874 PSE騒動で儲けた人が居るのである
久しぶりの更新になって申し訳ないです。
とんでもなく忙しくなっているのですよ。
というわけで短いけど割と面白い話を。
◆PSE騒動
ここしばらく騒ぎになっていた「PSE」ですが、どうやらなし崩し的に無かった事になりそうです。
撤回せずになし崩しに無力化してしまう事で、お上のメンツも傷がつかず、皆も困らないというわけなのでしょう。
ネット経由の話題の広まりが世間を変えたというのも結構面白い事だと思います。
で、本題。
私は、PSE法は撤回されるのではないかと踏んでいました。
というのも、騒動になってしまっていて、明らかに被害をこうむる人たちがいて、そして、社会正義やら時流の面からも全く賛成できないというシロモノだったからです。
役人は事なかれ主義ですから、一度決まった事を覆したくもないのでしょうが、世間的になんかまずいことになってしまうこともするのも嫌なのです。
こういうときに一番楽なのはうやむやにする事ですから、うやむやになるに違いないと思っていました。
PSE法のニュースでいろんな中古品が投売りになっていると聞いて、「これは今買い込んでおけば後で儲かりそうだな」と思ったのですが、私は手持ちが無かった(貧乏とも言う)ので、私自身は何も出来ませんでした。
しかし、やはり同じことを考えた人は居たようで、投売りになっていた中古楽器を買い込んで、値段が元に戻ったところで売って儲けた人が居るようでした。
私もやりたかった、というか私の場合、買い込んだビンテージ楽器にほれ込んでしまって自分の所有にしてしまい、単に散在するだけにもなりそうですが・・
最初、中古楽器だけ対象外にして逃げをうとうとしたあたりが、まさにお役人でした。
撤回したくないし、かといって世間で騒動になった責任も取りたくないので、役人らしい言い訳をしてみたのが「中古楽器の撤回」、しかし、これは逆に怒りに火を注ぐ事になってしまい、
「検査体制の強化方針(がんばっているんだという言い訳)」「事実上先送り(中止もしてないという言い訳)」というお役人の必殺技が二つ炸裂してPSE騒動は一段落つきました。
みっともない話であります。
とは言っても、まだ世間の怒りは収まったわけではないし、とりあえず今は治まっただけでしょうけどね。
そして、投売りになったビンテージを買い込んだ人は儲かったというわけです。
この騒動はビンテージの広告にもなってしまった感があるので、今からかっても値上がりするんじゃないかとさえ思える次第です。
結果としては、かえって中古品の宣伝活動になってしまっただけのような気もしなくありません。
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