« 740 KDDIがモバイルWiMAXを「低性能」だと考えている証拠記事を再掲載 | トップページ | 738 アッカ問題:NTTコム、イーアクセス(千本社長)の提案不支持表明 »

739 一月の携帯純増数、ウィルコムは貫禄の低空飛行

短い記事です。

きちんとした記事をお待ちの方は次の記事(一つずつお読みの方は→、そうでないひとは↑か↓)にお進み下さい(現時点ではまだ執筆してませんけどね、次の記事は)。


◆携帯電話の一月の純増数が発表される

携帯電話の一月の純増数(加入者数の一ヶ月間での増減)が発表されました。

とりあえず結果です。

ドコモ 1万9800
KDDI 8万2700
AU 11万6600
SBM 20万0700
イーモバイル 3万2600
ウィルコム 9500

ちなみにKDDIというのは、AUとツーカーの合算です。

年末くらいからの新しい傾向、SBMが一つ抜きん出る傾向が今月も続いています。KDDIはSBMにだんだん離されて一歩遅れている状態です。ドコモは年末の「無理している状態」(と私が言っていたもの)が終わり、また純増と純減の間に戻りつつあります。ウィルコムは・・・長年の定位置というか低位置というかに戻っています。

イーモバイルは今月から毎月発表になったようです。ただしイーモバイルは現時点では事実上解約の発生しない状態のようなことになっているはずですので、この数字は他社とは同じに比較できない数字ではあります。


◆SBMの「年度」での一位確定の流れか?、そして・・

世間での印象とは異なる感じですが、2007年の純増一位はKDDIになり、ソフトバンクは一歩及ばない感じでした。あるいはソフトバンクの躍進はそれほどごく最近の現象に過ぎないということです。

次は「2007年度」での一位争いになっていますが、例の学生向けのプランもありますし、このままだとソフトバンクが年間一位を獲得する事になりそうです。

そしてそうなるとアレが壮大なスケールで再発する事になります。「2007およそ一位」という新現象です・・・

・ソフトバンク
2007「年度」に「携帯事業者」で一位

・AU/KDDI
KDDIは2007「年」に一位
AUは2007年にも2007年度に一位でした。

ああ、なんとうっとおしい。

しかし広告上手なのはソフトバンクですから、世間の人間にどちらが浸透するかと言えばソフトバンクの一位のような気がします、これまで通りなら。


◆ドコモの年末攻勢はやはり年末限定だった?

12月の数字は割と良かったドコモでしたが、先月に結果について書いたときに「これはドコモが無理しての全力勝負の結果だろう」と書きましたが、今月の数字はそれが元に戻ったような感じに思えます。

つまり、905発売などで12月は大攻勢をかけていて、かなり無理をしてでも2位奪回を意図していたのではないかというような予想で、地区別の純増数でも全地区が不自然に純増なので、ノルマによる無理があったのではないかなと思っていました。で、おそらく12月攻勢でも2位を取れなかったので、これではしばらくは2位復帰は無理だろうと書きました。

で、今月ですが、純増と純減の間くらいに戻ってきました。おそらくこれでも無理はしている数字だと思います。しばらくは純減阻止がドコモの防衛ラインではないでしょうか。

しかし、これも前から書いていますが、携帯市場はすでに飽和もいいところなので、ドコモが純減するのはむしろ自然なことです。というのも、市場シェアではドコモが圧倒的だからです。シェアが多いと解約に「弱く」なるためです。

ドコモが圧倒的なシェアを持っている状態なのですから、ドコモ不調という解釈は間違っているはずです、たとえ多少純減でも。ドコモ不調という説明をするところも多そうですが。

純増数以外の新しい指標が欲しいところでしょう、とくにドコモにとっては。

メトリクスは何でも難しいですね。「見える化」を安易に言っている人には良く考えて欲しいことの一つかもしれません。


◆ウィルコムは「定位置」

ウィルコムですが、昨年末の純減を含む不調時期がありましたが、それ以前からの「伝統的な数字」に戻ってきました。三年以上前から続いていた「微妙な純増」への復帰です。

しかも、もうちょっと頑張れば一万超えで印象が全然違うというのに、ギリギリで一万以下という「おくゆかしさ」です。さすがウィルコムです。そういえば好調時も「あとちょっとで10万」という数字が最高でした。「大台寸止め」もウィルコムの伝統なのでしょうか。

先にドコモで書いたことの裏返しで、ウィルコムはどんどん純増しないと他社に追いつけないので、どんどん純増する勢いで頑張っていただかないといけないのですが、本来は。しかし、昨今の状況を考えるとこの結果でも、「ウィルコムよく頑張った、来月もこの調子で」という感じでしょうか。

とりあえず一月のウィルコムも「貫禄の低空飛行」でした。

|

« 740 KDDIがモバイルWiMAXを「低性能」だと考えている証拠記事を再掲載 | トップページ | 738 アッカ問題:NTTコム、イーアクセス(千本社長)の提案不支持表明 »

コメント

ウィルコムが特別なことをなにもしなければ、9500増は「定位置」といえるかも知れませんが、
1月は一時的な要因としてドコモPHSの停波にともない、1月8日ウィルコムへの同番移行がありました。
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/01/08/021/index.html
ドコモPHSは去年末で15万ほど、ウィルコムに同番移行した数は不明ですが、1万や2万は
ありそうですから1月は実質的にはマイナスだったのではないかと思われます。

投稿: あう | 2008/02/12 08:45

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 739 一月の携帯純増数、ウィルコムは貫禄の低空飛行:

« 740 KDDIがモバイルWiMAXを「低性能」だと考えている証拠記事を再掲載 | トップページ | 738 アッカ問題:NTTコム、イーアクセス(千本社長)の提案不支持表明 »