雑:タワーチーズバーガーは、あんまり「タワー」ではなかったが悪くもなかった
タワーチーズバーガー(五段)を食べたので、画像と感想などを投稿します。
予想とちょっと違ったのですが、でも意外と悪くもなかったという結論。
◆あえて前フリ
まずは「イメージ(期待感)」の共有のためにあえて説明。
タワーチーズバーガーとは、ロッテリアが期間限定メニュー(かつ店舗限定メニュー)として提供している「超多重チーズバーガー」です。
普通のチーズバーガーはパティの肉とチーズが一枚ずつ、「ダブルなんとか」のメニューで二枚化、このあたりが通常のハンバーガーのメニューです。しかしタワーチーズバーガーは、この発想をスケールアウトした限定商品です。
- 「肉、チーズ」×10の「タワーチーズバーガー十段」
- 「肉、チーズ」×5の「タワーチーズバーガー五段」
狙いとしては、料理としての合理性よりも話題づくり、味覚よりネタが期待される状況です。
なお、ビジュアル的なイメージとしも以下のようなものです。以下はロッテリアのニュースリリースの画像の引用で、店舗でもでっかいポスターとして貼られているものです。
http://www.lotteria.jp/topics/images/tw.jpg より
そびえたつ肉の山脈という感じです。ただ「※写真はイメージです。」とも添えられている画像ですが。
◆注文するものの
店では上記の画像ファイルがでっかいポスターになっていました。そしてレジの前に来て見ると、レジの後ろの「メニュー紹介の光っている部分」が
- 左側:二段や三段のメニュー
- 右側:五段
ネタとしては確実に中途半端感が否めない二段や三段をわざわざ注文させようとしているのは、五段や十段は予想以上に素人にお勧めできないものなのかと思えてきました。
というわけで、五段か十段の注文は決定。
しかし、十段は倒壊すると聞いていました。その場合散らかった肉を段階的に食べるだけになってタワー感がなくなってしまうのではないかと思ったので、今回は確実なタワー感確保のために五段を注文することにしました。
レジの脇で待たされることしばし、五段が出てきました。
あれっ?
店員は確かに「タワーチーズバーガー五段」と言ってトレーを渡したのですが、随分と高さがありません。二段や三段と間違えられた?
包装を解く前の感じでは随分と普通のサイズで拍子抜けです。むしろビッグマックなどの方が「高い」ように思えます。
店員の間違いではないことを確認するため、あるいは着やせするタイプの可能性を確認するため、中身を確認してみましょう。
「高さ」が予想とかなり違います。
段数を数えると(チーズの端っこの数を数えてみてください)、たしかに五段あることは解ります。
そういえば「※写真はイメージです。」と小さい字で書かれていました。
『確かにタワー、タワーという名前だが、今回まだその高さの指定まではしていない。そのことをどうか諸君らも思い出していただきたい』
◆食べる
タワーを名乗っておいて、出てきたものがこれではhyde感は否めません。
しかし思い返せばハンバーガーの写真詐欺はこれに始まったことではありません。例えば、マクドナルドのテキサスバーガーでも写真と実物の高さは随分違いました。
しかし逆に考えると、五段程度なら普通に食べられるメニューだったということです。異常な高さを楽しむのものではなく、実は普通に食べられるメニューだったということです。
では、発想を切り替えて食べてみることにしましょう。
食べようとすると、倒壊しそうになります。チーズで肉がすべるのかもしれません。なるほど確かに倒壊注意ですが、五段ではちょっと注意すれば問題はありませんでした。
味ですが、かなり賛否両論の分かれるところだと思いますが、アリの人にとってはかなりアリのメニューではないかと思いました。
ウェンディーズの「パワフルさ」が好きだった人や、マクドナルドはダブルクォーターパウンダーだ、と思っているような人には悪く無いメニューだと思います。
圧倒的な肉の存在感、そして、肉一枚ごとにミルフィーユ状にチーズが挟まれているため、かなり強力なチーズ感が味わえます。「強力なチーズ感」はウェンディーズやクォーターパウンダーを大きく超えているようにも思えました。
圧倒的な肉が好きな人には悪く無いでしょうし、ないしは「圧倒的な肉チーズ感」を求めている人には好みのメニューかもしれません。
一方で、通常のチーズバーガーを拡張しただけなので、肉とチーズの圧倒的物量作戦はともかく味の作りこみの点では大味だと感じました。限定メニューなので仕方の無いところだろうと思いますが。
私の印象は以下のようなものでした(時系列順)、
- ポスターを見た時点:なんだこの高さは
- 注文が出てきた時点:低い
- 食べる:これはパワフル系のハンバーガとしては悪くない
- 食べる:圧倒的なチーズ感が気に入った(ウェンディーズにチーズを追加できるオプションが無いのかと思っていたタイプ)
- 食べる:途中で味のくどさに若干疲れてくるが、幸いにして嫌になる前に食べ終わった(十段は止めておこう)
もしかしたら店が「三段押し」に見えたのは、三段ならば、従来のハンバーガと違う圧倒感を味わうことができ、途中でくどさに飽きない分量だからなのかなとも思いました。
◆まとめ
結論としては、ネタとしてはガッカリしましたが、予想外にもむしろレギュラーメニューとしてはアリかもしれないと思いました(ただし、五段が単品700円で高すぎる点を除く)。
※念のため:誰にもおすすめ出来る感じではないとは思いましたので、そこは注意してください。
また、チーズが溶けてくるので、持ち帰りは止めた方が良いと思います。店内ですぐに食べるべきだと思いました(食べている間にも溶けていった)。
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