858 ボーダフォン(ソフトバンク)の五月は+1100の危機でしたが
そろそろ話題が冷めてきたころになってこの話題について。
◆携帯電話、五月の増減
携帯電話契約者数の五月末契約者数の増減が発表されました、
以下は社団法人 電気通信事業者協会(TCA)というところの発表のページであります。
http://www.tca.or.jp/japan/database/daisu/yymm/0605matu.html
久しぶりに波乱のあった数字でした。結果を非常にコンパクトにまとめると、
AU>AUの増加-ツーカーの減少分>ドコモ>ウィルコム>ボーダフォン≒0
という感じです。
AUが久しぶりにドコモを突き放したこと、ボーダフォン(ソフトバンク)に再度純減の危機が迫ったことなどが目立ったニュースでした。ウィルコムについてはおおむねいつもの定位置です。
◆ボーダフォン(ソフトバンク)は本当に危機か?
ボーダフォン(ソフトバンク)が早々にピンチになっているというニュースが多かったように思いますが、私は微妙なところだと思いました。
というのも、ボーダフォン(ソフトバンク)のボーダフォンライブの契約者数が悪くなく(全体で1100なのに、こちらは3000の増加)ユーザの質の改善が始まった可能性があるためです。以前までなら、ボーダフォンライブの契約者数の推移もいっしょに悪化していることが多く、今回はどうも違うように思えるからです
つまり、ボーダフォンがこれまで契約者数をかさ上げしていたのをそのまま続けるのを止め、見た目の契約者数が減っても契約者の質を改善しようとしている可能性があるんじゃないか、ということです。
実際のところ今月だけでは何が起こっているのかわかりませんが、今月の結果が不調なのは確かであるにせよ、長期的にはどうか解らないのではないか、という意見でした。
とりあえず、純増数1100という数値が持つ見た目のインパクトほどはピンチではないのではないかと思います。
新規参入に厳しいことを書いていることが多かった当ブログですが、今回は逆の事を書いてみました。
引き続き事業全体として大変厳しい状況だと思いますが、「1100」自体はそれとはちょっと違うのではないかな。
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