ソフトバンクはとうとう、総務省そのものに喧嘩を売ってしまった?
今日また、孫社長が脅迫状並みの文書を総務省に送りつけちゃったとか聞きまして、とうとう記事にしてみる次第です。
周波数割り当ての問題が、総務省自身とソフトバンクの果し合いのようになってしまっているぞという話。
◆これでは700Mhzも貰えなくなってしまうのでは?
一応ウィルコムユーザが書いているブログなので、私がどう心がけて書いているかどうかはともかく、読んでいる側からすると、あんまり公平な意見に見えないだろうと思ったりして、実は免許先が決定するまで記事の投降を控えておりました。ですが、どうやらウィルコムがどうとかを超越した感じになっているみたいなので、ちょっと書いてみたいと思います。
孫社長がまたもや総務省に嫌がらせしているようで、なんかすごい文書を送りつけてしまったそうです。
まだしも正義を訴えているならともかく、自陣営のエゴ丸出しで、総務省への圧力が明記されているとかで。
正直なところ私は前回の公開討論あたりから孫社長の真意が解らなくなっておりました。この人は、本当に2.5Ghzの帯域欲しいんだろうか?あるいは、帯域は欲しくなくて700MhzでLTEを確実に獲得するための猿芝居だったと考えてみたとして、これではもはや逆効果では?
ちなみに、700MhzでLTEというのはソフトバンクにとってWiMaxとは比較にならないほど重大なことです。WiMaxを700Mhzのために犠牲にすることはあっても、その逆はありえないのです。
しかしそれなのに今日、また何かやらかしたそうでして、私には孫社長が何をしたいのか全然わからなくなってしまいました。
◆もはや2.5Ghzの話ではなくなりつつあるのでは
そもそも前回の公開討論は孫社長がゴネたから開催されたようなものでした。しかし、その時点で既に「ルール違反」でした。
総務省は、「自己の事業計画を文書でアピールしなさい」と言って事業者を募集したわけです。それを後から大騒ぎして公開討論を開かせてしまいました。まあ、公開討論がなされるということは国民にとっても悪い事ではなかったかもしれません。
しかし公開討論では、「自己の事業計画をアピールしなさい」なのに、「他社の悪口を言い連ねる」ということをやってしまいました。自己アピールしてください、と言われているのに他の候補者の悪口を言い出した、というわけです。
今度はさらに、他社の悪口だけではなく、総務省への圧力入りの文書まで送りつけてしまいました。試験官は「自己アピールしてください」と言っているのに他の候補者の悪口を言い出しただけではなく、面接時間が終わった後にまたやってきて、とうとう試験官に詰め寄ってなにやらまくし立て始めてしまったというわけです。
完全に反則です。
事ここに至って、もはや問題となっているのは2.5Ghzの割り当てをどこにするかということではなくなりつつある気すらします。
◆総務省はソフトバンクに免許を出しにくくなったのでは?
さて総務省から見てどうでしょうか。
総務省にとって、これによってソフトバンク陣営に割り当てるということが別の意味を持つ状態となってしまいました。つまり、もし審議会の結論がソフトバンクの主張に沿ったものに見えた場合には、「総務省はソフトバンクの圧力に屈しました」ということになってしまうというわけです。
「その結論の真意がどこにあるにせよ」、です。
ソフトバンクが不平を述べたので、総務省としては公開討論を希望の通りに実施して譲歩したわけです。それが、この始末です。
さかのぼってみれば、800Mhzを割り当てろと大騒ぎした事もありましたし、その後に1.7Ghzを割り当ててみたら今度は返上してしまって総務省の計画丸つぶれと言う事もありました。
一昔前は、こういう次第でも役所は国民にとってデフォルトで悪いイメージがあるので、役所と戦っていると言う風にしていればよかったわけですが、今回については私を含め、多くの人間がリアルタイムで経緯を見守っています。
今回は、日本中が「総務省はこの圧力にどう対処するのか」ということを公平さの基準として見る次第となっているはずです。いつもと様子が違います。
考えてみてください。
もしこの経緯でソフトバンクに免許が下りてしまったら、どういうことになるでしょうか?
総務省はどうしようもない腰抜けであるということになってしまいます。繰り返しますが、その判断の真意が何であったにせよ、です。
少なくとも、ソフトバンクに割り当てられるべき飛びぬけて強い理由はありませんから、合理的に割り当て理由を説明する試みは随分と説得力を無くしてしまうはずです。
出来上がってしまったイメージ:
ソフトバンクに免許を出す = 総務省がソフトバンクに完全土下座
総務省が既に激怒状態ならば、ソフトバンクの言う事を通すつもりは無いでしょう。
総務省がまだ迷っていたとしても、譲歩を感じさせたらメンツ丸つぶれです。
ソフトバンクの言うとおりにしなかったら総務省はまた散々言われることになるでしょうが、次のこともまた予想できます。
・ソフトバンクに譲歩してもソフトバンクはさらに要求してくる、なぜならこれまでがまさしくそうだったから(総務省の立場としては)。
・今回の件については、これまでと違って経緯が広く知られている。
むしろ、総務省の感情的にはソフトバンクには免許は出すのが難しくなったとも言えます。
ここまでやってしまうと700Mhzなどの以後の割り当ての際に、総務省は厳しい対応をするのではないかと思えます。
しかもその原因を作ったのは孫社長自身ですから、もうどうしようもありません。
割り当てられたいのであれば常識の範囲内であるべきだったでしょうし、実は割り当ててもらいたいとは思っていないのだが「700Mhzの獲得を確実にするためのパフォーマンス」として行っていると考えた場合でも、前回の公開討論で既にやりすぎの感じがありました。
もはや、「圧力で総務省の意向を丸潰しにして、免許方針を自分達に有利な方向に変えられる」のだと信じているようにしか見えなかったりします。孫社長、もはやこのご時世にそんな野蛮な手法はどうかと思うのですが・・・
#仮にウィルコムを2.0Ghzに追いやれたとして、免許はアッカに出てしまうと思う
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コメント
今回の要望書はイー・アクセス主体の動きで、しかも孫氏は現在日本を離れているとか。
つまりイー・アクセスが孫氏の留守をついてSBMを泥沼に引きずりこんだ形ではないでしょうか。
http://it.nikkei.co.jp/mobile/column/columngyoukai.aspx?n=MMITfa000020122007
投稿: | 2007/12/21 18:01