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723 イーモバイルの音声開始発表での千本社長の面白い発言

しばらく忙しくなったりので、
・更新に間隔があいたり
・不定期になったり(集中したり間があいたり)
・記事が短い時があったり
するかもしれませんがご容赦ください。


◆千本社長がこんな事を言っていた

イーモバイルの音声開始の発表で千本社長が面白い事を言っていたので、それについてちょっといじってみましょう。千本社長のキャラが良くわかります。

以下、批評というよりも漫才だと思ってお読みください。

イー・モバイル千本氏、「ありえない」サービスをアピール
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/38688.html

まずは以上の記事から。

「今のケータイの料金はきわめて複雑怪奇。本当に十分に理解して納得してユーザーが使っているのか? よくわからないまま必要にせまられて使い、結果的に何万円という請求書に愕然とする」と話した。

複雑怪奇なのは「米だらけ」(以前の記事参考のこと)なイーモバイルも同じように思えたりします。まるで、超簡単なウィルコム定額と簡単なホワイトプランからのツッコミ待ちのボケのようでもあります。

「携帯は数万円にもなってしまうから恐い」っていうのは携帯を禁止しようとするPTAのおばちゃんの発言のようです。というか、イーモバイルもドコモローミングエリアだと知らずに定額のつもりで使ったらあっという間に何万円にもなると思うので、私はこれで問題が起きないか本当に心配していたりもしますが。

質疑応答では、おサイフケータイなどの採用について問う声があったが、千本氏はおサイフケータイなどが日本特有の技術であり、世界で通用しないもの突っぱねた。しかし、今回発表された端末では、東芝製の端末がワンセグに対応しており、ドメスティックな放送サービスもサポートしている。

おサイフケータイなど悪の機能だといわんばかりだったようですが、日本でしか使えないワンセグを搭載してるではないかと、記事を書いた人に思いっきり突っ込まれています。

話題になっている端末はそもそも、孫社長のところの東芝端末(912T)の完全な使いまわしと見られている端末で、世界展開もへったくれもなくて、たんなるソフトバンク端末のリサイクルなのですが。

私の意見としては、おそらく「おサイフ」をサービスインするためのインフラ側の準備が出来なかったのが真相ではないかと思われます。千本社長、そういうトホホな社内事情を上手に「おサイフ機能への逆ギレ」な発表にしてしまったわけです。なんとも上手い人だと思いましたが、この件についてはちょっと騒ぎすぎて自滅してしまったような気もします。

また、ここまで言ってしまったということは、以後発売される端末でも対応しないのでしょうね?と言いたくなります。


イー・モバイルがHTC製端末など音声対応端末を発表
http://www.atmarkit.co.jp/news/200802/25/em.html

同じ個所を細かく記事にしてくれているナイス記者が居ましたので拍手。

今後、1台目としてユーザーに選ばれるためには、おサイフケータイなど、日本市場固有の機能が欠かせないのではないか。会見の席でそう尋ねられた千本氏は、いらだちを隠さずに次のように答えた。「あれはグリコのおまけのようなものだ。そんなものを作っているから(日本の携帯電話端末の)国際競争力がなくなる。(グローバルな市場で)誰があんなものを買いますか。われわれが狙っているのはオープンでグローバルな市場だから、おまけは不要。世界で通用するものを作っていく。日本の端末メーカーが世界に出て行けるように、というのが基本的な考えだ。日本の携帯電話は開発のやり方に根本的な問題がある。端末1台の開発に何百億円もかけて誰ももうからない。その開発費のためにメーカーの体質が疲弊していて海外にも出られない。そうした開発のやり方が、かつての王者だったNECやパナソニックといったメーカーを世界のなかで弱小メーカーにしてしまった。サムスンやノキアが30%とか40%の世界シェアを持っている一方、日本の携帯電話メーカーのシェアはごくわずかだ。こうした内向きの“ウォールガーデンモデル”では世界のシェアに決して到達できない。グローバル市場に対して、どう端末を作っていくのか。日本にいてぬくぬくやっていてはいけない」。

おサイフ機能が無いことについて聞かれただけであるにも関わらず、日本の携帯産業自体の批判にすりかえるという素晴らしいテクニックを披露しています。
言いたい事は解らないでもないのですが、聞かれている事とは違う事を熱弁しているように見えます。

「世界で通用するものを作っていく」とありますけれども、孫社長のところの東芝の使いまわしっぽいわけです。しかもそのまま流用したら「おサイフ」はついていてもおかしくないのに機能が削られています。しかし、ワンセグなどのほかの機能は温存されていますし。

「おサイフ」は全力で準備中だから期待してもうちょっと待て!といったほうが良かったのではないかなあと思います。


◆ソフトバンク犬が出演させられている件

ウィルコムのCMの白い犬は暗喩で、ニヤっとする系のものです。笑い飯のCMだと解っているなおさらそういう印象です。あれで怒る人はあんまり居ないと思います。

イーモバイルのものは、ソフトバンクのCMの犬そのもの(に見えるもの)をイーモバイルのCMに強制出演させた上に、イーモバイルのCM中で屈服させるということをしているようにも見えます。

違うのは相手の会社のCMキャラクターに敬意を払っているかどうかです。上手く説明できませんが、ウィルコムのほうはニヤっとする形で比較対象を暗喩しているだけですが、イーモバイルのほうはソフトバンクのシンボルをリアルな形で登場させて泥まみれにさせているように思えます。

孫社長はウィルコムのCMは敵のCMながら笑って見ている気がするのですが、イーモバイルのCMには怒っているんじゃないかなあと。


◆千本社長が必死でプレゼンした翌日に株価が若干下落したらしい

私は基本的には株をしませんので(たいした元手が無い人間が手を出しても意味のないことですから)伝聞ですが、音声発表の翌日にイーアクセスの株価は「若干下落」したそうです。上がるわけでもなく、しかし大きく下げるわけでもなく。

しかし、それを聞いて「イーモバイルの株主の人は結構解ってるな」と思いました。大きく上がっても下がってもいない所が解っている感じにも思えました。前後の経緯を知らないので、本当のところは私もわかっていないわけですが。

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