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652 携帯電話4月の純増数:KDDIとウィルコムが純減

携帯電話加入者数の4月の純増数が発表されましたので、それについて少し書いてみたいと思います。


◆まずは結果

SBM 19万2900
ドコモ 9万6000
EM 9万2400
ウィルコム -1万2600
KDDI(AU+ツーカー) -11万8700
AU 11万5400

ソフトバンクはまた一位で、ドコモも健闘しています。そしてウィルコムは純減です。このあたりはこれまでのとおりなのですが、KDDIがツーカーの最終処理のお陰で大幅な純減になってしまっています。

基本的にこれまでの流れでの数字ですが、KDDIだけが変わったことになっています。

KDDIはツーカーの最後まで残ってしまった人をゼロにする処理を行ったためにマイナスになっています。最後まで残ってしまっていたのは、プリペイドのユーザが多かったようです。KDDIは一生懸命移行をしてもらおうとしていたようですが。プリペイドではさすがに難しいようです。

おそらくこの現象、ソフトバンクが2Gを停波する際にも同じ事になるはずです。二年後の春(ソフトバンクの第二世代の停波時)は同じ事になるかもしれません。

二年後まで今回の事を覚えておくと面白い事もあるかもしれません。もちろん、孫社長が今回の件を見て、それまでに対策をなさるかもしれませんが。

また今月は「超およそ2位」現象が発生しています。AUで順位をつけるとドコモを抜いて二位ですが、KDDIで考えると最下位という事になっています。「超およそ1位」なら話として面白かったのですが、残念ながら2位でした。

イーモバイルについては数字的には割と良いですが、他キャリアと違って実質的に解約者が存在しない状態なので、これを良い数字であるかどうかは微妙です。ただ、イーモバイルは数を目いっぱい増やそうとしているのではなくて、お金を消耗しないようにしているように思えるので、これはこれでいいのでしょう。

ウィルコムですが、またもや純減となってしまいました。小幅な純減ということで、逆低空飛行とでも言っておきましょうか。

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コメント

KDDIの今回の純減は、ツーカーの最終処理ですが、そのほとんどがプリペイドでした。これは、既にチャージがされずにプリペイドとして使えなくなった端末の、番号抹消期間を停波まで延長したからです。それまで、月数万減少するはずだったプリペの登録を停波まで伸ばしたから、まとめて大幅な減少になった。KDDIが、この処置を取ったのが、去年、ソフトバンクに純増1位を取られた直後と言うのが意味深です。ソフトバンクは、今のままなら、番号有効期間(ソフトバンクのプリペは、KDDIと違って、番号有効期間中は受電と緊急発信に使える)が終了すれば、順次解約されて行きますので、KDDIのように最後にまとめてどかっとは減らないでしょう。KDDIの真似をして、2Gのプリペの番号有効期間を停波まで延長すれば、おなじようなことがおきます。そんなことしなくても、当面は純増1位を取っているので、無理して数合わせ的にTCAを増やす必要はないと思いますけどね。

投稿: あう | 2008/05/13 18:45

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