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5月の携帯の純増数:ウィルコム純増、携帯各社は揃って減速(そろそろ飽和?)

携帯電話の加入者数の五月の純増(つまり利用者の増減)が発表されました。

というわけで少し執筆します。


◆まずは結果

まずは結果を

ドコモ 6万900
AU 7万2400
SBM 17万3700
EM 5万1500
WILLCOM 1万1200

ウィルコムが純増に復帰しています。後は概ねこれまでどおりですが、AUとソフトバンクの差が開いてドコモに追いつかれそうになっていることと、そしてなにより「全体的に純増数がかなり減った」のが特徴でしょう。

全体的に数が減った件については、端末の買い控えという解釈がなされているようです。そういえばここしばらくの間に携帯三社の新端末発表会がありました。しかし、「端末の買い控え」というのは、典型的な「原因探し」の結果にも思えます。

つまり、(その人にとって)解せない数の不調があったとしてその原因を考えようとしたときに、新端末の発売待ちなんじゃないだろうかという「原因を発見」してしまうような感じです。携帯三社の場合については、この理由で納得できてしまう期間が年間を通じて結構あるために、どうしても理由とされがちです(しかし、本当に買い控えである場合もあるはずですから、難しいところです)。

というわけで、買い控えだという解説はよく見るのですが、私は別の理由なんじゃないだろうかと考えていますが、これも何ら根拠のある話ではありません。市場の飽和の効果がとうとう出てきたのかな、と考えたりしています。もし、これからしばらくこういう感じが続くのなら、市場の飽和か、この分野の消費自体が落ち込んだのが原因と考える方が良いと思います。

また、AUがドコモに接近してしまっています。これについてはAUが不調というよりも、ドコモが無理をしているように思えたりもします。

イーモバイルについては、解約の効果を無視できる契約者数でCM打ちまくりにもかかわらず、わずか5万増に留まっています。考え方によっては相当な不調です。しかし、初期費用が高いなどの点から、イーモバイルは攻撃的な売り込みよりも消耗しないことを優先しているようにも見えますので(妥当な判断に思えます)、これはこれでよいようにも思えます。

もう一つはウィルコムの復調が今月の違う点です。

ウィルコムが復調した原因の一つと考えられるのは、HONEY BEE(WX331K)の好調さです。HONEY BEEは発売されてからずっと好調でしたが、先月の時点でまだ純減でした。よって好調だとは言っても効果は限定されているのかなと思ったのですが、初期のHONEY BEEの品薄状態が(多少)解消されたと思われる今月の発表になると、しっかり純増になっています。

良い感じで改良されているWX320Kをベースにして作りこんであるので、使いはじめてからの不満なども少なく、売ってからも手のかからない端末ではないかと思われます。よって、長期的にも安定した純増に貢献する端末になるかもしれません。短期的な純増よりもむしろこちらの方が重要な点かもしれません。

おまけにWX330Kも順調に売れているようですから、ウィルコムのWX320K系改良機はこれからも出つづけるかもしれません。もう少ししたら出る事になっている京セラのW-SIM機や年末の全部入りなども全部同系統かつ同手法でのコンセプトを作られるのではないかという気がしてなりません。まあそれで何も問題ありませんけれども。

さて来月は、
・全体の純増の減速が続くのかどうか
・ウィルコムは復調を維持するかどうか
このあたりでしょうか。

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