3G iPhoneは安いのか高いのか解らない件について
更新に間があいてすみません。
まずは少しだけ更新します。
◆高いのか安いのか
iPhoneについて少し書きます。
予想を外してしまいました、という件についてはすでに記事にしましたが、その後、ジョブス師匠からの公式発表がありまして、それに関して少し書いてみたいと思います。
色々とつっこんで書きたいのですが、情報を全て追えていないので(ブログの更新が止まっていたくらいですから)、ちょっとだけ。
やすい?
iPhoneには山ほど噂がありまして、新しいiPhoneにはこれまでになかった○○に対応しています、という話が沢山あったのですが、基本的には従来のiPhoneを3G対応させたもの、となりました。
中には、モバイルWiMAXに対応しているなんていう噂もごく一部であったようです(これはさすがに「そんなわけがない」)。モバイルWiMAXは事あるごとにこういう話題が出ますね、そういえば700MHz帯の時もそうでしたし。
ただ、予想以上に安かったという点は意外だったようでして(そういう予想はあまりなかったはずです)、一般のニュースなどでも「安い」という部分は妙に取り上げられていたようにおもいます。安い方(8ギガ版)が199ドル(二万ちょっと)、高いほう(16ギガ版)が299ドル(3万ちょっと)でした。
iPhoneは結構「お金のかからない作り」になっているようでして(原価が安い)、それを世界向けに量産しますし、ジョブス師匠は製造元には厳しい値切りをやっていると思われますので、この値段になっているのではないかと思われます。
日本で一体何円にするのか知りませんが、ジョブス師匠が発表した値段を大幅に逸脱した値段にはしにくいはずです。端末代で稼ぐのは難しいかもしれません。
高い?
孫社長はiPhoneをホワイトプランで提供したいといっていまして、これを世間は「気前が良い」的に歓迎しているようですが、正直なところiPhoneは音声通話主体の端末ではありません(あるいはそういう使い方はもったいない)。問題になるのは、パケット通信を使った場合の料金です。
で、どうやら普通のパケット定額の料金ではなくて「スマートフォンの料金」が適用されてしまうようです。どういうことかというと、上限料金が1万1000円くらいになるって事です。まあ高いですね。
iPhoneはiPodTouchがそうであるように、「閲覧」は快適にできます。何かをぼーっと見るのは快適にできますが、難しい事をしようとしたり、能動的なことをしようとするのは比較的苦手なようです。いわゆるスマートフォン的な感じではないかもしれません。
利用面で言うと、パケットを多量に消費してしまう端末だということです。海外でもiPhone利用者は他の端末よりもパケットを大量に使っている傾向があるようです。
あるいはそういう使い方をしないと買った意味が無い端末であるとも言えます。パケットを使わずに使う方法もありましょうが、そうなるとiPodTouchを買えば済んでしまいます。
通常のパケット定額が適用できてしまうと、おそらく鬼のようにパケットを使って網に負担をかける人が続出する端末になるのではないかと思います。そして、ソフトバンクのインフラには余裕がありません。
またそもそも、従来のスマートフォンよりもパケットを使うと予想されますから、ソフトバンク的には「スマートフォンの料金」は当然で、特別料金にしなかっただけ気前が良いということかもしれません。
苦情の発生を予想
パケット料金が上限に到達するような使い方こそ、この端末の正しい堪能の仕方ではないかと私は思います。また、アップルは「思わずそういう使い方をしてしまうような端末」として作っているのではないかと思います。ただ、そうなると毎月の請求が一万円を越えてしまいます。
また、玄人しか買おうとしなかったスマートフォンと違い、iPhoneはむしろ素人中心に売れるはずです。玄人はこれまでのスマートフォン料金の事を知っていますが、素人は知らないことが多いと思います。
よって、「利用料金が高すぎる」的なことを言われたり、定額じゃなくて大丈夫だろう→超音速でパケ死、という騒動がある気がします。
ドコモ
また、網に負担をかける端末であるからこそ、混雑に強く、HSDPAが完備されているドコモの網で使うべき端末にも思えます。
もしかすると後日ドコモからiPhoneが発売された場合、ソフトバンクで使う場合とドコモで使う場合の利用感が全く違う、とか言われるかもしれません。ドコモとの速度差がありすぎて。最悪、ソフトバンクの網ではiPhoneの能力は寸止めになる可能性もあります。
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