« 731 700Mhz/900Mhz帯はTDD帯域にしてはどうか?というネタ | トップページ | 補足:ウィルコムの3880円定額について、二年後は?/音声系の新プランがあるとしたら? »

ウィルコムの3880円8x定額発表はインパクト大、その割にはうまくやっているのでは?

ウィルコムのデータ通信定額コースに新しいのが出来ましたようで、それについて記事をポストしてみたいと思います。


◆3880円の衝撃

発表された新料金コースは以下のようになりますか。

・月額3880円
・8x定額
・2年縛り
・音声通話できません
・2008/3/21開始、2/21から予約開始。
・最高速度の800k化も同時期にPRされると思われる。

早速あちこちで取り上げられていまして、インパクトとしてはかなりのものになったようです。つまり、今のところ成功です。

一般で話題になっているのは3880円という価格が当然に原因でしょう、なにしろ未踏の三千円台ですから。そして、通信に制限がなされずにエリアも悪くないウィルコムが一気にお得になったわけですがら、解ってる人方面には別の意味で大きなインパクトがあると思われます。

音声定額2900円の時にも思ったのですが、この値段で赤字にならないかは心配になってしまいます。ただ、この3880円ですが、ウィルコム側から見るとインパクトほどには値下げになっていないとは思います。


◆ウィルコム側からすると6000円→3880円

これまでは8xつなぎ放題は実質的に6000円で提供されていました。ですから、そこから考えると劇的な値下げでもありません。6000円から1000円値下げでは劇的な低価格には見えませんから、2000円とちょっとの値下げにしたのではないかと思います。割高のイメージで居た人にとっては、ショックな値下げになったはずです。

しかも二年縛りで音声通話できませんから、例のカードで8x契約するユーザ層だけをターゲットにしています。音声端末でつなぎ放題契約をするウラワザーな人はうまく対象外にしているというか、戦闘領域をはっきりと限定しての投入になっています。音声禁止は今回の料金コースの要ではないかという気すらします。

これまで8xつなぎ放題は1万2000円の高価格コースという間違ったイメージもありましたが、これが逆に現在ウィルコムを救う形になっているのではないかとも思えます。間違ったイメージの形成には、あそこも関与していたわけですが・・


◆過去におけるイーモバイルの店頭比較

過去にイーモバイルが店頭での比較デモを行う時には、割とウィルコムにアンフェアな形での比較を見かけた気がします。例えば初期にはこういうのを見た記憶があります。

・イーモバイル 3.6メガ
・ウィルコム 128K
・ADSL 1.5メガ

8xでもなければ、W-OAMでもないウィルコムって、20世紀のウィルコムとの比較ですか?と思ったものです。また当然に竜巻圧縮なども入っていませんでした。しばらくするとADSLとの比較デモが無くなっていて(そうだろうなと思った)、128Kと3.6メガの比較になっていました。

そして最近ではこういう感じだったような記憶があります、

・イーモバイル 7.2メガ
・ウィルコム 512Kで1万2千円

実質6000円ではないのかな、と見かけるたびに思っておりました。

ですが、3880円の新料金プランが発表されてみると、イーモバイルが垂れ流していた「ウィルコムは1万2千円」のイメージのお陰で、より劇的な値下げに見えるのではないかなと思えたりもします。今となってはウィルコムにとっても、6000円ではなかった方がありがたいですから。


◆ドコモの定額の行方

ドコモは高額でそこそこのPC定額を提供するのか、それとも低価格で制限の多いPC定額を提供するのか迷っているようなところがあるように思われましたが、KDDI/AUが速度制限が激しいながらも低価格で定額を投入したのに続き、ウィルコムがショッキングな値下げを行ってしまいました。

ドコモはエリアでは勝りますが、KDDI/AUもエリア力でも優れます。また、イーモバイル相手ならともかく、ウィルコムのエリアもそこそこ悪くありません。

ドコモの4200円で64Kはウィルコムより高くなってしまったわけで、存在意義がさらに微妙になってしまいました。しかしもともとこれは@FreeDの受け皿に過ぎないのかもしれませんし、低速でもいいから広いエリアという需要が存在するのならばその受け皿にはなるのかもしれません。ドコモの高価格コースは、エリアも広く速度も出ますが、通信制限が多い上に突出して高い料金になってしまうことになりました。ドコモにとってはちょっと難儀な事になってきたのではないでしょうか。

孫社長が、回線の値下げ競争ばかりやっていると土管屋になってしまうとかなんとか言ったそうですが、まさしくPCデータ定額は参入してもろくな事はないのかもしれません。

◆ウィルコムらしからぬ数字の工夫?、などなど

サービス開始日ですが、3月21日と「321」になっています。

また「8」が今回の発表には沢山出てきます。800Kbps、8x、3880円、2008年などです。半分以上偶然によるものですが、やたらと8だらけです。

個人的には、今は目先の事よりも次世代PHSの方が大事(しばらく後に良い環境になるかどうかの方が気になる)だと思っていますので、この値下げで赤字になってしまわないことを願うばかりではあります(次世代が遅れる方が問題)。おそらくながら、ターゲット狙い撃ちでの値下げなので、8x購入を検討しているような人だけが対象になるため、赤字にはならないようにも思うのですが。

同じ事を思っている人が多いと思いますが、音声端末のコースの方も何か改善があるとよいですね。例えば、音声定額+パケット完全定額の方面とか、つなぎ放題2xを音声端末で契約する裏技をしている方面とか。

|

« 731 700Mhz/900Mhz帯はTDD帯域にしてはどうか?というネタ | トップページ | 補足:ウィルコムの3880円定額について、二年後は?/音声系の新プランがあるとしたら? »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ウィルコムの3880円8x定額発表はインパクト大、その割にはうまくやっているのでは?:

« 731 700Mhz/900Mhz帯はTDD帯域にしてはどうか?というネタ | トップページ | 補足:ウィルコムの3880円定額について、二年後は?/音声系の新プランがあるとしたら? »