816 ホワイトプラン契約は200万を超えたそうですが・・・
短い記事です。
◆さて、計算してみよう
ソフトバンクの発表によると、3月5日にホワイトプラン契約が200万を超えたそうです。
なんとなく、「ソフトバンクは好調」の感じで紹介されている感じのニュースなのですが、ちょっと考えてみましょう。
まず、200万人の大半は既存のユーザによるプラン変更です。ソフトバンクからは、200万のうちどれだけがプラン変更によるものかなどは示されていませんが(例によって)、普通に考えて、一月中頃スタートの料金コースなのですから、大半が新規などという事はありえません。
ホワイトプランは孫社長の一般人向けのイメージ通りの価格破壊ですが、当然ながらソフトバンク自身にとっても価格の破壊です。お客から入ってくるお金は減っているわけです。
あちこちで言われているとおり、ホワイトプランは実際に使うといろいろなお金が出て行ってしまい、「思ったより全然安くない」なんていう話を聞きます。ですがまあ、それを考えてもソフトバンク側からすると以前の料金プランの時よりも、支払ってもらえる金額は減っていると思われます。
とりあえず、一ヶ月・一人あたり1000円の収入減ということにしましょう、仮定として。
一年は12ヶ月ですが、計算が面倒ですしどうせ概算ですから、一年あたり一万円の収入減ということにしましょう。
200万人の中には新規の人も新規で無い人も混ざっていますが、面倒なので200万人全員をプラン変更と考えましょう、どうせ概算ですから。
計算すると、200億円の収入減になることがわかります。しかもこれは、一過性ではなくて、これから先もずっと続いて、さらに進行する収入減です。
また、実際には一人あたり2000円の収入減だったばあいには、400億円になります。
で、曖昧な記憶ですが、ソフトバンクの年間の利益は1000億円あたりだったと思われます。収入の減少はそのまま利益を削りますから、なかなか大変な事だという事が解ります。
通話が増えれば設備にも負担がかかります、さてさて。
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