862 W-Zero3を買うとイヤフォンマイクプレゼント、はW-SIM戦略不調の結果?
このニュースを聞いたとき、「やっぱりそうなりますか」と思ってしまった私でした。
ウィルコム、W-ZERO3購入者にオリジナルイヤホンマイク贈呈
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/29291.html
というわけで購入者にイヤホンマイクがプレゼントされるそうです。とはいっても店頭で「ハイあげますよ」という感じではなく(上記ニュースから引用)
>パッケージに同梱されている申込ハガキに必要事項を記入し、キャンペーン事務局宛に郵送することで応募できる。応募の締切は7月10日。
というわけで、ウィルコムは「何らかのユーザの声を知りたがっている」様子もうかがえます。
◆皆さんの反応
「オリジナルイヤホンマイク贈呈」のニュースに見られる反応はたいていこのような感じのようです。
・すでに買った人間にはサービスは無いのか!
・ウィルコムの小粋なサービス万歳
具体的に外で意見がどうなっているか示すべきか微妙なところですが、有名どころの反応を引っ張ってきますと、
W-ZERO3 オリジナルステレオイヤホンマイクプレゼントキャンペーン
http://blog.willcomnews.com/?eid=276856
こちらはではすでに買った人の不満が書き込まれています。
京ぽん2用も欲しいぞ!!
http://bari5.jugem.cc/?eid=806
こちらは大喜びな感じです。
◆W-SIMがうまく機能していないらしい、と私は理解した
今回のサービスは、たまたま成り行きで行われているだけかもしれません、
たとえばイヤフォンマイクの不良在庫が発生していて、それをウィルコムがただ同然で買い取ってなんとなくサービスしてみたとか、なんとなく顧客サービスしてみたかったからサービスしてみた、のかもしれません。
イヤフォンマイク製造会社が、イヤフォンマイクの世間への普及を狙って無料配布をさせているのかもしれません。実際のところはわかりません。
以下は、これはウィルコム自身が理由あって考えた末に行われているサービスであると考えての話です。実はウィルコムにはそんなことは考えていなかったということもありえます。
以上を前置きとさせていただいて、私が考えたことを書かせていただきます。
ウィルコムが購入したユーザにイヤフォンマイクを配るということは、貰った後イヤフォンマイクを飾ってくださいというメッセージではないはずです。「どうぞイヤフォンマイクを使って通話してください」というメッセージがあるのだと私は思います。
これはどういうことでしょうか。
・もっとイヤフォンマイクを使って欲しい
・もっと通話して欲しい
なにかそういう感じのことを狙っているように思えます。
・もっとイヤフォンマイクを使って欲しい
この場合、「他の通話手段ではなくて」ということになります。
W-Zero3本体で通話するのではなく、W-SIMで他の端末に差し替えて使うでもなく、二台持ちでもなく、
「イヤフォンマイクを使って通話ください、確かに世間では標準的なスタイルではありませんけどね」ということではないでしょうか。
・もっと通話して欲しい
W-Zero3を使っている人はもっと通話して通話料金を落として欲しい。
通話しにくいなら、イヤフォンマイクがありますよ。サービスしますから使ってね。
というわけでまず、上記で紹介したブログにある「京ぽん2用も欲しいぞ」というのはちょっと無い、という感じもしますね。このように考えてみると、通話用に形状がデザインされている機種でわざわざプレゼントをする必要は無さそうですから。
◆ともかく
ともかく、「W-Zero3購入者は、W-Zero3とイヤフォンマイクで通話を試してください」というメッセージが含まれているのだと思います。
ウィルコム推奨のW-Zero3での通話のやり方はイヤフォンマイクですよ、と。
あるいは、イヤフォンマイク以外のスタイルも推奨しますが、みなさんイヤフォンマイクで通話しなさ過ぎのようなので、イヤフォンマイクを一回くらい試してみてください、と。
ちょっと思ったことは、W-SIMって、こういうときユーザはどうする想定でしたっけと。
昔のウィルコム(というかDDIPocket)の推奨スタイルは、「ドカーンと割引しますから、音声端末とカード型の端末を二台持ちしてください」でした。
W-SIM発売時には「W-SIM方面ではTT+DD+W-Zero3で差し替えて使ってね」が推奨スタイルのように見えました。
しかしこれはW-SIM方面だけで、音声端末では「電話機であり、ポケットからすぐ出して使えるフルブラウザ搭載簡易PDAであり、ノートPCにも繋げる。データ通信も多いなら二台持ちしてね」というスタイル。
ついでに、通称京ぽん2ことWX310Kでは、「Bluetoothも使ってみてね」のように思えます。しかしこれは京セラの開発者のメッセージでしょうね。
まず、W-Zero3を片手で持って顔に当てての通話はあまり使われて無いってことかもしれません。
W-Zero3はW-SIMが取り出しにくいので、TTと差し替えて使うなんてことは難しいということでしょうか。W-Zero3を使っている最中に電話がかかってきたら差し替えられないじゃないか、とか。
通話相手に「ちょっと待ってね」といって通話保留して、相手をまたさずにすいっとW-SIMを音声用端末に差し替えても通話がつながったまま、というようなことが可能じゃないとダメなのかもしれませんね。
ちょっと考えたんですが、イヤフォンマイクも通話する前に差してから耳に当てないといけないし、差しっぱなしだとブラブラするし、あんまり決定的に便利でもありませんね。
私がニュースを聞いてすぐ思ったのは、
・W-Zero3を音声通話端末として使うのはちょっとうまくいっていないんだろうな
ということと、
・W-SIM差しかえ、は思ったより使われていないのだろうな
ということでした。
私は、W-Zero3を買うことにするのか、買うとして音声端末と二台持ちなのかW-Zero3で音声通話して平気なのか、TTと差し替え上等で快適に使えるのだろうかと悩んだままという一人であります。
迷ったままになっている最大の理由は、二台持ちにする場合と一台で済ませる場合に、今使っている電話番号をW-Zero3(W-SIM)に仕込むかどうかがまるっきり変わってしまうことです。とりあえず機種変更してみてから考えようというのはちょっと難しいのです。
今のままでも大きくは困ってないし、高いからということもありますが。
ウィルコムとしては、今現在としてはW-Zero3でイヤフォンマイクがお勧めなのですか。
と、ちょっと複雑な気分でニュースを受け取ったのでした。私の迷いが、根拠あるものだと確認された気がしたからです。
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コメント
W-ZERO3オンリーで使ってますが特に運転時以外は裸のまま使ってます。大きさも人が言う程ではないと思うのですが
投稿: るるる | 2006/05/31 12:27