612 アッカがイーアクセスの子会社になった件と、両社の憂鬱
更新にちょっと間があきました。
ちょっと前の話になりますが、アッカがイーアクセス(≒イーモバイル)の子会社になった、という件について。
◆経緯とか
ちょっと前になりますが、アッカがとうとうイーアクセスの子分になってしまいました。
イー・アクセス、アッカと業務・資本提携 - アッカを子会社に
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/08/01/012/
この件については2008年の正月過ぎくらいから揉めていましたが、結局こういう結末ということになりました。
・2007年末 モバイルWiMAX騒動(イーモバイル落選、アッカ落選)
・2008年正月過ぎ 千本会長が今度は突如アッカの経営陣への糾弾を開始
・その後 アッカはこれに抵抗、アッカは千本会長の要求をはねのける
・千本会長敗北
・かと思いきや、7月末に子会社になっちゃったらしい
千本会長は、アッカの経営陣は無能で株主に損失を与えていると言い出しまして、当時の経営陣の退陣およびイーアクセスから送り込んだ人に経営を掌握させなさい、ということを突然言い出します。また、これに先立って、2.5GHz帯で落選後に下落したアッカの株をイーアクセスは買い増ししていました。
アッカはこの要求を拒否しまして、対決になります。時期の迫った株主総会に向け、株主の委任状争奪戦になるかに見えましたが、他の大株主が千本会長に同意しなかったようで、この戦いは千本会長の負けとなりました。
この時には、千本会長は「アッカの乗っ取りを意図していない、アッカの株主の事を考えての事だ」「イーアクセスが保有する株式の株価が下がったのでやむを得ず行動した」と強調していましたが、結局今回「子会社化」を行っています。以前「決してやらない」といっていたことをやってます。
よって、やっぱり当時からアッカの植民地化が目的だったのではないかと思います。
この件については記事を書いたりしましたが、結局簡単に振り返ると
・アッカ:無能
・イーアクセス:野蛮
アッカはどうも大丈夫には思えなかったのですが、しかし千本会長のこの件でのやり口のダメさはその上を行くものに見えていました。少なくとも、提案が本当にアッカ自身のためになるのかどうかは怪しいように思えました。
私には、アッカが新体制になって「ちゃんとする」のが一番良いのではないかと思っていました。ただ、アッカの新体制が数ヵ月後に出した結論は、千本会長の元に下るという判断でした。これが今回のニュースです。
◆ADSL陣営は不安
今回のニュース、アッカの現体制や方針を割とそのままにして穏やかに手を握り合うというようなことを言っていますが、おそらくそうはなりません。企業が別の企業に吸い取られる時には、大人の事情で最初はこういう風な事を言うのが通例なだけははずです。アッカの関係者にとっては、これから試練の時がやってくるかもしれません(部署にもよるはずですが)。
こうなったそもそもの背景には、「ADSLが先細り」ということがあります。そしてさらには「(日本の)ADSLはそもそも変な商売だった」ということもあります。
世界中でADSLのような商売をしているところでは将来に不安を感じているところが沢山あります。WiMAX陣営が世界中に広めた「無線が有線に取って代わる」という話(おそらくそうなりませんが)もそうですし、光ファイバに取って代わられるという不安もあります。
また、光ファイバ時代になっても光ファイバに商売変えが難しいのは、ADSLが「既存のインフラに寄生しているだけ」とも言えるためです。日本で考えてみますと
・加入者宅からの回線 NTTが敷設した電話回線をそのまま借りているだけ
・その回線を受けるところ NTT局舎内の場所を借りて、そこにモデムを置いているだけ
・その先の基幹回線 ここもNTTから借りていることが多い
・ADSLモデム 買って来るだけ
結局、国がNTTに強制解放させた設備をそのまま借りるだけで出来る商売だったということです。よって、ADSLは通信の商売でありながら自前でインフラ整備をしなくても良いという変なことになっていました。
ぬるい状況であるともいえました。ただ、ソフトバンクはそんなぬるい状況で超攻撃的なシェア拡大戦略を取り、日本のADSLで首位に立ちます。
ちなみに、無線が有線にとって代わるという話の方はどうも怪しいです。有線の容量に無線で太刀打ちするのはとても難しいからです。速度だけを見て「有線はもう古い」と言っている人は、容量の問題を全く理解していません。このあたりは過去の記事を参照ください。ただ、このあたりはあまり良く理解されていません
◆両陣営の不安
イーアクセスやアッカも、ADSLが先細って行くことへの不安がありました。加えて、不安を煽るような事を無責任に言う人も沢山居ました(無線で有線が滅びるとか)。
イーアクセスがイーモバイルとして携帯電話事業に参入したのは、ADSLが下り坂になることを見越してのことでした。アッカが何かいろんな事をしていたり、モバイルWiMAXで手を挙げたのも同じ理由でした。
アッカにとってはADSLの次を探していたものの、どうもうまく行かない状態が何年も続いていました。とどめがモバイルWiMAXのふがいない落選でした。千本会長が気にいらなかったように、アッカにはどうもグダグダ感がありました。ただし、結果的に「変な新事業で大勝負に出て滅びる」という最悪の決断もなされていません。
イーアクセス≒イーモバイルは、携帯電話事業に新規参入をしましたが、今のところ超赤字のままです。しかも、商売として安定しないうちに次世代の足音まで聞こえてきてしまいました。千本会長からすると、もうちょっとぬるい業界に進出したつもりだったと思うのですが、孫社長が突然の買収やホワイトプランなどで大暴れした結果、随分と厳しい状況になってしまいました。
ただ注意すべきは、両社とも「ADSLは今のところちゃんと儲かっている事業」ということです。今のところは、お金を生みつづけているのです。
私は周辺の状況も併せて考えてですが、当初より、「イーアクセスの狙いはアッカの植民地化」であろうと見ていました。
イーアクセスは簡単に言うとこういう事になっています
・ADSLでは儲かっている
・携帯電話では超赤字(まだ全然儲かっていない)
ADSLの黒字を携帯電話に流し込んでいるというわけです。
そしておそらく携帯電話で予想以上の苦労をしており、携帯電話事業のためのお金が足りなくなってきているのではないかと思います。で、今回子会社化したことで「アッカのADSLを資金供給源に追加」することが出来ます。まあつまり、植民地です。
また、両社が合体する事で二重になっている設備を一つにまとめたり出来ますから、現在の両社のADSLがそれぞれ別個に生み出しているお金よりも多くのお金を供給できるようになります。つまり、合理化による収入増もあるということになります。
ただ、合理化するということはたいていにおいて「誰かの人生がおかしくなる」ということでもあります。アッカの中の人は大変なこともあるかもしれません。
千本会長の頭の中は「ADSL→携帯電話」のはずです(実は携帯電話がもう取り返しのつかないことになっている場合を除く)、よって、イーアクセス+植民地アッカは、携帯電話事業で全力勝負すべきでそれ以外は蛇足ということになるはずです。よって、アッカの「諸事業」も切り捨てられるのではないか、と思います。それが、新体制では合理的だからです。
◆もし間違っていたら?
アッカはまだ将来どうするか未決断の状態でした。ADSLの他社よりも遅れをとっているのも事実でしょうが、後出しでより正しい選択肢を選べるというメリットもありました。よって、自分で未来を選ぶ方法もあったはずです。
またイーアクセスについては、携帯電話への新規参入が本当に正しかったのかまだ判明していません。
人によっては、イーモバイルにはもう将来など無いという人も居ます、つまり負け戦決定であると。今行われているのは単に滅びの時期の延長に過ぎないと。
また、もっと悪いことを言う人になると、そもそもウィルコムへの私怨で行動していて、あまりちゃんと考えていないという人も居るようです。実はイーモバイルの千本会長は元々はウィルコム(旧DDIポケット)で社長をやっていましたが、追放されたという過去があります。イーアクセスを作ったのはその後のことです。
正直、ドコモとAU以外は全て難しい状況になっていると思いますし、前も書きましたが、私怨なんかで行動する人が大企業のトップができるはずがない(あるいはそんな間抜けなことを許す組織があるとは思えない)のですけれども。
ただ、イーモバイルからすると今さら自分で退場するわけにも行かないでしょうから、「アッカが新しい財布になってくれる」というのは無条件で歓迎のはずです。アッカやアッカの中の人にとってそれが幸せなのかはちょっと怪しいですが。
個人的にはアッカにとって良い結末ではないが最悪な結末でもないようには思えます。また、アッカが「全く新しい形態の通信事業者」になって我々に新しいサービスを提供してくれる面白い存在になってくれる可能性もあったはずで、これがなくなってしまったのは残念です。いかにも部外者の意見ですが。
子会社になったのは、ある意味妥当な結末でもあるとは思うのですが、随分つまらない結末だな、とも思います。
もし仮に、イーモバイルが大炎上した場合には、こう言いたいと思います。
「アッカは間抜けだったが、とりわけ最後の判断(子会社になったこと)が一番間抜けだった。」
◆他社への影響
アッカは以前から関係のある他社と組む事でイーアクセスへ対抗をしていました。
・NTTつながりでのドコモ:HSDPA回線を借りる
・NTTコム:遠縁ながら親戚関係
・ウィルコム:ウィルコムのADSL回線はアッカから借りている
今回の件でまず、NTT系の資金は引き上げてゆきました。これでNTT一族ではなくなりました。ただ、ドコモの回線は借りたままですし、ウィルコムのADSLはアッカのままです。ちょっと変な状態になってしまいました。
イーモバイルからすると、ドコモの回線よりもイーアクセスの回線を使ってくれということになって、ドコモのMVNOのサービスは急速にフェードアウトして消えるかもしれません。また、逆にこれを逆手にとって、嫌がらせ的にアッカ経由でもドコモ回線を借りるような事になるかもしれません。
ややこしいのはウィルコムのADSLです。
一応ですが、ADSLを自前での提供に置き換えるなんて事も出来なくないはずです。ウィルコムは音声定額のために、一部のNTT局舎に直接回線を引き込んでいますが、ここはADSLの接続点にもなるからです。それ以外にも「容量に優れる次世代PHSでADSLを置き換える」ということを早期に画策する方法もあります。
もっとも、大した契約数ではないのなら、単に捨て置くような気がします。双方が。
◆イーモバイルのほかの可能性
他の可能性としては、イーモバイルがアッカを操り人形にして「2.0GHz帯の割り当てに立候補させる」ということも考えられます。
特に、1.7GHz帯での事業が大変な事になっていて、パルプンテが必要な場合にはそういうことをするかもしれません。ただ、逆にいえば、普通に判断するのなら、2.0GHz帯で手を挙げるのはナンセンスに思えます。
アッカがもし、2.0GHz帯で手を挙げるようなことがあった場合には、何かしら変な事が起こっていると見たほうがよさそうです。何らかの理由で馬鹿な判断が下されたか、イーモバイルがもう手遅れになっているかのどちらかです。
また、今後のようなところを少し書くと、
少し前まで言われていたほどにはADSLの将来は暗くない、ということは両社ともに気がついているはずですから、ADSLをもうちょっと大事にして、ADSL事業者としてやってゆくのもありでしょう。もう、イーモバイルはフェードアウトさせるくらいの勢いで。
また、モバイルで勝負をするのならこうするしかないでしょう。
・アッカの今すぐ金にならない事業は全滅させる
・アッカのADSLは新しいお財布
・1.7GHz帯での携帯サービスに専念し、そこにお金を使えるだけ使う。
なんで「1.7GHz帯」と限定しているかというと、他の帯域に手を出すとお金が余分にかかるからです。ソフトバンクの「なんちゃって基地局」の人が、「ドコモの三分の一でインフラ整備しないとダメだ」と仰っていましたが、同じような事情がイーモバイルにもあります。投資効率を最大化しないといけません。
そもそも1.7GHz帯はFDDで、割り当て作業中の2.0GHz帯はTDDです。周波数どころかいろんなものが不統一になります。
結局、1.7GHz帯での第三世代のみに徹するしかないわけです。LTEすら微妙です。このあたりはまた改めてしっかり書きたいと思いますが。
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コメント
ウィルコムが好きなのはいいでしょう。行き過ぎてソフトバンクやイーアクセス(あるいは孫さんや千本さん)が嫌いになる思考回路も理解できます。皆さん大体そうなるようですしね。
しかしあなたは自分の感情が事実認識をゆがめていることに気づいていますか?結論ありきの議論で、事実とははるかにかけはなれていますよ。例を挙げれば、アッカの売上や利益の規模はいくらですか?携帯事業の財布になるような規模でしょうか。そもそも携帯事業はいくらかかるのでしょうか。数字や事実を見ずに自分の考えたいように考えているから、数字を少しでも見ればとても言えないような結論になってしまうのです。
ADSL事業にしても、それほど楽な事業なら、なぜ数社しかメジャーなプレーヤーがいないのですか?なぜ他社は破綻したり、数十億集めながら事業開始ができなかったりしたのでしょうか。ウィルコムがADSLをやっていたら、あなたはきっとADSLを貶めるようなことは言わず、むしろ素晴らしい事業だと言うでしょう。
おそらく書いたことを理解いただけないと思いつつ、ADSLに関わったことがあり、現場の大変さもよく知っているので、どうしてもぬるいなどという言われようは我慢できませんでした。それに、実際ADSLは大変な事業なのですが、事業の価値は楽かどうかではなく、事業のもたらす結果です。グーグルがコンピュータで楽しんでいるだけだから検索事業に価値がない、などということはないはずです。ヤフーBBがなければ、ピューピョロローというのが何年も続いたし、今の光回線だってもっとずっと高かったかもしれないのです。それが理解できていれば、悪口をいう目的以外で、あんな書き方ができるはずがないです。
あなたやあなたが好きなウィルコムの人たちが頑張っているように、他の会社の人だって社長だって頑張っているんです。個人のブログだから好きなように言いがかりをつけていいじゃないかというならもう何も言えませんが、多少なりとも事実に即した内容を書こうと思うなら、もう少し客観的に、あるいはもう少し想像力を膨らませて書いてみてはどうでしょうか。
投稿: 看過できない | 2008/08/06 06:35
↑
具体的なこと何も述べてないね。
具体的な数字を自ら挙げていないというのもなんだか。
少なくとも見ることを強要されているんじゃないのだから、それこそカ看過したらいいと思います。
もしくは抗欝剤の処方をしてもらうとか。
投稿: その割りに | 2008/08/06 23:03
最初のレスの人へ:
反射的にレスなさったのだろうと思いますが、投稿主の意図したところは随分と違う事になっているなと思ったので、補足の説明をしておきます。
・ADSLの件
まず、ADSLの話を出したのは、ごく基礎的な説明のためです。
世間では例えば「どうして孫社長はADSLであれだけの革命をやったのに、何故同じ事を光ファイバーでやらないんだろう」と思っている人も居られます。予想もされていないかもしれませんが、このブログを読まれている人にもそのような人はいるようです。
まずそれを説明しないと、光ファイバーに移行するのは難しいということが伝わらず、そうしないとADSL陣営が「次をどうするか」で困っていることを解ってもらえません。
実際、この記事を書く前に、説明をしてほしいというご意見も頂戴していての執筆でした。
「ぬるい」というのはそういう全体の構造のつもりでした。例えば、孫さんが苛烈な値下げ攻勢をしていたので、その内部での競争は大変だっただろうとは思います。まあたしかに、この点はもっと明瞭に書いたほうが良かったかもしれません。
現場は大変だったというようなこととは別のことであるとお考え下さい。
自分で光ファイバーを引いたりして、自分で設備を揃えて通信事業に参入する、というのとは随分と話が違ったということを説明したかったのみです。ぬるいというのは、ある尺度における難易度が(ADSL)<<(光ファイバ)というような意味において「ぬるい」のだということです。
さらに言い換えるのであれば、ADSLがぬるいのではなくて、光ファイバが参入困難過ぎるだけかもしれません。
::
また、ADSLの波がなければ日本の通信事情は違ったものになっていたであろう、とは私も思っております。公が支配しているものを民に配るにあたって混乱のような事もあったとは確かに思っていますが、だからといって公が抱え込んだままでよかったなどとは全く思っていません。
比喩としては強すぎる気もしますし変な例ですが、ロシアの民主化で言うと、国家統制経済のままでは確かにとても困った、だけどオリガルヒを称えろと言われても困る、というのが私の感想です。
・アッカの件
私は「もっといろんな事をしている会社がある日本を見たい」と思っていたので、アッカが全く新しい事をする未来に少し期待もしましたが、同時にアッカはどうもダメだと思っていました。
ですから、結局のところ今回の子会社化は「妥当な結末の一つである」と私は思っていますしそう書いています。
2008年の頭の件については私は良い感想を持っていませんが、これは反感を買う方法で行動を起こしたように見えたからです。私には誰の得にもならないように見えました。実際、うまく行かなかったではないですか。
もしもっと穏やかに「アッカさん、我々はもういっしょにやってゆかないと立ち行きませんよ?」と公の場で話を切り出していたならば、反応は随分と違ったのではないかと思っています。私も違う記事を書いたに違いありません。
反感が多いのは、こういう余計な事が多すぎる印象を持っている人が多いからでしょう。
「妥当な結末の一つである」というのは、アッカも共にイーモバイルに将来を賭ける、というのも理にかなっているのだろう、ということです(ただ、最後まで他所頼みで情けない、もし仮に今回も外れくじだったらどうする気だというのが、皮肉っぽい記述の部分です)。
記事はそういうことを書きたかっただけです。
投稿: ブログ主 | 2008/08/07 00:32
また読みにきましたアッカのADSLにお世話になって
いるので興味津々。
ワイマックスが始まっても、うちはADSLのままだ
と思います。新しい事は費用がかかるので。
また、次の記事もたのしみです。
孫さんの「なんちゃって基地局」って笑えました・・・!
投稿: 昼寝 | 2008/08/07 00:45
>もしくは抗欝剤の処方をしてもらうとか。
ここっていつもこういう病んだコメントつきますよね。ブログ主さんもそうとうひねくれた人ですから気が合うのでしょうか。
投稿: dd | 2008/08/07 02:21
ひねくれているとわざわざ言うあなたもいかがなものかと思いますがね。
そもそも、筆者の文章は確かにいきすぎた表現が見られますが本人もコメントされているように、通信業界内での比較をされているにすぎず、それをおもしろおかしくかかれているにすぎません。もちろん、そんな筆者のスタイルを全くご存じない方が見られることが考慮に入っていないことで、誤解を生みかねないのは間違い有りませんが、それを持ってひねくれているというのはいかがなものかと思います。
そもそも、ネットでは口の悪いコメントは日常茶飯でそれとブログと関連づけること自体がナンセンスかと。確かに「抗鬱剤」については明らかに問題のあるコメントだとは思いますが。
投稿: | 2008/08/07 07:22
rbbtoday
http://www.rbbtoday.com/news/20080801/53273.html
ADSL再編がなされたら孫社長はYBBを千本氏に売ってもいいよ、と思っているのでは?という記事ですね。
現実にそうなってくるとイーアッカにもまだ目があると思います。
記事の結びのほうはインフラの分離・・・SBM副社長のbrogでの論と同じ意見かな、と思います。
NTTインフラの分離となったら、生き残りのためNTTコムがウィルコム買収でもいいんじゃないかなw
ウィルコムの中にそんなドラスティックな判断する人がいない気もしますけど。
投稿: TT | 2008/08/09 13:27
僕もNTTcomとwillcimがくっつののがいいんじゃないかな~なんて(勝手に)考えてます。
もちろん、前提にNTTcomのNTTグループ離脱が必要ですが。(じゃなきゃドコモが黙ってないでしょうがw
地上インフラのNTTcomと無線インフラwillcomのタッグはなかなかいい勝負ができるのでは!少なくとも今現在の勢いだけのソフトバンクよりは行けそう。ま、ソフトバンクが足元固めてきたらわかんないけどw
よくよく考えたら、前身の親会社のDDIも長距離キャリアでNTTcomも長距離+αのキャリアってことは、willcomは長距離キャリアにとことん縁があるな~
投稿: Nakatoshi | 2008/08/09 17:31
有線網と無線網との幸福な関係はどんなんでしょうか。考えて見ました。
前提
①無線網ではみんなが100M通信なんてできない(シャノンの法則ってやつ?)
②有線網は容量以外にモバイルに対して優位性がない
それぞれの欠点を補って、優位点を利用するならば、解のひとつは「遠隔操作」かな、と思っています。
家の有線(PCやサーバ?デジタル家電?)をモバイル機の一機能(アプリ的?)のように楽チンに使えたらいいかも。
大容量のダウンロードや負荷ある処理などはホームでやらせ、閲覧・使用の現場としてはモバイルでという感じ。
この場合、ADSLと光の間に、優劣はないように思えます。
またモバイルでの使用感(サクサク度?)がホームの機器の増設(ユーザ側)や通信インフラの増強(キャリア)など端末外の条件で変化しそうです。
使用感、フィーリングというものがよりシステム全体のことを指し示すものに変わるかもです。
投稿: TT | 2008/08/10 12:13