番組で勝谷さん、という人が紹介したためです。

その某番組(たかじんのそこまで言って委員会)は、一部からカルト的支持を受けている番組であったために、広く知られるようになりました。

そこでの紹介のされ方はこんな感じだったと聞いています(伝聞)。

  • 石油を作る藻が発見された
  • 日本のエネルギー問題はこの藻で解決し、日本は産油国のようになる
  • この藻を深さ一メートルのプールに入れて埼玉県くらいの広さで培養すると、石油を自給できる
  • 耕作放棄地の一部を使えばまかなえるので、広さ的には実現可能である

伝聞なので、数値などはいい加減だとは思います。でも、以下を読んでいただければ解るとおり、この話は細部数値のの意味があまり無いということで勘弁していただくことにしましょう。

以下、同じく私が知っていることになりますが、オーランチキチキと「上記のような話」について少し説明してみましょう。

◆オーランチオキトリウムは、そもそも光合成しない

上記のプランは、実は実行不可能です。

どうしてかというと、オーランチオキトリウムは、そもそも光合成しないからです。田んぼにチキチキと水を入れて太陽光を当てても増えないのです。

オーランチオキトリウムは、餌(水中の栄養分)を食べて油を作り出す微生物なのです。ですから石油を生産するというより「石油に変換する」藻と言えるでしょう。つまり、太陽光からエネルギーを取り出してくれるわけではないのです。

チキチキはこれまでに発見された藻の中では、画期的に油(石油)を生産する能力が高いのですが、しかしチキチキ君にはご飯が必要なのです。

つまり「エネルギー源を別途用意しろ」ということです。これにはガッカリではないかと思います。チキチキ君はエネルギー生産ができるわけではないのです。

◆光合成して油を作る藻は、他にある

では、最初に皆がイメージしたような、光合成で油を作り出す藻は無いのかというとあります。しかも、チキチキより前に発見されていました。

その名は「ボトリオコッカス」。

じゃあ、その藻を使えば大丈夫じゃないかと思えるかもしれません。しかしそうはできませんでした。そもそも、こんな性質を持った藻が発見されたら、直ぐに石油生産に使えるか試しますよね。

ダメだった理由は、コストがかかりすぎることでした。培養の技術開発な進むと仮定しても例えば一リットル800円などになってしまうことでした。経済性を無視すれば、石油を作る方法は他にも山ほどあります。つまり、それではいけないのです。

また、今は厳しいけれど、本格的に頑張って技術開発したらいけるかもしれない、と思えるところまで来ているのならば「長年の夢がかなうかもしれない、いくぞ~!」となりますので、現状では「これはまだ先が長い」という状態だということです。

オーランチオキトリウムが注目されたのは、ボトリオコッカスに比べて油を作り出す能力が圧倒的に高かった点でした。光合成はしないものの、圧倒的なポテンシャルを備えていた。もしかしたら、何かを変えてくれるかもしれないと。

◆ボトリオコッカスで苦労をイメージする

勝谷さん的なプランをボトリオコッカスで実行すれば石油が作れないんですか?太陽で自然に増える微生物を増やすだけなのに、安く作れないのですか?そう思うかもしれません。

まず、休耕田に水を張って培養するのは簡単ではありません。

「田んぼ」を頭でイメージしてみてください、あるいは、学校のプールなどでも良いかもしれません。

その田んぼで、コスト(手間)をかけずにアオミドロだけを大量に増やしてくださいといわれたらどうでしょう。とても難儀なはずです。簡単に他の微生物も増えてしまいます。また、アオミドロだけが増えたとして、アオミドロを食べる生き物が大量発生すれば終わりです。

難しそうなので、閉鎖容器で増やすことにしましょう。机の上に置けるようなサイズならば、楽しいくらいかもしれません。しかし、それではわずかな油しか作れません。

「埼玉県全部の大きさで深さ一メートルのプール」みたいなとんでもないサイズが必要になる計画です。そうなると、巨大な設備を作るのにも維持するのにも半端ではないコストがかかることになります。

ここまでの問題は何とか頑張って解決したとしましょう。その場合でも、培養して油を取り出す必要は生じます。

培養するためだけにも何もしないわけには行きません。例えば水を混ぜる必要がありますが、大量の水を混ぜるにはコストがかかります。また、培養後にわずかに含まれている油はわずかです。これを絞るためにもコストがかかります。絞ったあとのゴミの処理費用も必要になるかもしれません。

むろんこれらの研究開発は日々続けられていますが、どうにも大変な話です。

また、「油を絞る画期的な方法」が日本で発明できれば、チキチキ発見と同じように画期的な進歩となります。つまり、藻の性能だけがポイントとなる話ではない、ということも解ってきます。課題と可能性はあらゆるところにあります。

◆オーランチオキトリウムでのプラン

上記は光合成する藻の場合です。では、オーランチオキトリウムの場合はどうするのでしょうか?チキチキには何らかの餌(栄養)が必要です。

まず、オーランチオキトリウムを下水で増殖させ、結果的に下水中に含まれている有機物から油を作り出す研究がなされているようです。

しかし、ボトリオコッカスの苦労を再度イメージしてみましょう。下水で培養して油を搾り取るのはやはり容易ではありません。また、この種の試みの場合、結局は「何かで余ったもの」を食べさせて油に変換させるわけですから、どうしても隙間産業的になります。

他、油への変換能力の低いボトリオコッカスが光合成したものの油に変換していない栄養分をチキチキに食べさせ、二段階変換で油を作ろうという試みもあるようです。

油への変換能力は高いのですが、今度は何を食べさせるかが難しいのですね。

ともかくも、勝谷さんが最初に言っていたようなことは出来ないということです。

もっとも勝谷さんはその後、チキチキは太陽光では増えず、下水で増やしたりするものだということを知ったようですが。

いずれにしても、本来世間から注目されることの無かったであろう「石油を作る藻」の可能性(と過剰評価)を世間に知らしめたのは功績かもしれません。もし、藻の研究が正解ルートだった場合には、ですが。

◆まとめ

  • チキチキ(オーランチオキトリウム)は、油を作る能力は高いが光合成しない
  • チキチキにはご飯が必要で、下水から油を作る計画がる
  • 光合成で油を作る藻(ボトリオコッカス)があるが採算が取れない
  • 藻の大量生産は大変で、耕作放棄地でお気楽に、というわけには行かない
  • 油を絞る技術など周辺技術の改良もキーとなる

以上念のためですが、私が知っている程度をまとめたものですので、ご注意ください。

関連記事:

雑:これからは「榎本藻」、オーランチキチキ(オーランチオキトリウム)はもう古い?
http://firstlight.cocolog-nifty.com/firstlight/2011/07/post-83ba.html

雑:オーランチキチキ(オーランチオキトリウム)は、なぜ画期的か?
http://firstlight.cocolog-nifty.com/firstlight/2011/07/post-5f49.html

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コメント

今日のIHIの藻類に関するニュースは注目です

投稿: かず | 2011/07/08 13:54

コメントおよび情報提供ありがとうございます。

私も投稿してしばらくしてから、ニュースを知りました。

まるでIHIのニュースに悪い意味でタイミングを合わせたような投稿になってしまいました。

近いうちに、そのニュース(榎本藻)についても記事にする予定です。

投稿: ぶろぐ主 | 2011/07/08 20:52

実際に藻からのバイオ燃料開発に携った者としての正直な意見としては、実用化にはほど遠いものがあると感じました。

今回話題になっているオーランチオキトリウムに関しても、まだ研究所レベルの話であって、プロダクションレベルではないこと。理論上で物事を言うのは簡単ですが、実際の大量生産上において、藻を育て、採取し、油を摘出するという過程において、研究所出の理論がまったくもって通用しないのを感じる思います。

あくまでも「理論上可能だ」程度に話を聞いたほうがよいと思います。

投稿: | 2011/08/04 09:04

「光合成しないからダメ!」というのは、非常に短絡的だな考えだと思います。
植物等、光合成で有機物を作る他のものと組み合わせれば全く問題ないと思います。

何にでもメリット、デメリットがあります。
そのデメリットを見つけて、鬼の首を取ったように批判し、悦に浸ることがブログ記事を書く動機かもしれませんが・・・

投稿: S藻と | 2011/10/15 09:55

光合成するとは一度も言ってなかった様な気がしますが・・・震災で出た瓦礫などの有機物からと言っていたと思いますよ。加えて、密閉系で、無菌状態でないとダメだと言うことで番組としては否定的でしたね。

しかし、一つの資源課題として真剣に取り組むべき研究だと私は思います。

投稿: | 2011/10/23 10:45

「光合成すると言っていた!」と指摘しているのではありません。

投稿: S藻と | 2011/10/27 07:24

>間違って紹介される
別に間違っているとは思いませんし、勝谷氏が番組で取り上げるかなり以前から、少ないながら既に報道はありました。

ただ、筑波であるにも拘らず、関東メディアがほとんど報道もせず関西系の番組で話題を呼んだだけ。

それと、私は関東出身で関西在住ですが、某番組が「カルト的支持」を受けているとは思えません。むしろあらゆる情報を掘り起こして問題を提起し議論する姿勢は、今の「事なかれ主義」関東圏ではあり得ないメディアの姿勢で、立派だと思います。

関西から見れば、関東の人たちは「勝手にタブーを作り出しているメディア」に操られて、哀れだな。としか見ていません(同情の意味で)。

関東発の情報が関西で広がり、Uターンしなければその事実を殆ど知らされない事に、疑問を感じるべきだと思います。

投稿: | 2011/11/20 20:14

海藻原油は良いと思いますよ。

光合成か否かは、あまり重要ではないでしょう。
光合成は曇りが多いと育ちにくいし、エサが必要だと餌が少ないと育ちにくいし、双方にはメリットデメリットがあるでしょう。

人間生活から出る膨大な「汚水」やら農魚業廃棄物などが「エサ」になるのなら、オーランチオキトリウムも有望ではないでしょうか。

世界の化石燃料は、必ず早晩枯渇します。

一方で石油を用いた製品は、今や生活には欠かせない状態です。電気だけでは生活できないのです。

再生産可能な原油の「自国生産」への取り組みは、急務中の急務でしょう。

投稿: | 2011/11/27 19:07

>世界の化石燃料は、必ず早晩枯渇します。
なんとも茶番な発言ですね。
その情報はいったいどこから発信されたものですか?(笑)

私は40才ですが、私がガキの頃から石油はあと数十年で枯渇すると言われていますが、今でも同じように「あと数十年で」と言われていて、一体いつなんじゃい!?って感じですが。

そもそも石油があと何年って話は元をたどると石油メジャーが発信元のことがほとんどですよ。
つまり胴元が本当の埋蔵量を隠して胸先三寸でいくらでも言える状況な訳です。
何でそんなことをするかと言えば、簡単な話で希少価値があれば値段を吊り上げられるからです。

また、デカイ油田を発見したというニュースはなぜか(笑)数年に一度あり(もはや定期的といってもいいくらいか?)、まだ発見(発表?)されていない油田はまだまだあると今では考えられています。
また、技術革新により今まで採取できなかった深さの油田から取り出せるようになったり、採取するのを諦めた質の悪い油田から採取できるようになったりということもあります。

ですから「世界の化石燃料は、いつか必ず枯渇します。」は正しいですが、「早晩」とは言えません。
今やこちらの認識の方が知識人の間では一般的ですよ。
今時「早晩枯渇する」なんて言ってると、下手をすると石油メジャーの手先かよ!とか思われかねませんのでご注意を。

投稿: | 2011/12/20 03:23

2011/12/20 03:23
の方へ。

「早晩」という日本語は、

「遅かれ早かれ」という意味です。

2011/11/27 19:07

の方が言っているのは、
技術開発という営みの大切さだと思います。

石油メジャーの陰謀かなにか知りませんが、
知識人を気取るのはやめたほうがいいと思いますよ。

投稿: | 2012/01/04 13:30

2011/11/27 19:07の人へ

貴方が子供だったときと比べると、
現代の社会では、原子力や天然ガス、自然エネルギーの開発の成果として、
世界の石油依存は劇的に低くなっています。
(全エネルギー生産に占める石油のシェアが低くなっているということです。)
数十年で枯渇するという予測が外れたのは、そういう事情もあるのです。

投稿: 通りすがり | 2012/01/21 23:08

『まだ大丈夫』
だから、あわてなくても…
なんて言ってると、思わぬ落とし穴が空くものです。
いくらまだ掘り出せるなんて言ってても、
『ある』から安泰、というわけじゃないと思いますよ、この先。
今すべきことは、どんな不測の危機がやって来ても、安定したエネルギー供給ができるような未来を考える、という事だと思います。
出来るか出来ないか、速いか遅いかではなく、
今できる事を地道に進めていく事、そしてそれを応援していく事じゃないでしょうか。
前途多難?いいじゃないですか!
日本は昔から紆余曲折、いっぱい失敗を重ねながら、世界に通用する基礎科学を作ってきたじゃないですか!
学者、科学者のみなさん、頑張って!!

投稿: | 2012/02/14 15:55

現在の油田採掘による石油生産と比較して、代替手段となり得るかではなく、
あくまで補助産業的な位置づけで考えたほうが良いでしょう。

発電方法にも火力・原子力・地熱・風力・太陽光とさまざまあるように、
石油製造にも様々な手段があって良いと思います。

少なくとも今のように中東情勢の変動で石油の価格が激しく変動することは抑えられるわけです。

投稿: わわわ | 2012/02/22 00:05

榎本藻やNSXなどボツリオコッカス系の藻と併用すれば良いのでは?

投稿: ビバイン | 2012/03/03 21:07

搾って炭化水素(原油)にしたほうが保存性にいいですけど、搾らずに乾燥後直接燃やして火力発電し電気に変えるほうが効率がよさそうですよね。搾ったりする動力や工場が必要ないわけですから。
更に電気で行くのなら送電関連はそのままでいけるし電気自動車や電池に強い日本は有利で希望が持てると思いますよ。
できれば被災地でこの産業が始まればもう最高なんですけどね。
ブログ主さんの記事を読んで嫁がたいそう落胆していたので何かと読んでみてコメントしてしましました。

投稿: 関西人 | 2012/03/14 17:50

仙台で実際にプロジェクトが始まったそうです。
「東日本大震災の被災地、仙台市で石油を生み出す藻が、復興計画のシンボルになっている。環境浄化のコスト削減とエネルギー生産を同時に実現する全国にないプロジェクトだからだ」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120410-00000541-san-soci

投稿: 通りすがり | 2012/04/10 16:40

そろそろ日本もエネルギー自給に舵を取る方向に向かいませんかね、ミント政権じゃ(泣・・・やっぱ石原都知事にリダーシップ取っつて貰うしか無いのかね(^o^)v

投稿: 定番オヤジ | 2012/04/16 22:48

そこらへんの雑草を乾燥させて
火力発電で燃やせばいいんでない?

投稿: | 2012/04/23 18:23

オーランチオキトリウムについては昨年放送されたテレビで知っていましたが
その後の情報が無いか検索してこのブログを見つけました。
良い内容でしたし、コメントもそれぞれ熱い内容が投稿されていて大変勉強になりました。
ブログ主さんありがとうございます。

ここで私も一言所見を、日本は石油を輸入しての殆どの産業構造が構築されて
きました。それに比べて
例えばブルネイは確か産油国です。現在、原油輸出でととも潤い。彼国の国民は今、税金も無く学校も医療も全ての無料だといつかTVでみました。
私が思うのは日本も資源が自給自足か若しくは輸出出来れば彼国の様に
思っても見ない社会の制度が実現できるのではないかと言う事です。
確かに、オーランチオキトリウムは餌もやらなくてはいけない。
培養も大量培養には技術課題のハードルが高いかもしれない!
石油の抽出も大変かもしれ無い!
それでも、私は思うのです。国内で資源が安価に自給自足出来きて其れが
国内産業構造の基盤に出来るのならこんなに、日本にとって有益な物は無いと。
いま日本は東日本大震災が起きて原発事故も起きて想定外の事態に否応無く
向き合わなくてはなら無い状況の時代に突入している様に思えるのです。
だから日本が石油の自給国になって国内がハッピーになる。
と言うのも今後は想定外から言えば有りなんじゃ無いかと私は思いたいです。
難しい弱点は有るでしょうが個人的にですがオーランチオキトリウムの
商業化の応援を微力ながら行いたい物だとこのブログを読んで思いまた。

投稿: 此のブログ主さんありがとう | 2012/05/11 19:42

勝谷さんはなんで 調べないで…

投稿: あ、 | 2012/06/01 00:21

御存じないようですが、
オーランチオキトリウムが生成するのは石油ではありません
動物性脂肪の一種で、鮫の肝油の主成分でもある「スクアレン」です

オーランチオキトリウムWiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%AA%E3%82%AD%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0

…考えてみれば、動物(微生物)が生成する油脂は、動物性脂肪に決まってますよね

スクアレンは主に軟膏の主成分に使われる、と言うより他に使い道があまりない成分です
(ただし、鮫の乱獲のせいでスクアレンも枯渇の危機にあるようですが)

オーランチオキトリウムに関する記事(特に楽観的な記事)は、ほとんどがただ「油」と書いてあるだけで、「石油」とは一言も書いていません
こんな初歩の騙しに引っかかる人、Wikiをググりさえしない人が大勢いるのは、悲しいことです


投稿: 通りすがりのツッコミ屋 | 2012/06/07 20:07

http://www.hitachi-hri.com/research/keyword/k70.html

投稿: | 2012/06/29 12:18

調べもしないというのは同意ですが、Wikiをググるってのは調べるのとは違いますよ。
どこの誰が書いたか分からない文章なんて何の根拠もないですよ。(突っ込まれそうなので言っておきますが、参考文献が出ていても意味ないです。不特定多数が改竄できる状態なので。)

本題で、何を思って何を感じるかは自分次第ですけど、無理とか出来ないとかだけだと何も進歩しませんよ。
批判だけではなく代替案を出しましょう。批判だけなら小学生でもできます。
大人なら提案しないと。

石油が枯渇しようとしなかろうと安全保障上自国でのエネルギー獲得は有意義なことです。

投稿: | 2012/07/29 08:57

問題点があるから研究開発で解決しましょう、って話であって「問題点があるから実用は不可能です」ってニュアンスは違うかな、と思います。ま、「前途多難」であるのは事実なんだろうけど。

メタンハイドレードの方が実用化に近いのかな?

投稿: は | 2012/08/16 17:49

絶対これは何が何でも成功させないといけないですね
石油 Made In Japanだ

投稿: 名無し | 2012/09/18 10:02

光合成じゃないぐらい誰でもしっているかと思います
ようは汚水を流しこめばいんですよね?
というか汚水処理場にチキチキを使えばいんですかね

投稿: | 2012/09/26 09:46

荒れてますね。^^

日本海でシェールオイルも採掘されたようで、少し未来が見えて来そうですね。

日本人の欠点は、何でも、先生から教えると思っている事でしょうね。

なんでも、やって見ればいいんですよ。
どうせ、日本は穴に火がついてるんだから。

次世代原子炉でも、メタンでも、シェールでも、藻でも、芋でも、何でもやったらいい。
ダメな物は金引き揚げればいいんだから。

投資ってそんなもんでしょ。
100やっても1も当たらない確率なんだから。

思考停止した精神こそ、忌むべきですね。

投稿: | 2012/10/03 15:33

『限りある資源を、大切にしましょう!』

…みたいな標語だかCMだか、何十年も前の子供の頃に
耳にしていたので、“そういうもの”だと刷り込まれた。

しかし、じゃあ義務教育で教わった
【質量保存の法則】とは、なんだったんだろうと、
すっかり大人になった今でも不思議に思う。
(あ、ちなみに、私、義務教育までしか受けてません。。
大卒者様たちの難解な話は理解できないので、予め。)

物質は、化学変化を起こして、全く違う物質になる、
が、それは形を変えた(原子の結びつきを変えた)だけで
そこ(化学変化前)の質量は変わっていない、みたいな。

……あれ?っと思うけど、
どんなに賢い人も、何も言わないのが不思議でして。

資源は、枯渇するのではなく、
化学変化して、別の物質になって、
地球上には存在している、だから質量保存の法則、
と、私は理解しています。

だから、物質は、使ったらなくなるという発想が、
どうにも解せないんですよね。
姿は変えても、あるでしょ、なくなってないでしょ、と。

ということは、技術が進むべきは、
いかに化学反応を起こすかと、その組み合わせ表みたいな
(レシピ的な)ものの発見に注力すべきではないか、と。
【京】みたいなの使って、組み合わせのシミュレーション
とか。

CO2削減、みたいなのを「環境にやさしい」と言いますが
あれ、本当なんですか?
これも義務教育で習った時に、
確か、植物の生育にはCO2が不可欠だと教わりましたよ。
難しい化学変化の原理はわかりませんが、
単純に考えるなら、植物は、炭素を主成分に
生育するのでしょうから。
実際、観葉植物のお店とかで、
水草の生育促進用に「炭酸ガス」って売ってるし。
…あれ、原油って化石燃料とか言ってるから、
やっぱり古代の木々や植物が主成分なんじゃないかね。
炭素ね。
圧力とか、複雑な工程や経緯があるのでしょうが。

ある、私の好きな有名な故人も申しておりました。
「多数派は、その数が多いというだけである。
正しいかどうかではなく。」
ホントだなぁ~と思うのが、天動説・地動説。
当時多数派だった天動説は、民主主義的には、
多数決として「是」だったとしても、
理論的にも、物理的にも間違っていたわけで。
彼らの主張を支えていたのは、
それが正しいかどうかではなく、数が多かっただけ。
だからと言って、少数派が正しいとも言ってない。
この話はそういう理論ではない。

要は、それら情報のある中で、
「自分で考えてみる」ことの先に答えがあると思う。

投稿: | 2012/10/11 16:39

餌って言っても米やとうもろこしが必要なわけではなく、生活排水(糞尿)とか食品工場とかからでる有機産業廃棄物を餌にするわけだけど。さらに言えば光合成じゃないから安定して(天気が悪くても)いるわけで、1次をチキチキで作って2次排水をボトリオコッカス使うという方法で考えられているのでオイル生産+簡易排水浄化にもなるわけで3次の排水処理がだいぶコスト削減になるわけで、どこまで実用化可能かはともかく、あなたが知った浅い知識だけで不可能と断ずるのはどうかと、国から予算が降りれば現実的に実用可能なんだけどね。

投稿: よち | 2012/10/31 17:51

義務教育は受けたんならエネルギー保存の法則くらい習ってるだろ・・・

投稿: | 2013/01/19 01:13

結局のところ山にたくさん木植えて発電に効率よく使える研究がいい、シェールガスのように地底は基本 ガスでどこでもいっぱいらしい日本は岩が少ないからあまりないらしいが地球は広いよ。油田は一部が溜まっているだけらしい。

投稿: | 2013/05/25 15:44

>日本は穴に火がついてるんだから
->日本は尻に火がついてるんだから

 最初読んだとき、外国人が変な日本語つかってるなぁと思ったけど、最近の日本人は、、、ナンテ真相はいかに?

 尻があったら入りたいでしょ?
 屁ぇー、そうだったんか。

投稿: ワロタ | 2013/12/25 14:45

なんか読んでると、微細藻燃料のこと、ほんとみんなよくわかっていないみたいなんで、黙っててもらえますか?ってか、むしろいい加減なこと言ってないで、この事業に対して、出資なり参画なりして積極的に関わってほしい。

20年後くらいに実用化するのに向けて研究進んでますよ。

ただ、目下の課題は、オーランチオキトリウム「だけ」を培養する技術が確立していないということ。ユーグレナみたいな銅の容器に酸性の液体で、みたいな方法が確立したら即実用化です。複数の光合成する藻を使ってオーランチオキトリウムの餌を作ったり、生活排水からこれを培養したり、いろいろなプランは考えられていますが、研究室内ならいざしらず、タンクでは他の生物も繁殖してしまうのが現状。

オーランチオキトリウムが有力なのは「石油そのものを代替することができる」ことですね。こいつ絞った油でプラスチック作れるんです。

藻だけで発電する仕組みはドイツにありますね。ただ、実運用されているのを見ると・・・・・・まぁ、見てみてくださいませ。見た目が汚すぎて多分流通しないです。

投稿: | 2017/10/22 13:26

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