512 携帯電話5月の純増数:これまでの通りだが、全体が減った
少し間があいてしまいましたが、アンケートもやりましたので5月の純増数について少し書いてみたいと思います。
時間が無いので短めの投稿。
◆まずは結果
まずは結果
DoCoMo 6万1700
KDDI 5万1900
SBM 10万5000
EM 6万7700
WILLCOM 1万5100 (PHS 7000)
ソフトバンクは今月も首位でした。先月とは異なり、危うさの無い数字です(数字上は)。
今月も「これまでの流れの通り」になりました。ただし、純増数全体が小さくなっています。もしかすると、純増が当たり前の時代がとうとう終わりつつあるのかもしれません。
では、投票結果と比較をしてみましょう。
SBM > DoCoMo > EM:10票 (21%)
SBM > EM > DoCoMo:17票 (36%)
EM > SBM > DoCoMo:13票 (28%)
EM > DoCoMo > SBM:1票 (2%)
DoCoMo > SBM > EM:1票 (2%)
DoCoMo > EM > SBM:4票 (8%)
正解は、「SBM > EM > DoCoMo」となり、一番人気が正解となりました。
◆全体が減っています
先月はソフトバンクがあわや一位ではなくなるところでしたが、今月は少し余裕ありでの一位となりました。先月の結果をうけて今月は用心したのかもしれません。
イーモバイルが二位でドコモが三位となりましたが、ほとんど差はありません。ただしドコモは強力な防御力を背景にした好調で、イーモバイルは新規参入の優位さを生かした好調さです。また、AUはそこそこ復調した状態が続いているようです。
ウィルコムについては、純増と純減の間を行ったり来たりを続けていますが、今月は純増になっています。
つまり、順位についてはこれまでと同じ流れです。しかし、純増全体の数字が減っています。純増が当たり前の時代がようやく終わりつつあるのかもしれません。
◆ウィルコムの「980円」の結果
ウィルコムは連休くらいから、旧型のデータ端末を月額980円で提供するキャンペーンを行っていましたが、今月の数字を見る限り、それなりには好評だったようです。
ウィルコムの数字は、
・ウィルコム全体で1万5100の純増
・PHSだけでは、7000の純増
月額980円で済む代わりに、4xのデータ専用端末になるというキャンペーンでした。
ウィルコム的には、今となっては微妙な感じとなってしまった「4xのデータ専用端末」の在庫処分をしつつ、不調なデータ契約の数を増やす作戦だったと思われます。
・安い:月額980円
・端末は今ひとつ感:4xのデータ専用端末
980円ですが、その一方で4xのデータ専用端末ですから、そもそも契約する可能性のある人が限られる面もありました。しかし結果としてはPHSだけでも7000の純増になっており、それなりには好調だったように思われます。
ウィルコム的には
・端末は在庫処分
・帯域は余っており、そもそもこのコースの契約者は帯域を多量消費しないはず
というわけで、コストがあまりかからないキャンペーンだったのではないかと思います(たとえばインセ大盛りのケータイ安売りなどと比べて)。
しかしながらキャンペーンが好評だったとしても、基本は在庫処分のはずですから売切れてしまえばそれで終わりです。よってこのキャンペーンをずっと続けることは難しいかもしれません。
XGPの立ち上がりまではまだしばらくありますから、ウィルコムとしては次のネタがまた必要かもしれません。
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コメント
ウィルコムの980円に関しては W-SIM端末なら音声向けのジャケットでも使えたりとなかなかお得だったみたいですね。
投稿: sy | 2009/06/09 22:38
AUはLOVE定額を始めるんだったら、980円プランなんか作れなければ良かったのにと思います。
それができないばっかりにSBM基本料にそろえるだけの価格改定だったはず。
できるんだったら(ホワイトの頃に)ノーマル基本料にオプションLOVE定額でよかったはず
投稿: . | 2009/06/11 20:29