513 携帯電話4月の純増数:SBMぎりぎりの一位
投稿する時間が取れなかったので、今ごろになっての更新です。すみません。
◆4月の純増数はこうなった
いまさらではありますが、投票をやったこともありますので、四月の純増数についての記事を書いてみたいと思います。
まずは結果。
ドコモ 8万9300
KDDI 5万7500
SBM 10万5400
EM 10万2800
WILLCOM -1万600
というわけで今月もなんとかソフトバンクが一位でした。
細かいところについて書く前に、まずは投票結果との答え合わせをやってみましょう。
SBM > DoCoMo > EM:32票 (51%)
SBM > EM > DoCoMo:9票 (14%)
EM > SBM > DoCoMo:3票 (4%)
EM > DoCoMo > SBM:3票 (4%)
DoCoMo > SBM > EM:13票 (20%)
DoCoMo > EM > SBM:2票 (3%)
正解は「SBM > EM > DoCoMo:9票 (14%)」でしたので、多くの人は予想が外れた結果となったようです。当たった人はおめでとう。
◆ソフトバンク、あわや首位陥落
先月までの流れと違うところは、イーモバイルが僅差で二位になり、もう少しでソフトバンクが首位陥落するところだったところです。
ドコモ・KDDI・ソフトバンクの三社については、三月の傾向と似た状況だと言ってよい状況ではないかと思います。端末がたくさん出る三月の数字を均等に後退させた感じとなりました。
純増したり純減したりを行ったり来たりしているウィルコムについても、「三月の数字を後退させたもの」という風に見ることも出来ます。
イーモバイル以外については大きくは3月の感じが続いているようにも思えます。
逆にイーモバイルは3月の数字が他社に比べてよくなかったものの、4月になっても数字が余り変化していません。12万→10万に減少したものの、他社と比べると小さな変化です。
イーモバイルはデータ通信、というか100円PCが中心なので、ケータイの三月特需が無かった代わりに四月の落ち込みも無かった、ということだったように思えます。
データ通信カードの純増はケータイとは違う傾向のならば、モバイルWiMAXの純増数やウィルコムの数字にXGPが寄与し始めた時にも同じような事がおこるかもしれません。
◆はじめてではない「ギリギリの首位」
イーモバイルは実に惜しい事をしたのではないかと思います。純増一位を奪っていれば大ニュースになっていたはずですから、あともう少しでもったいないことをしました。
ただ気になるのは、「もうすこし」で首位を守ったのはこれが最初ではないということです。
2008年末にもイーモバイルがもう少しで一位になりそうになったことがあり、その後にもドコモに近いところまで迫られた事がありました、そして今回もギリギリでかわしています。
前回イーモバイルが近いところまで迫ったときの数字です、
2008年10月
SBM 11万8400
EM 10万2500
ソフトバンクは他社の数字を詳細に調べていて(他社の動向はどのキャリアでも調べていますが)、何かがあったときには緊急の売込みを行ってギリギリでかわしている感じもします。
純増数というのは、ユーザからの評価だけが反映される数字ではなく、予算を突っ込めば(一時的には)増やせる数字でもあります。
逆に言えば無理に純増を増やすとお金が無駄にかかりますから、そういう意味で一番能率が良いのはギリギリで一位を続けることになります。
よって今月の数字は、かなりピンチだったという解釈も可能ですが、「じつにうまい」という解釈も可能です。
もしこれから「あと少し」でソフトバンクが長期間一位をキープしつづけることになったら、ソフトバンクの純増制御技術はかなりのものであるということになるでしょう。
あるいはイーモバイルが純増一位のニュースで世間を驚かせたいと考えているのなら(結構なニュースになるはずです)、事後対処では対応不能なレベルの「予想もしていないような大攻勢」をかける必要があるかもしれません。
◆「陥落させました」争奪戦
ソフトバンクの一位は永久に続くわけがありませんから、いつかは陥落します。
ソフトバンクが長期間純増一位であることが原因で、「陥落」のニュースは大きなニュースになるはずです。今後も純増一位が続けば続くほどそうなるはずです。
そして、一度陥落してしまえばその次の月からは、純増一位奪取の価値(話題性)は大きく下がります。
つまり、ソフトバンク以外のキャリアは、「陥落させました」争奪戦をやっていることにもなります。例えばドコモとイーモバイルがこの座を争っている、と。
またソフトバンクからすると、どのキャリアに、いつ頃に、純増一位を明け渡すのが一番マシな終わらせ方かを考える話にもなります。もうそろそろ純増一位をやめるつもりだったとしても、終わらせ方については考えないといけません。
◆減ってます/980円
ウィルコムですが、三月は小幅な純増だったものの、四月は小幅な純減となりました。純増と純減の間を言ったり来たりはいつもの事、とも言えますが。
おそらく相変わらずのことになっているはずです、
・データ通信ではどんどん不調
・音声定額では比較的好調
連休あたりから始めた「980円」は、こういう状況における「不調のデータ通信の対策」だと言われていますが、他にも
・XGP登場も控えているので、4xの通信カードを在庫処分してしまおう
という意味合いもあるのではないかと思います。今の時点でも微妙な感じの4xのカードですから。
ただ、「低速でも問題ないので、安くて、とりあえず広い範囲でつながるのがうれしい」という他社が満たせていないニーズに対応した商品を結果的に作ったようにも見えます。
案外と売れているのなら、激安ADSLが売れ行きを伸ばしているような世相だということもありますし、4xの最終処分セールどころか定番商品になってしまうかもしれません。
・XGP
・TypeG(8x)ないしはTypeAG、ないしは12xとか
・980円
ただ、こういう感じにするのであれば世間に広くあるはずの「980円のニーズ」に対応する積極的な新製品も欲しいところかもしれません。
ちなみに980円の効果があったかどうかは、ウィルコムの純増数が5月でしっかり戻っているかどうかで解るはずです(たぶん)。
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コメント
ウィルコムの純減は今後も続くと思われます、PHSからCORE3Gへと言う意味で
SBMの首位陥落は今月かなと
投稿: | 2009/05/18 19:25
まさかの絶不調auが
「au版Love定額」で、首位陥落の座を狙える位置に上がってきたか?
首位どころか2台目需要まで消滅できたら
「収穫期に入りますた ウマー」とか言ってた某社とか涙目というか白目。
一方そのころクロサカさんちでは
http://japan.cnet.com/blog/kurosaka/2009/05/23/entry_27022568/
・・・みなまで申しますまい。
投稿: . | 2009/05/25 19:36