「張り合わせケータイ」登場:ドコモから「Windows7+ケータイ」が発売される
ドコモの夏モデルでなにやら面白いな新機種が発売されることが発表されました。
「Windows7+ケータイ」な機種です。
「Windows7ケータイ」ではないところがポイントです。
つまり、ケータイと融合するのではなく「ケータイと張り合わせる」という新しい発想での新機種が登場することになるようです。
◆ドコモから「Windows7+ケータイ」が発売される
“F”のケータイと“7”なPCが1つになっちゃった「FMV LOOX F-07C」
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1105/16/news049.html
ドコモから「Windows7ケータイ」が発表されました。まず最初の印象としては「WILLCOM D4をケータイ側に寄せて完成品にしたような製品」ではないかと思います。
ですが、「ケータイ側に寄せる」作業が意外な方法で実現されていました。
- ドコモケータイと、超小型PC(Windows7搭載)が二個入りしたような不思議なハードウェア
- PC側は「Windows7」なのでPCの機能がフル動作
- CPUはAtom Z600(1.2GHz)
- メモリは1G
- 32GのSSD
- 4インチで1024×600、タッチパネル液晶
- トラックボールとフルキーボード搭載
- サイズはちょっと大きい携帯くらいのサイズ:61(幅)×125(高さ)×19.8(厚さ)mm/重さ:約218g
- 別売のクレードルセットで、外部ディスプレイ/マウス/キーボードなどと接続できる
- PC部分とは別にケータイ部分を内部に持っているので、ケータイとしてのフル機能を備えている(通話機能、オサイフ機能、iモード)
- PC起動中もケータイ部分は別途動作し続ける。
驚きのアプローチがとられています。
「Windows7」をベースにケータイを作ったのではなく、超小型のWindows7搭載PCと、普通のドコモケータイを同一のハードに同居させてニコイチ融合させた製品です。
ケータイ側は、「ドコモのF」のケータイの基本機能が普通に搭載されているようです。
一部紹介で「Windows7とSymbian OSとのDUAL」という説明があるのは、富士通のドコモケータイが内部的にSymbian(シンビアン)ベースで作られているためです。でも、スマートフォンとしてSymbianを用いているわけではなくて、普通のケータイが内部的にSymbianを用いているだけなので、適切な説明としては「Windows7とドコモケータイが同居」であろうと思います。
PC側のCPUの「Atom Z600」は、これから話題になるであろう「ARM vs Intel」の戦線で、インテルが対ARM用にスマートフォン向けとして作ったとされているプロセッサです。
現在のところ、ATOMでのARM側の陣地攻撃はうまくいっていません。今のところインテルは「Windowsが動く」だけでしか勝負できていません。実際、この製品も「Windows7」です。
WILLCOM D4がそうであったように、マシンパワーや放熱、バッテリー持ちの面でどの程度実用的なのかがちょっと心配なスペックではあります。PC側のバッテリー持ちはかなり不味そうだという話もあります。
PCとしてみた場合、非常に小型なPCとみなすことが出来ると思いますが、その反面、キーボードが小さすぎて操作できるのだろうかという心配もちょっとします。小さいフルキーボードに長年取り組んでいるメーカーでもないですしね。
よって、WILLCOM D4と同じく、実機を触って、実用性は大丈夫かチェックしてから購入した方が良いかもしれません。
また、どのような人が買うかですが、意外なところで画期的だと思うのですね。
仕事場のトイレでスマートフォンが、仕事場のトイレでこっそりPC、にグレードアップさせるという意味では画期的機種だと思うわけです。一部の人には、待望の機種でありましょう。
◆「張り合わせ作戦」の祖となる可能性もあり?
高度に完成された「日本式ケータイ」と、スマートフォンなどの「ケータイではないもの」との距離感をどうやって埋めるか、色々な取り組みがされています。
最近盛んな取り組みは、スマートフォン上で「ケータイ」の世界を再現する試みです。このとうな試みが出てくるであろう事は、スマートフォンが出始めの時期にも記事にしました。
スマートフォンを「ケータイ」の世界進出のチャンスにできるかも、という話
http://firstlight.cocolog-nifty.com/firstlight/2009/08/497-19f7.html
「なんちゃってスマートフォン」としてのケータイ
http://firstlight.cocolog-nifty.com/firstlight/2009/04/518-605f.html
「劣化ケータイ」としてのスマートフォンが登場するかもしれない
http://firstlight.cocolog-nifty.com/firstlight/2009/04/518-605f.html
しかしこの製品は、「両方とも別々に搭載する」という新しい技を繰り出してきました。「一台で二台持ちを実現」とでも言いましょうか。苦労して融合などしなくても、両方とも積んじゃえはいいじゃん、という新しい発想です。
もしこの機種が良い形で結果を残せたなら、もしかしたらこの機種は「張り合わせ作戦」の祖となるかもしれません。
また、「張り合わせ」は別に「ケータイと非ケータイ」で行う必要もないので、
「すべてのもの×すべてのもの」
がこの方式の候補として考えられることになります。
例えば、ブラックベリーとAndroidとケータイが張り合わせされている機種とか、ドコモケータイとAUケータイが張り合わされている機種とか、ウィルコム+ソフトバンクケータイの張り合わせとか、今後、いろんな反則技が見られるかもしれません。
#面白いと思った人は、コメント欄で「張りあわせて欲しいもの」を書き込んでいただけるとありがたいです。
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