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北米WiMAX:スプリントはさらに苦境、赤字がさらに拡大

ブログを更新する時間がちょっと厳しいので、短いバージョンでの投稿にします。

スプリント1-3月期、契約者の流出続き赤字拡大
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCDU7587.html

スプリント・ネクステル(NYSE:S)が12日発表した1-3月期決算は、最も大きな収益源である長期契約者の解約が続いたことから、赤字が拡大した。

だそうです。新CEOは努力なさっているようですが、低落傾向はまだ止まらないようです。

日本でもわかりやすい問題点を挙げてみると、たった三ヶ月で契約者数がかなり減っているようです。つまり、純減がかなり激しいということ。それだけではなくてARPUも減ってしまっているようです。

スプリントの後払い契約者数は110万人減少し、前年同期比1.5%減の5280万人となった。後払い契約者の1人当たり月間利用料金(ARPU)は6%減少し、解約率は2.3%から2.45%に上昇した。

サンフォード・バーンスタインのアナリスト、クレイグ・モフェット氏は「スプリントは顧客が減少しているだけではなく、最も重要な顧客を失っている」と指摘した。スプリントの1-3月期の料金前払い利用者は54万3000人減少した。

「後払い」というのはいわゆる普通の契約です、「前払い」とはつまり「プリペイド」(プリ:前)のこと。

なかなかの減りっぷりです。

また、スプリントが低落傾向になった原因である「ネクステル」について、再放出するという噂が出ている事に対しては、これを否定なさっています。

ヘッセ氏は電話説明会で、「スプリントはネクステルの資産を再び活性化することに注力している」としたうえで、「スピンオフは複雑な手続きが必要だ」と指摘した。それ以上の詳細については言及しなかった。

わざわざ「スピンオフは複雑な手続きが必要だ」などと言っているあたり、なにも心当たりが無い事ではないようですね。

会社の建て直しで、ややこしい部門をどんどんぶっ飛ばしてしまうのは基本的な方法ですが、もしかしたらそれを忠実に実行なさるのかもしれません。

また、記事にはモバイルWiMAX新会社についてややこしい懸念材料が一つ出ています。

問題になりそうなのは、スプリントの携帯電話サービス関連会社iPCSが提起している訴訟。iPCSは「スプリントとクリアワイヤーの提携は、iPCSが自社の営業地域で携帯電話サービスを独占提供するとしたスプリントとの契約に違反する」と主張している。

というわけで、もしこの会社が裁判で勝ってしまうと、北米のモバイルWiMAXがまた頓挫するということになってしまいました。意外な伏兵です。裁判で再頓挫というのもまた画期的で面白いかもしれません。

ただ、金の力で解決できる話のようではあるようで、iPCSをスプリントが買収すれば何とかなるようです。しかし、そういう買収は高くつきますし、しかも赤字だ赤字だと言っているとおりスプリントはお金が無いわけです。

インテル様はとうとう裁判の手伝いまでしなきゃならないのかもしれません。

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