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2006年10月の1件の記事

840 ソフトバンクの純増数は「下駄を履いています」のでかなり注意

また間があいてしまいましたが、今回もまたソフトバンクネタです。

ネタはタイトルのとおり、ソフトバンクの九月以降の純増数が「下駄履いてます」という話です。


◆プリペイド比率

ボーダフォン(ソフトバンク)はご存知のとおり、プリペイド比率の高いキャリアです。
ドコモはすでにプリペイドで契約することはできませんし、AUにはプリペイドはありますが特殊なニーズ向けになっており、普通のユーザは契約しないような感じになっています。なぜ冷遇されているかというと、プリペイドユーザは優良でない顧客が多いからです。
なお、ウィルコムはプリペイド自体がありません。

で、ボーダフォン(ソフトバンク)は昔からプリペイドに熱心です。プリペイドで純増数を水増ししているなんて言われることもあります(もちろんこれを肯定するソースも、否定するソースもありませんけどね)。
プリペイドユーザの比率はなんと一割を超えているそうです(ボーダフォン自身が発表していたはずですが、ソースを失念)。


◆プリペイドの改定

このようにボーダフォン(ソフトバンク)にとっては重要なプリペイドですが、八月頭くらいに料金などの改定が行われました。その内容はおおよそ以下のとおり、
・分単位での課金が秒単位に
・事実上、通話料金がおよそ二倍に値上げ
・残高切れの状態で端末が友好な状態が、180日から360日に変更
と、九月一日から。

これについてソフトバンク(ボーダフォン)は以下のようにお得だという説明を行いました。
「短い通話の場合にも一分の課金がされていたのをサービス改善し、秒単位にしました」
でも、一分きっちりの通話料は以前が60円で改定後が120円と、30秒以下の通話以外は全て値上げになる実質値上げ(と私は思いますな)でした。

あなたは、これをサービス改善だと思いますか?


◆360日に変更になると誰が得をする?

そして、今回の記事のメインテーマが「180日から360日に変更」のことについて書いてみます。これは、

「料金がなくなってしまい、チャージしないと電話が掛けられない・・が、かかってくる電話には出ることのできる期間が180日から360日に変更」ということです。

まず、かかってくる電話を受ける専用で使っている人にとっては事実上の値下げです。なぜなら、これまで賞金を支払わなくなった利用者が180日間支払いをほったらかしでも電話が生きていたのが、ほぼ一年になるからです。

これが何を招くか?
・ただでもプリペイドユーザは支払いが悪い客が多いといわれているのに、その中でもっとも支払いの悪い客が得をする。
・待ち受け専用プリペ野郎からの収入が減る。

先ほど書いた料金改定の話と組み合わせるとこういうことになります。
・プリペで電話を掛けるアクティブプリペユーザを冷遇
・一円も払いたくないと思っているようなユーザを優遇


◆360日に変更になると驚きの事態が!

さて、ここまでは「ソフトバンクのプリペイドを継続的に契約している人」を前提に考えましたが、今度は解約されることを前提に考えてみましょう(ここからが面白いところです)

・360日に変更になったので、一回契約すると自動的に最低一年間は「プリペイド契約者」としてカウントされたままになる。

つまり、三日くらいで料金を使い果たしてしまい「もうイラネ」と思ってほったらかしておいても、カウントされつづけるということです。


そして最後の話題です、
・2006年8月末までは、180日経過後にプリペイド回線は解約扱いになる
・2006年8月末からは、360日経過後に変更される。

計算が面倒なので、180日=六ヶ月、360日=一年として話を進めます。

・2006年8月末に無効になるプリペイドは、2006年2月末にお金が切れたプリペイド。

じゃあ、2006年3月頭にお金が切れたプリペイドはどうなるのでしょうか
2006年2月末で2006年8月末だから、九月頭?

違います。九月頭からは360日に延期されています。
2006年3月頭にお金が切れたプリペイドは2007年三月頭に無効になります。

つまり、こういうことです。
改定によって、2006年9月1日から、2006年三月頭までの間、ソフトバンクにはプリペイド回線の解約者が発生しない異常な期間になるということ。

具体的には、2006年9月から、2006年2月までのソフトバンク純増数が、かなり下駄を履いた状態になるということです!この期間「ボーダフォンの純増数が好調」というニュースを見ても、それは言ってみればインチキのようなものであるということです。

しかも毎月のTCAでの純増数発表の際に、ソフトバンク(ボーダフォン)はプリペイド契約者数の数を公表していませんから、発表されるのは全体の数字だけだったりします。


前回の記事で、
スーパーボーナスによって見た目上の決算が一時的に大幅に黒字になる。
と書きました、今度は純増数です。

九月の純増数はもうすぐ発表されますので、注目しましょう。
ソフトバンクが絶好調!とかテレビのニュースが言っていたら、ニヤニヤしましょう。

いやー、ソフトバンクは本当に一味違います。上手いです。

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