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649 クアルコム、LTEへの流れを認める?

ちょっと前のネタについての記事です。

※ちょっと前:更新する時間が無かった


◆クアルコムがLTEへの流れを認める?

クアルコムも流れがLTEになっているのを認めているようです。

LTE特許やフェムトセルでコメント,米Qualcommの半導体事業説明会から
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080515/301915/

方式選択の状況に対するコメントを求められて,「UMBについては事業者の決定を待っている。方式についてはLTEさらにはモバイルWiMAXとある中では,LTEがマジョリティーになると考えており,開発を進めている」と説明した。

というわけで世界のクアルコム様も「LTEがマジョリティーになると考えており」ということだそうです。モバイルWiMAXはありえん勢いで批判しまくるクアルコム様ですが、LTEについてはこの有様でございます。

LTEに明らかなる問題点が存在する場合には、クアルコム様がことあるごとにチクチク刺すと思うのですが、そういうこともしないようですね。

クアルコム自体がLTEのハードウェアを作っていますし、CDMA2000+LTEの移行パスすらクアルコム自身が用意している次第ではありますが。

また、クアルコム様はCDMAについては完全制圧していますから、CDMA2000だろうとW-CDMAだろうと、第三世代系の技術の寿命が延びても別に問題はありません。おそらくHSPA+が流行しても全く問題ないはずですし、CDMA2000のさらなる改良についても色々たくらんでいるようです。

クアルコム、次世代通信技術やチップセットの動向を紹介
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/39887.html

一方、W-CDMAの進化系であるHSPDA/HSUPAを、さらに発展させる「HSPA+」という技術については、2008年後半にも試験が実施されるとの見通しが示された。クアルコムでは「MDM8200」というチップセットでサポートしていく考えで、オペレーターからは、ローコストかつ自然な進化として、反響があるという。

全然対応するおつもりのようです。さすが第三世代の支配者です。

CDMA2000の方がW-CDMAよりも進歩の速度が速いので、EV-DO Rev.AですでにHSPA+の一部が先行して実現しているわけですが、その先の先までも計画なさっているようです。

まずは、以前からずっと話題になっているEV-DO Rev.Bがあります。これについては大まかに言って、Rev.Aの通信を多数束ねて高速化するような技術です。ただし、KDDIなどが導入するかどうかについては微妙な状況ではありますが。

最初の予定ではその次は事実上UMBだったわけですが、ここへ来てCDMA2000のままRev.Bのさらに先の話も出てきています。第三世代で引っ張れるところまで引っ張ろう作戦です。EV-DO Enhancemetsだそうです。

EV-DO Enhancemetsでは、干渉の制御などによって更なる高速化が図られており、下り最大34.4Mbps、上り最大12.4Mbpsという通信速度が実現できるという。

EV-DO Enhancementsでは、HSPA+と同じく2x2のMIMO(での倍速ブースト)にも対応するようです。

さらには、CDMA2000ベースのフェムトセルでなにか用意なさっている模様。

CDMA2000 1xEV-DO Enhancementsの特徴として「Femtocell enhancements」も示されている。Femtocell(フェムトセル)とは、室内などに設置できるサイズの小型基地局を意味する言葉だが、ジャ博士は「今後はフェムトセル専用のベースステーションのような製品の開発を検討している。またフェムトセルとマクロセル、あるいはフェムトセルとマクロセルとピコセルというものを1つのネットワークとして認識できるような仕様の開発を進めている」と述べた。

現在話題になっているフェムトセルには各種の問題があるとされますが、クアルコム様はそのあたりは全部解った上で、高い技術力を用いて改良をしてくるはずです。

もしかするとフェムトセルもその結果としてKDDI優位ということになるかもしれません。

また、音声通話の効率アップ技術も出てきています。

EV-DOはデータ通信に注力した方式だが、そのベースとなったCDMA2000 1xでも「CDMA2000 1x Enhancements」という技術があるという。こちらでは、音声通話の最大容量の向上が可能とされており、従来は1基地局あたり35回線の同時通話が可能だったが、Enhancementsでは55回線の同時通話が可能とのことで、2009年中頃にも登場する予定という。

主要能力がおよそ2倍にパワーアップするとかいう説明がなされる事もあるようです。

現行のAUの基地局がどうなっているのかはわかりませんが、もしこれに容易に対応できる基地局ならば、KDDIのインフラ力(インフラ効率力)はさらにパワーアップするかもしれません。

「次世代技術が話題だが、多くの通信事業者からすれば、現行資産を最大限に活用するのが現実的。CDMAベースの技術もできるだけ下位互換性を含めながら開発していく。LTEは2011年頃の導入とされるが、たとえば日本市場で3G導入後もPHSやPDCが長く続いたように、LTE導入後もそれ以前の通信方式がかなりの期間、続くのではないか。Rev.AやRev.Bは、CDMA2000を進化させるもので、これらの技術は(通信事業者の選択肢として)現実的ではないか」と述べた。

LTEへの早期移行ではなく、長い間、第三世代を使って欲しいようですね。

HSPA+についても結構なパワーアップがありましたが、クアルコムの延命第三世代はさらに色々なパワーアップがなされています。KDDIにもLTEにもUMBにも移行せずに(様子見をして)粘る方法があるようです。

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コメント

http://www.qualcomm.co.jp/press/releases/2008/080516_Qualcomm_wins_40_mhz.html

英国のオークションで40 MHzのLバンド周波数帯を獲得したらしいのですがクアルコムは何をする気なのでしょうか?

投稿: | 2008/05/21 09:46

クアルコム博士のいうとおりに改造すれば100万馬力が出るのであれば、WiMAXいらないのかも。

WIN-MAXとかいって3Gで使えないかw

投稿: TT | 2008/05/25 21:56

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