ソフトバンクのフェムトセル計画が炎上している、という記事
記事本文が読めない(引用が難しい)ので、情報の所在について少し。
◆ソフトバンクのいわゆる「フェムトセル」の計画が遅延
日経コミュニケーション 2009/01/15号
ニュース解説3
都心部のトラフィック対策は断念,1月中にも郊外エリア対策から開始
http://bizboard.nikkeibp.co.jp/kijiken/summary/20090122/NCC0526H_1388352a.html
ソフトバンクモバイルが2009年1月中にも,超小型基地局「フェムトセル」の商用化を予定していることが明らかになった。まずは郊外のエリア対策用として導入を開始する。ただし,計画当初の狙いであった都市部のトラフィック軽減用途は,現状では運用が難しいと判明。都心部の展開は2009年後半以降に持ち越しとなった。
「フェムトセル」と呼ぶものは2009年1月中にスタートするけれども、「みんながこういうものをフェムトセルだと思っていたもの」については、計画が暗礁に乗り上げている模様です。「郊外のエリア対策用」は、つまり安い基地局の一種に過ぎない感じになります。
言い過ぎになりますが、以前からの表現になぞらえると、今度は「なんちゃってフェムトセル」とか「自称フェムトセル」かもしれません。
本来イメージされていたようなもの、都市部の家庭で配置されてネットワークを分厚くするような目的の「フェムトセル」については、「2009年後半以降に持ち越し」だそうでして、この感じだと実はまだ導入の目処がたっていないような気もするわけです。
フェムトセルで基地局網をパワーアップという話、うまく行っていなくても意外感はあまりありません。フェムトセルに何の可能性も無い、というようなことは思っていませんが、ちょっと過剰評価に過ぎていると思っていたので。
ソフトバンクの基地局網は大丈夫?
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コメント
常識的には
フェムトセル→トラフィック対策
マクロセル →エリア対策
に用いるものだとおもいます。
郊外(エリア対策?)にフェムト??
イミがわかりません~
http://www.asahi.com/national/update/0128/SEB200901280009.html?ref=rss
電波法もわかりませ~ん
投稿: TT | 2009/01/28 21:14
>郊外(エリア対策?)にフェムト??
電波が薄い地域では、スポット的に電波が届かず不感地帯が出来るので、その対策かと。
基地局を打つにがコストが見合わないのでしょう。
投稿: けむ | 2009/01/29 00:07
>電波が薄い地域では、スポット的に電波が届かず不感地帯が出来るので、その対策かと。
あーなるほど。そゆのは(得意の)中継局とかでは対応できないものなのでしょうか。
トンネル内とかはレピータとかだと思うんですが・・・
投稿: TT | 2009/01/29 00:58