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752 千本社長「アッカ買収も視野」→発言訂正:買収ではない→訂正:経営統合ではない→訂正:経営陣交代要求も未確定、訂正だらけですがさて本音は?

投稿予定が少しずれてしまいました。


◆アッカの社長辞めろ騒動

以前からの記事の続きです。

イーアクセス≒イーモバイルの千本社長が、アッカの経営陣の刷新を求める、つまりのところ「アッカの社長は辞めろ」という要求を出したという騒動がありました。

今度は千本社長が「アッカ社長の退任」を要求
http://firstlight.cocolog-nifty.com/firstlight/2008/01/759_b752.html

ポイントは、イーアクセスはあまり多くの株を持っていないので、単独で意志を通す手段を持っていないということです。

そこで株主の利益を損なっていると言い、それとセットで現経営陣はダメだから交代すべきであるということを言い始めました。

つまり、他の株主の賛同を得ないと経営陣刷新を通す事は出来ないし、一部の他の株主が阻止しようとした場合には阻止されてしまうため、とりあえずは他の株主が同意しそうなことは言わなければならないのです。

アッカは元々NTTコムと関係のある会社だったりして、それ故に2.5Ghz争奪戦ではNTT繋がりでNTTドコモと手を組んだのではないかというようなこともあります。疎遠ながらもNTTつながりということです。そして2.0Ghz帯の割り当ても控えています。話は面倒です。


◆アッカのコメントに対するコメント

イーアクセスはモバイルWiMAX落選後の株価下落な状況で、アッカ株を買い増して筆頭株主になりました(とは言っても比率は低い)。それを知ったアッカは、イーアクセスの株式取得の意図が何であるかを確認しようとしたそうですが返事は無く、突然メディアで「アッカの社長を辞めさせる」という発表がなされ、ちょっとどうなってんの?(「唐突な提案」)と思ったのだとか。

それに対して千本社長は「アッカにはこれまでずっといろんな改善の要求をしてきたが、全て無視された。だから今日昨日のことではない」「アッカのコメントは違う」との釈明があったわけですが、説明になっているようで説明になっていないと思えまして、

- "前からの要求"というものが本当になされていたとして、経営陣の刷新を要求していたわけではなかろう
- それまでに内部な連絡手段を用いず、突然外部マスコミに意見を公表する方法を取った
- そもそもアッカが株式取得の意図を尋ねているが、それに答えるという手段を使っていない

というわけで、アッカの現経営陣の言うとおりの「奇襲攻撃」であろうと思われます。

つまり、経営の改善を目的としてアッカの現経営陣に改善をお願いして、それが通らないのでやむなしの交代を求める事にしたということではなさそうです。


◆「アッカを買収も視野」→撤回

千本社長自らが、読売新聞のインタビューに対し、「アッカの買収も視野に入れている」ということを答えました。

イーアクセス、アッカ買収も視野…現経営陣の刷新後
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20080123nt01.htm

イー・アクセスの千本倖生(せんもとさちお)会長は、読売新聞のインタビューに応じ、アッカ・ネットワークスに株主提案で求めている現経営陣の刷新が認められた場合、株式公開買い付け(TOB)による買収も視野に入れていることを明らかにした。

株式公開買い付けとは、大雑把に言うと村上ファンドが阪神に対して行ったような感じのやつです。ただし「現経営陣の刷新が認められた場合」とありますから、もしそのとおりならば村上ファンドな騒動のようにはならないでしょうけど。

しかしその後「買収は考えておりません」といういわば訂正がなされました。先に書いたように他の株主の賛同を得る事が必要な状況ですから、買収は本音なんだけど評判が悪いので撤回したのか、本当に撤回したのかはわからない状態です。

あくまでも私個人の意見ですけれども、買収したいというのが本音なのではないかと思っています。


◆さらに撤回:経営統合が目的でもないし、協業が目的でもないし、そもそも社長の交代も目的じゃないです

イー・アクセスの千本会長「アッカへの提案は株主価値向上が目的」と強調
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/01/23/18209.html

イー・アクセスの千本倖生取締役会長は、「提案はあくまでも企業価値・株主価値の向上が目的だ」として、イー・アクセスとの協業や経営統合が目的ではないと説明。経営陣の刷新を求めているのもそのための手段であり、他に良い提案があれば必ずしも今回の提案にはこだわらないとした。

これまで、経営統合やら協業についても盛んに言っておられました。また、そもそもが社長の交代要求が事の発端でした。ですが、これらをいわば「撤回」なさっています。

「私は(他の)株主様のためのことを考えております」と言い直しました。

あんまり同意を得られなかったんでしょうね。

言い出してから結構経っていますから、その間に他の大株主に意見を伺ったはずですが、明確な賛同を何処からも得られていないということなのでしょう、おそらく。ですから、作戦を変えたのでしょう。

千本氏は、この提案はあくまでもアッカ単体の経営改善が目的であり、イー・アクセスが取締役への選任を求めている4人はいずれもADSL事業のプロで、必ず経営は改善できると説明。

今度は「アッカはアッカとして残すからね」と強調しておられるようです。

「他に良い提案があるならばぜひ賛同したい。経営陣を送り込むことにもこだわっていない。むしろ、我々の人材を送り込まずに株価が上がるなら、こんなに嬉しいことはない」とコメントした。

そもそもこれまではイーモバイルと協業したり経営統合するともっと儲かりますよ皆さんという提案だったはずですから、本音なのかどうか解りませんね。何しろ、他の株主の賛同を取り付けることに必死な状況なわけですから。


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長いので一度ここで切って、続きを別の記事に書きたいと思います。

(続く)

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