« 次世代PHSは近いうちに「倍の速度」になる? | トップページ | 705 エイプリルフールにTD-SCDMAの試験サービス開始 / これの日本への影響 »

「3880円定額」は音声端末向けではない証拠 / しかし裏技としては音声端末向けでもある?

更新にしばらく間があきました。
しばらくの間、洒落にならない状態が続いておりまして、それゆえでした。

注:「ワン切りできる」件について、可能なのか不可能なのか解らなくなりましたので暫定的に記事を修正しました。


◆ウィルコムの3880円定額が開始

以前にこのブログで記事にした事もある、ウィルコムの3880円定額が3/28日から始まりました。

念のために、3880円定額というのは
・ウィルコムの新料金コース
・月額3880円でウィルコム最高速のデータ通信が定額で使い放題
・ただし、このコースでは音声通話が出来ない
・また、二年契約が必須

3880円定額については、発表された時の反応は割と賛否両論だったような印象があります。私が思うにですが、データ用のコースであるという理解をした人は割と悪くないと思い、音声向けのコースと混同した人は悪い反応や複雑な反応をしたように思っています。つまり、「音声通話が出来ない」という点についての理解がその点で大きく分かれたというように思っています。

音声通話が出来ない料金コースであることが気にいらないと思った人で、それをそのまんま3880円定額の評価に直結させちゃった人は不満を表明していて、データ通信だけ出来ればいい人や自分と区別した人はそれなりの良い評価をしているというように思えました。

個人的には、以前の記事に書いたとおり「音声が使えない」というのは、「データ通信カードで契約するような客層にターゲットを絞ったコース」というだけで、不満がある人はそもそも新料金コースの対象者ではないのだろうというのが私の理解です。

その証拠にウィルコムのウェブサイトを見てみると、

新つなぎ放題
http://www.willcom-inc.com/ja/plan/data/whole_new/index.html

ページの下部に載っている「端末の写真」を見てほしいのですが、見事に「データ通信専用」な端末ばかりです。例えばZero3シリーズは影も形もありません。つまり、音声通話をするユーザは今回の新コースでは最初から考慮外であるということが明らかな感じです。


◆わざわざ分離した理由

わざわざ音声を禁止にしたのは、対象ユーザを分離するためだと思います。

・通信カードを挿して使っているだけの人。極端な話、電話番号すら要らない人。
・スマートフォン的に使っている人(やそれ以外の人)

つまり、前者だけを対象にした新コースだとろうということです。顧客の集団にそれぞれ対応する料金コースがあった方が解りやすいですし無駄が無いでしょうからそうしたのでしょう。

音声通話をしない人には音声通話関係で改善があっても関係ないのでして、それなら値下げして欲しいと思ったりするはずです。しかしデータ通信もするし音声通話もする人にとっては、両方とも改善してもらわないと困るわけです。違うニーズを一つの料金コースでカバーしようとすると、どうしても無駄が出てしまいます。

スマートフォンを使う人にとっては音声とデータが合わさったお得コースが必要。しかしデータ通信カードしか使わないユーザにとってはデータに限定してもらった方が良い、音声通話をするとしても二台持ち、ということになりましょうから。

それならそれぞれ別の料金コースとして提供した方が良いだろう、ということになりますよね。3880円定額はそういう定額なのだと思います。

言い換えれば、

・データ中心のスマートフォンユーザ
・音声定額+パケット定額なスマートフォンユーザ
・音声(+メール)中心ユーザ

についての料金コースについてはまだこれから何か出てくる/出す事が出来るだろうということになります。今回対象外なわけですから。


◆ところが

対象外のはずだったわけですが、ところが3880円定額は意外にも従来端末でも悪くないコースのようです。

3880円定額で封印されるのは、実は以下だけのようでした。
・こちらから発信した回線交換の接続で相手と接続される瞬間に切断される

つまり、
・こちらから発信した場合のみ
・回線交換のみ
・相手が電話に出たところで切断される(相手の電話機を鳴らすところまでは可能)

つまり
・着信には制限無し、かかってくる電話を受けての通話は普通に出来る
・パケット通信は無制限なので、音声端末/スマートフォンでのメール送受信ともに問題なし。ただしライトメールはパケット通信ではないので制限される。
・相手の電話機の呼び出し音を鳴らすことは出来る、ただ相手が出た瞬間に切れる。相手がそこから折り返し電話してくれるなら、何とか問題は無い。

注意:呼び出し音を鳴らすことは出来ないという話もあるようで、相手の電話機の呼び出し音を鳴らすことは出来ないかもしれません

整理すると、制限はこれだけだったということです。
・自分から電話をかけた場合、相手の電話機は鳴るが、相手が出た瞬間に切断される。
・ライトメールの送信が出来ない。

音声端末でのつなぎ放題契約を上回るウラワザになりますが、3880円定額を音声端末などで契約するのは、結構悪くなさそうです。

注意:ワン切り状態できるのは、3880円定額にコース変更してしばらくの間だけで、しばらく経つと発信自体ができなくなるという話もあるので、ご注意ください。

ライトメールの我慢はどうにでもなりましょうから、こちらからの音声通話がもれなく「ワン切り」状態になる点を受容できれば、検討する価値はありましょう。

#しかし、先ほど書いた「対象ユーザを分離する」というウィルコムの目論見はあっさりと崩れちゃった気もしなくもない

|

« 次世代PHSは近いうちに「倍の速度」になる? | トップページ | 705 エイプリルフールにTD-SCDMAの試験サービス開始 / これの日本への影響 »

コメント

>・相手の電話機の呼び出し音を鳴らすことは出来る、ただ相手が出た瞬間に切れる。相手がそこから折り返し電話してくれるなら、何とか問題は無い。

どうも、それもだめみたいですよ。↓
http://blog.goo.ne.jp/i-toys/e/61ed5bcca692ee677258b26dafe55ce7
正直、ネット上に一部の情報が交錯しててどれが正しいのかわかりませんがw

投稿: Nakatohsi | 2008/04/02 00:54

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/41683/40697042

この記事へのトラックバック一覧です: 「3880円定額」は音声端末向けではない証拠 / しかし裏技としては音声端末向けでもある?:

» 3880円定額でも相手の電話を鳴らすことはできる?! [なおっきのぶろぐ]
「3880円定額」は音声端末向けではない証拠 / しかし裏技としては音声端末向け... [続きを読む]

受信: 2008/03/31 08:31

« 次世代PHSは近いうちに「倍の速度」になる? | トップページ | 705 エイプリルフールにTD-SCDMAの試験サービス開始 / これの日本への影響 »