602 WILLCOM D4 が(実質)大幅値下げされる
WILLCOM D4 について実質値下げが発表された件について書きます。
◆5万9300円+大容量バッテリ標準化+nicoあげます
「長時間バッテリをもれなく配ります」の時も思いましたが、D4 については、WILLCOM らしからぬ素早い対応が続いています。今度は実質値下げです。
「WILLCOM D4」に大容量バッテリー標準搭載モデル
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/41496.html
ウィルコムおよびウィルコム沖縄は、「WILLCOM D4」に大容量バッテリーパックを標準装備する「WILLCOM D4 Ver.L」(WS016SH(B)P)を9月4日に発売する。「Microsoft Office 2007」を非搭載とすることで価格が下げられ、ウィルコムストアでのW-VALUE SELECTにおける一括価格は9万7700円、W-VALUE割引後の実質負担額は5万9300円となっている。
このほか、「WILLCOM D4 Ver.L」か「WILLCOM D4 Ver.L」アカデミックパックを購入し、「新つなぎ放題」のオプションである「話し放題」に加入したユーザーに、PHS端末「nico.」(WS005IN)の本体がプレゼントされるキャンペーンが9月4日~9月30日の期間限定で実施される。
実質負担額で、6万円を切る価格になったようです。三万円程度の値引きになりました。
一括支払いの場合
・9万7700円を支払う
・毎月の料金が1600円割引になる。
よって、3880円-1600円=2280円/月 でデータ通信が使い放題になります。
分割支払いの場合
・最初に8900円を支払う
・毎月の料金に+2100円の24回払い
よって、3880+2100=5980円/月。
結局そうなっちゃったというか、大容量バッテリが標準装備になってしまっています。
今回の値下げで犠牲になっているものは、Office2007が無しになっている点です。人によってはこれは許容できないダウングレードかもしれませんが、しかし、Officeはともかく2007は嫌いだという人も結構いますし、OpenOffice入れときましょうということで済ませる人も一方で居そうです。
また、話し放題オプションに同時に入った人(+980円でウィルコム同士話し放題になるオプション)には、音声端末であるnicoまでプレゼントされるようです。ただ、プレゼントされるのは本体だけでD4とはW-SIMを差し替えて使うようです。W-SIM的には正しい使い方かもしれません。
差し替えが面倒ですが、配りますから電話としても快適に使ってくださいということのようです。
逆に従来品と比較すると
従来品の良いところ
・MSOffice2007が入っている
・標準バッテリと大容量バッテリが両方とも貰える
ということになります。また恒例になっているアカデミックパックもやるようです。
学生・教職員が購入できる「WILLCOM D4 Ver.L」のアカデミックパックが9月11日に発売される。「スーパー大辞林3.0」や「リーダーズ+プラス V2」など11コンテンツを収録した「デ辞蔵スペシャルパック」がmicroSDカードで同梱される。価格は「WILLCOM D4 Ver.L」の通常版と同じ。
◆今回は妙に対応が早い
D4は発売してからまだ少ししか経っていませんが、どうにもいろんな事が既にありました。
まず発売前にバッテリの持ちが悪いという話題がたくさん出た事に対して、発売前に「全員に大容量バッテリをプレゼントします」という事前対応がされました。この件については記事にもしました。
次いで発売後にマシンを眠らせている間の消費電力が大きいことが話題になりましたが、その件については無償修理(無償アップデートと言っているようですが)を行っています。
そして今度は値下げと大容量バッテリーの標準装備化、nicoをオマケにつけることまでやってしまいました。
これらの件について発売前に解決しておいて欲しかったような気もしますが(ので本来必要ない、失敗のフォローを褒めているような形にもなりますが)、どうもウィルコムらしからぬ素早い対応です。
◆また続きはありうる
D4にはまだこういうことが起こる可能性があります。
・WindowsXPへのダウングレード対応
発売前からこの話題はありますから、もしかするとオプションとして選択可能になるかもしれません。
・頭金0円
今回の値下げでも、いわゆる「0円」にはなりませんでした。しかし、将来そうなる可能性がありそうです(かなり先になるでしょうが)。
・TypeGないしはTypeAGへのW-SIMの対応。
最大通信速度が二倍になる、ないしは四倍になることがあるかもしれません。
・クレードル関係のプレゼント
・寝ている状態での着信対応化
つまり、WindowsVistaフォンとして使えるようになる基礎が完成する可能性です。
・次世代PHSとのセット販売
W-SIM形状は無理でしょうが、外付けか何かで
他にも色々な可能性があると思います。
今回の値下げも予想していなかったので、これからもまだ何かありそうな気がしてなりません。
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コメント
D4購入者の多くが新規加入者じゃなく、既加入者だったと仮定します(その可能性のほうが高い気がしますし)
すると今回のタダnicoというのはどういう影響を持つのでしょうか?
機種変購入であれば、前機種がジャケットフォンの場合、
・nineあるからイラネ→譲渡・転売、市場に出回る。
・しろロム携帯と同じだから割賦なしで「定額通話できる」
2900円とSBM980円+月々の割賦代金の比較。
通話料も含めたら、タダ電としてはタダnicoがお得??
D4の巨体の影で、まんまと0円ケータイを作ってしまった?
2代目需要の格好の端末。
2年縛りが付いていないトランシーバ携帯はまだ他社もやっていないであります。
SBMのケータイにトランシーバ以上の魅力を感じている人以外はどうぞ(あっちの2年ごろしの期限が切れるころまで続いて欲しいものですが)
等々、都合よい予想をしてみました。
投稿: TT | 2008/08/27 00:15