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2007年12月の3件の記事

777 日本一遅い、2.5Ghz帯割り当て結果速報

今ごろになってようやく2.5Ghzの割り当て結果について記事を書くというお馬鹿ブログですみません。
更新する暇がありませんでした(泣)。

◆みんなもう知っている結果

12日の夕方には結果が出る(と思って記事を書くつもりだったのですが)、結果は21日になりました。

結果はこうなりました。

◎当選 : KDDI陣営
◎当選 : ウィルコム
×落選 : アッカ+ドコモ陣営
×落選 : ソフトバンク+イーモバイル陣営

今回はソフトバンク+イーモバイル陣営が最終段階でゴネたので、結果が点数で出されると言うような事がありましたが、その点数が伝えるには当選二陣営と落選二陣営の差はあまりにも明白だということでした。

KDDIは、何年も前から日本におけるモバイルWiMAX代表とも言える立場として、ずっと参入の準備を行ってきていました。またそもそもWiMAXの本家であるインテル自体が出資しています。

ウィルコムは2.0Ghzにも立候補していたくらいですから、次世代PHSは以前から開発していました。

アッカはADSL以外の事業が欲しいと言う事でWiMAXに手を挙げたのでしょうけれども、しかしその反面技術面での不安は大きいものでした。肝心のドコモについては結局全くやる気が無いようでした。今回のWiMAX騒動ではドコモからは発言すらWiMAXについてありませんでした。

ソフトバンク+イーモバイルは、結局盛大に騒ぐだけ騒いだだけでした。


事前にしっかり準備していたところが当選し、そうではないところは落選するとすると言う非常にわかりやすい結果となりました。

大方の予想通りの結果だったと思います。


◆総務省への圧力の結果

結果発表の直前に総務省にソフトバンク+イーモバイル陣営が総務省に圧力をかける事件がありました。内容は、ウィルコムへの悪口と、落選時のMVNO条件についてのワガママと、審査方式への不満と、審査を延期しろと言うような、つまり総務省に対する脅迫状レベルの内容の文書でした。

なんでも孫社長はその時に日本に不在だったとかで(負け戦を悟ってのことでしょうか)、千本社長が書いたような文書だったそうですが、まあ前後の経緯から言って、またソフトバンクの連名で出してしまったのも事実でしょうから、落選してから「ソフトバンクは関係ない声明でした」と言ったところでそれは通らないでしょう。

思い返してみるとそもそも12日に出るはずだった結果が遅延したのも、そして予定に無かった公開カンファレンスが行われたのも、同様にソフトバンク陣営の圧力によるようなものでした。

今回の審査では、この「圧力」についての対処もなされているような結果となりました。

まず、延期の要求は無視されて、予定通りに発表がなされました。

その上で審査結果は、ソフトバンク陣営に最大限に配慮しましたが「それでも完璧に落選です」というような結果となりました。

延期する必要は無いこと、2.0Ghzも含めて考えなさいと言う件について拒否する事など、直前の要求に対して個別に拒否することが説明された後、おそらく指摘があってから準備して可能なだけの「透明な審査」がなされ、その上でかなりの点数がついての落選ですよという結果が示されました。

お役所を完全に怒らせて拒絶されたことを示す結果のように見えました。


会議は朝からだったようですが、これらで手間取ったとかで15時過ぎに結果発表となりました。時間がかかった事も事実でしょうが、株式市場が閉まるのを待ってからの発表のようにも思えました。


◆しかし

KDDI(陣営)とウィルコムにこれで帯域が割り当てられたわけですが、これで喜んでよいかと言えばそうでは無い気もします。落選したら困っていた事は確実でしょうが、しかし割り当てられたからといってスタート地点に立っただけだからです。

おそらく本当の困難はここからだと思われます。


それぞれの陣営についてなどについては、引き続き記事にしたいと思います。

#できるだけすぐに書きたい

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2.5Ghz割り当て決定の「もう一つの結果発表」

この肝心な時にしばらく忙しかったので、更新が出来ていませんでした。

・゚・(ノД`)・゚・。


◆もう一つの「結果発表」

みなさんご存知の通り、注目の「2.5Ghzの割り当て」はKDDI陣営とウィルコムの勝利となりました。これについては、今まで書くのを控えていた事も併せて、何回かに分けていろいろと書いてゆきたいと思います。


その前にまず、これからの本題とは関係ない記事を先に書いて片付けたいと思います。


正直なところ、今回の結果は事前に十分予想の出来る事でした。必ずこの結果になると言い切れるかといわれれば自信はありませんでしたが、結果について意外感を持っている人は少ないと思います。

今回は色々と騒動があったので、もしかしたらというような事も考えられましたが、結果何もありませんでした。

「これは外れるだろうな」と思っていた予言について、結果が出たと言う事でコメントをしてみたいと思います。


2007年09月04日
関係者による事前調整済み!?:WiMAX免許、ドコモ、KDDI落選のシナリオ
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0709/04/news030.html

・ドコモやKDDIの片方、あるいは両方が落選するシナリオもあり得る。
・“ウィルコム当確”も疑問
免許にいちばん近いのはソフトバンク・イーアクセス陣営

「“ウィルコム当確”も疑問」というのは、いわゆるグローバルスタンダード崇拝的な意見で、WiMAXが世界標準なのでワイマックスワイマックスという意見です。

最後のものについては大外れです。論調としてはこれもお決まりのもので、ドコモとKDDIの市場寡占を指摘し、ソフトバンクとイーモバイルがそれを解消する勢力であるという論調です。アッカが無かった事になっているのも恣意的に思える点です。

> これまでの経緯からKDDI陣営がソフトバンク陣営に接近する可能性があるとしながらも
という、「到底考えられない提携」についての言及もあります。


また、こういう記事もありまして、

「WiMAXで全国バンド枠を二つとも取る」,WiMAXフォーラム日本オフィスが説明会
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070903/281054/

■2.5GHz帯参入競争は「ソフトバンク+イー・アクセス陣営が有望」

日本総合研究所 研究事業本部の新保豊理事・主席研究員(通信メディア・ハイテク戦略クラスター長)が「2.5GHz帯を巡る課題と将来展望」と題した講演を実施した。新保理事は2.5GHz帯に割り当て予定の二つの枠に対して,技術間競争を想定して次世代PHSとモバイルWiMAXを割り当てる可能性と,WiMAXだけを割り当てる可能性の両方があると説明。前者に決まった場合,次世代PHSが国際標準として広く普及する可能性は低いなどの理由から「将来に禍根を残す恐れがある」(同)とした。

 同氏は,WiMAXを推進する各陣営について「携帯電話上位2社に比べて割り当て帯域幅が少なく,いち早く提携に動いたソフトバンク+イー・アクセスの陣営はかなり有望」という見解を示した

面白いように間違っています。

記事を読んだ時、この人は結果が出た後どうするんだろうと思いました。

もしかすると「総務省の割り当ては邪悪な割り当て方針である」というネタで2008年は頑張られるのかもしれませんし、今は大人の事情でこの予想は無かった事になっているのかもしれません。


◆予想は予想なんですけれども

予想は予想なのでして、外れたからといってそれを理由にいろいろ言うのは良くありません。時には、事前に完全に予想不能な変なことが起こって結果がおかしくなる事もありますし、そのような時にはむしろ「当たった人」を褒めるというのはおかしなことにもなりえます。

しかし、これはさすがにダメだろうと思った次第です。

コンサルについての悪いイメージそのままの記事と言う感じもします。

#コンサルには非常に立派な方も居られますけれども。

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ソフトバンクはとうとう、総務省そのものに喧嘩を売ってしまった?

今日また、孫社長が脅迫状並みの文書を総務省に送りつけちゃったとか聞きまして、とうとう記事にしてみる次第です。

周波数割り当ての問題が、総務省自身とソフトバンクの果し合いのようになってしまっているぞという話。


◆これでは700Mhzも貰えなくなってしまうのでは?

一応ウィルコムユーザが書いているブログなので、私がどう心がけて書いているかどうかはともかく、読んでいる側からすると、あんまり公平な意見に見えないだろうと思ったりして、実は免許先が決定するまで記事の投降を控えておりました。ですが、どうやらウィルコムがどうとかを超越した感じになっているみたいなので、ちょっと書いてみたいと思います。


孫社長がまたもや総務省に嫌がらせしているようで、なんかすごい文書を送りつけてしまったそうです。
まだしも正義を訴えているならともかく、自陣営のエゴ丸出しで、総務省への圧力が明記されているとかで。

正直なところ私は前回の公開討論あたりから孫社長の真意が解らなくなっておりました。この人は、本当に2.5Ghzの帯域欲しいんだろうか?あるいは、帯域は欲しくなくて700MhzでLTEを確実に獲得するための猿芝居だったと考えてみたとして、これではもはや逆効果では?
ちなみに、700MhzでLTEというのはソフトバンクにとってWiMaxとは比較にならないほど重大なことです。WiMaxを700Mhzのために犠牲にすることはあっても、その逆はありえないのです。

しかしそれなのに今日、また何かやらかしたそうでして、私には孫社長が何をしたいのか全然わからなくなってしまいました。


◆もはや2.5Ghzの話ではなくなりつつあるのでは

そもそも前回の公開討論は孫社長がゴネたから開催されたようなものでした。しかし、その時点で既に「ルール違反」でした。

総務省は、「自己の事業計画を文書でアピールしなさい」と言って事業者を募集したわけです。それを後から大騒ぎして公開討論を開かせてしまいました。まあ、公開討論がなされるということは国民にとっても悪い事ではなかったかもしれません。

しかし公開討論では、「自己の事業計画をアピールしなさい」なのに、「他社の悪口を言い連ねる」ということをやってしまいました。自己アピールしてください、と言われているのに他の候補者の悪口を言い出した、というわけです。

今度はさらに、他社の悪口だけではなく、総務省への圧力入りの文書まで送りつけてしまいました。試験官は「自己アピールしてください」と言っているのに他の候補者の悪口を言い出しただけではなく、面接時間が終わった後にまたやってきて、とうとう試験官に詰め寄ってなにやらまくし立て始めてしまったというわけです。

完全に反則です。

事ここに至って、もはや問題となっているのは2.5Ghzの割り当てをどこにするかということではなくなりつつある気すらします。


◆総務省はソフトバンクに免許を出しにくくなったのでは?

さて総務省から見てどうでしょうか。

総務省にとって、これによってソフトバンク陣営に割り当てるということが別の意味を持つ状態となってしまいました。つまり、もし審議会の結論がソフトバンクの主張に沿ったものに見えた場合には、「総務省はソフトバンクの圧力に屈しました」ということになってしまうというわけです。
「その結論の真意がどこにあるにせよ」、です。

ソフトバンクが不平を述べたので、総務省としては公開討論を希望の通りに実施して譲歩したわけです。それが、この始末です。

さかのぼってみれば、800Mhzを割り当てろと大騒ぎした事もありましたし、その後に1.7Ghzを割り当ててみたら今度は返上してしまって総務省の計画丸つぶれと言う事もありました。

一昔前は、こういう次第でも役所は国民にとってデフォルトで悪いイメージがあるので、役所と戦っていると言う風にしていればよかったわけですが、今回については私を含め、多くの人間がリアルタイムで経緯を見守っています。

今回は、日本中が「総務省はこの圧力にどう対処するのか」ということを公平さの基準として見る次第となっているはずです。いつもと様子が違います。


考えてみてください。

もしこの経緯でソフトバンクに免許が下りてしまったら、どういうことになるでしょうか?
総務省はどうしようもない腰抜けであるということになってしまいます。繰り返しますが、その判断の真意が何であったにせよ、です。

少なくとも、ソフトバンクに割り当てられるべき飛びぬけて強い理由はありませんから、合理的に割り当て理由を説明する試みは随分と説得力を無くしてしまうはずです。

出来上がってしまったイメージ:
ソフトバンクに免許を出す = 総務省がソフトバンクに完全土下座


総務省が既に激怒状態ならば、ソフトバンクの言う事を通すつもりは無いでしょう。
総務省がまだ迷っていたとしても、譲歩を感じさせたらメンツ丸つぶれです。


ソフトバンクの言うとおりにしなかったら総務省はまた散々言われることになるでしょうが、次のこともまた予想できます。
・ソフトバンクに譲歩してもソフトバンクはさらに要求してくる、なぜならこれまでがまさしくそうだったから(総務省の立場としては)。
・今回の件については、これまでと違って経緯が広く知られている。

むしろ、総務省の感情的にはソフトバンクには免許は出すのが難しくなったとも言えます。
ここまでやってしまうと700Mhzなどの以後の割り当ての際に、総務省は厳しい対応をするのではないかと思えます。

しかもその原因を作ったのは孫社長自身ですから、もうどうしようもありません。


割り当てられたいのであれば常識の範囲内であるべきだったでしょうし、実は割り当ててもらいたいとは思っていないのだが「700Mhzの獲得を確実にするためのパフォーマンス」として行っていると考えた場合でも、前回の公開討論で既にやりすぎの感じがありました。

もはや、「圧力で総務省の意向を丸潰しにして、免許方針を自分達に有利な方向に変えられる」のだと信じているようにしか見えなかったりします。孫社長、もはやこのご時世にそんな野蛮な手法はどうかと思うのですが・・・


#仮にウィルコムを2.0Ghzに追いやれたとして、免許はアッカに出てしまうと思う

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