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625 6月の携帯純増数:ドコモ↑AU↓全体では↓

携帯電話の六月の純増数(六月の間の契約者数の増減)が発表されましたのでそれについて少し。


◆まずは結果

まずは結果の一覧。

ドコモ 8万4200
AU 1万2000
SBM 15万8900
EM 4万7700
WILLCOM 900

まず今月がいつもと違うのは、AUが二位ではないことです。純減こそしていないものの、ドコモに抜かれてしまっています。またドコモですが、結構な健闘をしています。また、一位は今までどおりソフトバンクです。

イーモバイルは先月とおおよそ同様な感じに思えます。ウィルコムは今月は文字通りの微増となりました。


◆「買い控え」じゃなかった?

今月のもうひとつ気になる点は、全体の純増数が少ないことです。およそ30万です。一年前は40万は超えていたはずですから、全体的に減っています。

前月も全体の純増数が少なく、その理由としては「新機種が一斉発表されたので買い控えが起きた」なんていうことが言われていました。しかし、今月になってもあまり回復していません。

とくに、新機種による買い控え効果があったとして最大の効果があると思われるドコモについても、先月6万900で今月は8万4200と、新機種効果はあるように思えても買い控えというよりも全体の純増が減っているように思えます。

また、携帯各社ともに通常の携帯電話による契約以外が増えています。いろんな機器に組み込まれる形で利用される通信モジュールの数です。市場が開拓されて拡大しているとも言えますが、音声が飽和しつつあるとも言えます。

しかも現在、二年縛りや家族縛りが横行していて仕方無しに二台持ちしている人も結構居て、数が不自然に増えているところもあるはずです。そろそろ純増を当たり前に考えるのは終わりに近づいているのかもしれません。


◆AUとか

AUは純増数的にはここしばらく減速気味です。本来厳しい状況である筈ながら、純増数的にかなり無理して頑張っているように思えるドコモに追い抜かれています。

しかし、AUは純増数では追い抜かれているにしても、順調に儲かっています。世間的な勢いのイメージと違い、過去最高益のような状態になっています。AUはあんまり無理をせずに儲ける事を優先しているようにも見えます。会社の本務は利益をあげることですから、実はそれで正しいのかもしれません。

ただ(これも以前に書きましたが)、AUは戦略上の意味がある「3000万契約」の死守はするとは思います。というのは、3000万で「新規帯域を要求する権利」を得ているためです。何かあったときに「帯域下さい」と言える状況は守らなければならないだろうからです。

よってもしかすると、減るのは困るけれど沢山増えようとはしない、まるでウィルコムのような純増数の推移をするようになるかもしれないなと思ったりします。

イーモバイルは何となくそこそこ感な数字です。数字上はAUを越えましたが、イーモバイルは現契約者数が他のキャリアに比べるとほとんどゼロに等しく、解約数の効果が無視できる状態なので、他社との直接比較はどうもやりにくい数字です。

長期的に考えるとイーモバイルはもっと増えていなければなりません。しかし、現状を踏まえると、契約者の獲得に巨費を投じるのも適切にも思えません。明らかなばら撒きをやっていてこの数字ならば正直不味いはずですが、お金節約モードを続けつつこの数ならば、まあそこそこなのかもしれません。


◆ウィルコム

ウィルコムについては減るんじゃないかという気もしていたので、減っていなかったのはちょっと驚きでした。今月は超低空飛行でした。

WILLCOM 03 は6月中に発売されていますが、月末なのでそれまでの発売待ちとの効果を考えると微妙なところでしょう。WX320Kを店頭であまり見なくなっていますし(これは良くない事だと思います、むしろKRの方が要らないと思います)、HONEY BEE も全色揃っていないのをよく見たので、どうかなと思っておりました。

WX331K(HONEY BEE)が安定して売れているからなんでしょうか。

これから本格的に新しい端末が出てきますが、7月以降が果たしてどうなるかというところです。

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コメント

>AUは戦略上の意味がある「3000万契約」の死守はするとは思います。というのは、3000万で「新規帯域を要求する権利」を得ているためです。何かあったときに「帯域下さい」と言える状況は守らなければならないだろうからです。

以前書いていながらしっかり指摘できていなかったのですが、3000万加入というのは3Gに対する条件で、
auの3G(1x以降)はあの時点でも現状でも達成していない(あと2か月かかりそう)です。その時のコメント↓
http://firstlight.cocolog-nifty.com/firstlight/2008/04/699_sbmau3000_c333.html#comments
ちなみに6月末時点でSBMは1500万加入、ドコモは4500万加入を達成したので
3G帯域幅の条件が今ある800MHz帯も含むとすれば、
下手をするとこの2社が東名阪1.7GHz帯の残りを獲得するのではないかという気がしています。
ちなみに条件が出ていたリンク先http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060315_2.html

投稿: 匿名(まだ仮) | 2008/07/15 02:19

なるほど。
では死守ラインは3000万+αですね。

しかし、1xならば「機種変」してもらうことでも巻き取れますから、新規のみに頼るよりはたやすい状況かもしれませんね。

投稿: ブログ主 | 2008/07/15 07:31

先日 官報を見ていたところ、7/18の号外分に
ドコモに対して3つ目の東名阪バンドの割当てに対する告示(?)が出ていました。
ネットではデータが見られなくなっているので、詳細の表現は覚えていませんがおそらく間違いないのではと。

投稿: 匿名(まだ仮) | 2008/07/31 02:46

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