どうやら、iPhoneは速度規制がされるようになったらしい
iPhoneに速度規制がされるようになったようなので、その件について少し。
◆iPhoneが夜には100kbpsくらいしか出なくなったらしい
8/11(月曜日)からどうやらiPhoneが速度規制されるようになったようです。例えば火曜日は、
・18時くらいから規制開始
・規制中は100kbps程度しか出なくなる
・25時ピッタリに規制解除、突然速度が出る状態に回復する。
前の日も同じような現象が発生したことと、両日ともに25時で突然速度が回復していることから、まあ速度制限なのでしょう。
公式の発表が何も無い事から、これは
・これはユーザを大規模に巻き込んだ「テスト」
という失礼な事が行われたか、
・なんか凄いやばい事になりかけたので、緊急スイッチを押した
のかもしれません。
規制に気がついてしまった人は、相当お怒りのようです。100Kbpsはさすがに規制しすぎのように見えるようですね。
ただ、少しだけ速度制限してもおそらく「あんまり効果が無い」ので、ここまで速度を絞らないといけないんじゃないかとも思います。
考えてみてください、例えば500Kbpsに絞ったとしましょう。すると多少遅くなります(もともとの速度がそれほどでもなくて全く影響を受けない人も多いでしょう)。しかし、利用者はこれまでと全く同じような事をしようとして、主に待ち時間が増えるだけになります。利用スタイルには影響を与えません。
ということは容量的には結局同じような負荷がかかったままだということになります。
利用者の行動に影響を与えるレベルまで規制すると、「やろうと思っていたことを諦める」ようになるので、そこから一気に規制の効果がでるようになります。たとえば今回の規制で動画の再生などを諦めた人は多かったはずです。
今回の規制はお怒りの方が居られる一方、規制がなされている事に気がつかなかった人(言われてから気が付いた)もおられるようです。これは速度規制が妥当なラインだったという証拠にも思えます。
まず、HSDPAの電波が来ていないところで使っている人にはさほどの速度低下感ではなかったようです。
また、ウェブブラウズやメール程度で利用している場合には、広い意味での「許容範囲」でもあったようで、今日はいつもより何か遅いな程度で済んだ人もいるようです。
ただ、ネットでは不満を持った人ばかりが意見を書くので、こちらの意見はあまり出てこないでしょう。
おそらく、動画再生的な利用を諦めさせ、テキスト主体的利用は一応ちゃんとできる足切り点がこのあたりの速度だったのではないかと思ったりもします。
やっぱりiPhoneは怪物級のパケット浪費端末のようです。そして怪物の力を封印してを普通の端末に戻す速度ラインは、100kbpsくらいになってしまうのではないかと。
もしそうなら、「夜は利用スタイルを切り替えて使ってください」というのがソフトバンクからのメッセージと言うことになりましょうか。
規制されて困った方の利用者の方は、「これはちょっとやりすぎた規制のテストだっただけ」で、明日からはここまで規制は無いことを祈りましょう。そういう可能性もありますから。
また、iPhone以外の電話機でSBMを使っている人は、iPhoneを規制しないと電波のパンクに自分も巻き添えになってしまう瀬戸際になっているということかもしれません。こういう人も、自分は部外者だとは思わない方が良いでしょう。
AUの規制の行方も含めて、今後どうなるのか気になります。
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コメント
auといいiPhoneといい、パケット大量消費ユーザは解約してくださいと言いわんばかりです。
PHS以下の速度とは。何のための3Gでしょうか。
「パケ定+高速通信」でウィルコムから(無謀に)客をぶん取りながら、調子が悪くなると、これで嫌なら出て行けではあんまりです。
まあこれでユーザも負担が解約料だけなら結構なんですが、たいてい今は端末ローンがもれなく付いてくるのだろうし。
解約もできずに、PHS以下の携帯電話をぶら下げる日々が続くのでしょうか?
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/080813/its0808130652000-n1.htm
社長自ら「ぜひ買ってほしい」と呼び掛けるそばから制限するとは。
投稿: TT | 2008/08/13 23:32