だそうだ「WILLCOM D4の大容量バッテリ差し上げます」
少しだけ、
もう少しで発売される「WILLCOM D4」ですが、もれなく大容量バッテリをプレゼントする事になったそうです。
◆らしからぬ
この思い切った対策には皆さん驚いているようです。
「WILLCOM D4スペシャルプレゼントキャンペーン」の実施について
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2008/07/08/index.html
なにかというと、(7末までの)購入者全員に対し、「標準の三倍の容量をもつ大容量バッテリ」を無料で差し上げるという発表です。
この迅速にして思い切った対応、ウィルコムらしくないような。
また、大容量バッテリを急遽そんな数を用意できたことにも驚きました、もしかしたら「いつになったらとどくんだー」ということになるだけかもしれませんが。
標準のバッテリでは、公称1.5時間しか持ちませんでした。
大容量バッテリは、バッテリのサイズが大きくて装着すると多少重く分厚くなってしまう代わりに、標準の三倍の電力があります。つまり、公称4.5時間。結果としては、他のモバイル製品と遜色ないバッテリ持ちになりました。
スリムなままで持ち運びたい人には標準バッテリを、長い時間使いたい人は大容量を、もっと長時間使いたい人は両方持って歩こうということになりました。
D4についての主要なつっこまれ点は
・バッテリ
・マシンパワー
・回線速度
こんなところでしょうか。キーボードが気にいらないとか、ポインティングデバイスが気にいらないとか、重さとか、ホカホカが嫌だとかもあるでしょうが。
このうちマシンパワーについては、動作するデモマシンを使ってみた人の多くは許容範囲内だと判断したようでした。また、XPへの入れ替え版などの提供をしたりすればこの点はさらに対処可能でしょう。
個人的にはXP版があったらXP版を選んでしまいそうな気もするのですが、ただ、Vistaの余計なものを全て停止させた状態と、XPを入れたマシンとではあまり差が無いのではないかという気もしたりしなかったりします。
回線速度については、現行のW-SIMのx4でHSDPAではない第三世代と同じ程度の速度が出ています。さらなる速度向上については8xのW-SIMやTypeAGのW-SIMがそのうちに出ることなどを願いましょうか。
バッテリについてはマシンの使い方次第で持つ時間はかなり変わるはずで、実際に使ってみてどうなんだろうなとは思っていました。思ったより持つなという人と、全然持たないという人が両方とも出そうだなと。
しかし、今回の思い切った措置によって、バッテリ持ちで文句を言える感じではなくなってしまいました。これで、競合する可能性のある製品との差異が無くなってしまったからです。大容量でもバッテリが足りなかったとして、それはもうD4固有の問題という感じでは無いので。
さらには、大容量バッテリを標準装備にしていた場合には「割と分厚いかも」とか言われていたはずですが、それも言われずに済みました。標準バッテリ装着時の薄さの印象のまま、バッテリ持ちの懸念を除去してしまいました。マジックかもです。
また、バッテリを二つ提供することで、バッテリを交換する習慣が皆さんにつくはずですから、販売からしばらく経つと「バッテリの売上」が通常の商品より増えるようになるかもしれません。
発売まであと数日ですが、この時点でのこの措置、実は最初から全て計算していてタイミングを見計らってこの話を出して全て問題なしにしたかのようにすら思えます。
#発売日直前にうろたえて対処しただけだと思いますが
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