830 「AQUOSケータイ」が三キャリアに出揃う-真似できるものはすぐ真似される
更新しようとしたところココログがメンテナンス中でありまして、もうちょっと何とかなってくれないものかと思う次第です>ココログ
慌てて更新しているため、短めの記事です。
◆AUのシャープ、AUのパナソニック
ドコモとAUの新端末が発表されまして、そのあたりのニュースはなかなか賑やかなことになっているようです。
日本のインセンティブ制度がどうとか、端末の原価を下げなければならないとか色々なことが言われて久しいわけですが、MNPが始まってみると端末競争が再燃している感じがします。
単純なスペック競争の時代は終わっていて(メガピクセル競争とか。素人にはスペックの意味がわからない領域に到達してしまったので競争がとまった)多様な個性を競うようになっているとか、よくみるとコストで有利な「四角い」端末が多いとか、かつてとは様子は違いますが、それにしてもこんなに沢山発売する必要があるのだろうかと思えてしまいます、そういう競争になってしまったからしょうがないのでしょうけれど。
ドコモだけに集中して他のキャリア向け端末を止めてしまっていたパナソニックがとうとうAUにも戻ってきたとか、シャープがAUに定着してきて何か変な感じもします。そういえばドコモのSHも最初は「違和感」がありました。そのうち慣れるのでしょう。
◆真似できるものは真似される
普通の端末評は他の得意な人達にまかせまして、ここでは一点だけ考えてみることにします。
デジタルラジオ対応のAQUOSケータイ「W51SH」
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/32737.html
結局、あっという間に「AQUOSケータイ」は三キャリアに揃ってしまった形となりました。ちなみに、ドコモのはこちらですね、
サイクロイド機構を採用した3インチ液晶の“AQUOSケータイ”──「SH903iTV」
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0610/12/news051.html
「AQUOSケータイ」は新生ソフトバンクの象徴として登場したような感じもありましたけれども、あっという間にそんなことはどうでも良くなってしまいました。
さてここで思い出してほしいのは、ソフトバンクの祖先のJ-Phoneの「写メール」のブームです。
あの時も、写メール対応端末はJ-Phoneというようなイメージになっていましたが、しばらく経つとそういうことはどうでも良くなっていました。
まあつまり、端末での差別化は無理だろうということです。あるいは端末に出すインセンティブの額での差別化は可能でしょうが、その場合ですら結局真似されるのは時間の問題だろうということです。
「AQUOSケータイ」が他社から出ることは当然予想の範囲内だったと思いましたが、この短期間で三社に揃ってしまうとさすがにいろいろ考えてしまいます。
差別化できるのは端末では真似できないこと、つまり端末以外に「違い」の本当の原因がある場合だけだということなのだなと、また改めて思いました。
AUの定額、AUの着歌、ドコモが流行させようとして失敗したテレビ電話(AUには無かった、世間のニーズも無かったけど)、ウィルコムの定額・・・
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