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797 五月の携帯純増数:「およそ1位」が二つ+毎月恒例の

五月の携帯純増数の話題を書きます。


◆およそ1位

結果はこんな感じだそうです。

ドコモ 8万2千
KDDI 13万8千
  AU 22万1千
  tu-ka -8万3千
SBM 16万2千
ウィルコム 3万6千

というわけで、なんとも混乱を招く(笑)結果となりました。

「ソフトバンクがとうとう1位」見たいな感じの報道がされて、しかしこれだと「AUは今月も1位」とか、年末あたりに気がついたら「AUは今年も12ヶ月連続純増1位!」とも言ってそうな感じでして、

どっちも「1位」と言いそうだ、

というわけでして、しかも、どちらを「1位」と呼んでも何か言われそうな空気がなんともいえないので、この状況を適切にあらわす表現として、

ソフトバンク:純増およそ1位
AU:純増およそ1位

としてみたいとおもいます。


◆およそ1位の二つについてコメント

ツーカーを解約した人が全員AUに新規契約している訳がありませんから、どっちがどうなのかと言うところは正直(私には)良く解りません。他社がKDDIとAUの間に挟まると、本当に話がややこしくなります。

AUは結果を聞いて「油断した」と思っているかもしれないと思います。小細工しなくても順調に売れているので、必死に増やした数字では全然無いように思われるからです。純増数はドコモとSBMが競っていて、AUは別枠だと思っていたと。


対してSBMについては、あれだけ980円を連呼で、純増数が死活問題な事情での必死さとか、そういうものがAUの隙に届いてしまったという感じだと思います。

昨年末からの値下げ攻撃の後、今年の春前後に仮に純減をしていたら基地局の件などと組み合わさって終わりな空気だったはずですが、これでとりあえずは好調な感じがするようになりました。孫社長はまたひとつ「自転車チェックポイント」を通過できたということのようです。


ボーダフォン時代は純減したりの状態でしたから、孫社長がなにやら変化をさせたことは体感できる出来事ではあります。ただ、ボーダフォン時代には自転車の成分はありませんでしたので、問題はこれは維持できる勢いなのかと言う事と、ホワイト攻勢でさらに進行しているはずのARPUの低下、多量に消費しているはずの「お金」とか、そのあたりがどうなのかということは気になります。

これらについては、来月以降をみて考えましょうか。


◆2.0のところについて

ドコモについては、攻勢に出ると言ったとたんにこのような結果になってしまい、イメージ的に何とも困った感じです。

SBMの結果とセットで「ドコモは駄目」だとか言われているようですが、全体の契約者数では圧倒的にドコモがリードしていてその差はゆっくりとしか縮まっておらず、なおかつドコモ自身はそれでも減っているわけではないので、数については良く頑張っているようにも見えます。

失敗しているとすると、こういう現状と整合性の無い「ドコモ2.0」の方に思えます。


◆恒例1

今月もまたもや全社が揃って増加しました。しかも、全体の増加数は去年の同月よりも増えています。

いい加減この状況はおかしいはずなのですが、いつまでこの現象は続くのでしょうか。


◆恒例2

そして最後にウィルコムですが、また恒例の感じの低空飛行となりました。

ウィルコムはロッテのピッチャーになったらいいかもしれません。決して地面に手をぶつけずに世界一低いところからの投球で有名になるに違いありません。他社には実績の無い投球です。

あるいは超安定した低空飛行と大きな搭載量(トラフィック)を生かして日本の防衛任務に就き、対艦攻撃に活用されるのが良いと思います。定額料金で敵艦隊は木っ端微塵です。ただし、B-29が日本に攻めてきた場合ウィルコムには全く迎撃できず祖国は焼け野原ですが。

#いつになったら500万人に到達するんでしょうか?>ウィルコム

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