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2006年1月の10件の記事

899 ヤクルトの司令塔の脳年齢は58歳 / ゲーム脳年齢?

日本プロ野球界きっての頭脳派、古田敦也さんの脳年齢は58歳だそうです。


あなたは何歳?
http://blog.so-net.ne.jp/atsuya-furuta/2006-01-12

古田さんには、「古田敦也さん監修・野球年齢トレーニング」でも作っていただきたいです。


◆DSトレーニング

正月は実家に居られたそうで、そこで親戚の子供にNintendoDSをプレゼントしたそうであります。
DSはやはり相当売れているようですね。

で、子供とゲームショップに行って「あ、CMでやっていたものだ」とDSトレーニングを思わず買ってしまったそうです。

良く出来た話でして、

子供が欲しがる→親が買いに行く→買いに来た親が思わず買ってしまう→自分の「脳年齢」を通知されてびっくりする→努力すれば少し筒改善するのではまる

古田さんは任天堂のマーケティングの作戦に完全に引っかかっているのかも。球界きっての頭脳派でも任天堂の作戦は見抜けなかったか?(笑)


で、テストしてみると58歳だったそうです。
しかし、一週間トレーニングしたところ26歳まで若返ったそうです。


◆脳年齢って何?

脳年齢なんていうものがきちんと定義できているとは思えませんから、要するに「統計」によるものでありましょう。

つまり、

>58歳の方である知能テストを行った平均点が○○点だったので、○○点を取った場合には58歳といたします。

こんなところでありましょう。

そして商品として成り立たせるために、この統計値が少しモディファイしてあり、
・最初にテストした時には劣等感を覚えるような年齢が出るようにしてある。
・しかし、努力すれば(テストに慣れれば)満足感を覚える脳年齢まで改善するようにしてある。
たぶんそんなところでありましょう。

問題点は、「脳の能力を向上すれば」ではなく、「テストに慣れれば」ということでしょうか。
「脳年齢」というより「ゲーム脳年齢」なのかもしれません。
だから若返ったように見えるわけです。

上手い商売です。

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900 ホリ○モンの運命の分かれ目

ホリ○モン関係のニュースがメディアを賑わしています。

彼を祭り上げたのはそもそもメディアで、「あまり堅実なところではない」ということは最初から言われていたことでした。当然私も「アヤシイ」と思っておりました。

今回の件に限っては実はちょっと微妙な話で、個々の活動についてはぎりぎり法の範囲内でありながら、活動をくっつけ合わせるとダメだ、という微妙な話に思えます。テレビでそういう意見はみたことが無いので、あくまでも私見ですけれども。

ですが、正しいことを伝える使命があるはずのメディアが率先して大騒ぎをして、成功者の顛末に溜飲を下げる大会を煽っているだけというのはどうかと思います。


以上は前置き。


ちょっと思ったのですが、彼の運命を大きく変える分かれ目は意外なところにありました。
公認を固辞し、比例代表に出なかったことです。
「シカク」と呼ばれていた他の方々は、基本的に比例代表にも出て保険をかけておられましたが、彼は公認を固辞したのでその保険がありませんでした。

もし当選していたら、「チルドレン」の最大の顔としてメディアを賑わしていたに違いありません。国会で「IT」とか「スピードが足りない」と連呼している彼の姿が思い浮かびます。
今回の騒動も無かったに違いありませんし、下手をすると将来総理になっていたかもしれません。

今の世の中の空気からすると「そうならなくて当然だ、いつかこうなるはずだった」という感じなのかもしれませんが、よく考えてみると実際のところ紙一重だと思います。

いやいや、世の中はちょっとのことで大きく変わるものです。

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901 他人の成功談より失敗談を聞こう

お題:受験にまつわるエピソード
について書いてみようかなと思います。

受験に限らない話。


◆成功談ばかりがもてはやされるけれど

受験の話題で何か書きなさい、ということになりますと、
・思い出話
・現在進行中の話
・成功談
とかになると思います。

上の二つはまあよいとして、なぜか成功談ばかりもてはやされるなあと思っていることについて書いてみたいと思います。

私は○○して合格しました、というような記事はたくさん本に載っていたりします。
そして、こういう方法で勉強すればよい、この本で勉強して成功した、などと書いてあったりします。
確かに他人の成功談を読んでいると元気が出たりするものです。しかしあんまり参考にはならないと思うのです。

よく考えてください。この人はたまたま成功した人です。

最善の方法をとって成功した人とは限らないし、最善の方法をとっていないけれどとりあえず合格した人たちが、自分自身が成功の秘訣と成功した後に思い込んでいる事について語っている(なぜ成功したのかを冷静に分析したわけでもなんでもない)、というのが成功体験記の正体です。

これは受験に限りません。

世間に数多溢れる「成功体験本」は、全てこの問題を抱えています。

結果として成功したけれど、本当にいいアプローチをとったかわからない人たちが、成功した後で自分が成功の秘訣だと思い込んでいることを勢いで語っている、というのが正体。

つまり、参考になるかなんてよくわからない訳です。


◆失敗談

一方で、こういう場合には失敗談はあまり語られません。読んでいて楽しくないからかもしれません。
日本経済の失敗はどうして起こったか、みたいなマクロスケールな話は語られるような気もしますが、個人には役に立ちません。

失敗談は成功談と違うことがあります。
成功談の「成功の秘訣」をそのまま真似ても成功するとは限りません。
しかし、多くの場合、失敗談をそのまま真似すると失敗します。

つまり、失敗談の方が参考になります。
もちろん参考になるのは、失敗を精神的にただ悔いているだけの話ではなくて、失敗の明確な原因に到達しているような話です。


「失敗談の方が役に立つ」ということについて、野村監督が良い台詞を言っています。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

これを聞いたときに、何と素晴らしくまとまっている一言なんだろうと思いました。まさしく、そのとおりでございます。




◆せっかくなので

ここで筆を置いたほうが美しいとは思いますが、せっかくなので受験で忘れられがちだと思われることをちょっと書いてみます。
リアル受験生の参考にはなるでしょう。


■試験科目と試験科目の間の時間は長い

模試や学校の定期試験では、試験が終わると次の試験がすぐ始まります。
しかし、実際の試験では必ず長い休み時間があります。
試験で何かがあった時の為の予備の時間だったり、問題冊子の回収などに失敗がなかったか確認するための時間があるので、どうしても長く時間が開きます。
この時間を有効に使いましょう。
試験の度に復習タイムが設けられているくらいに思いましょう。

試験のまさに直前ですから、この時間にあらためて覚えたことはきわめて鮮明に記憶されていることでしょう。
試験会場に、今まで勉強したことがコンパクトにまとまっている冊子やまとめ、あるいは苦手ポイント一覧(自分で作っておくと良いでしょう)などをつくって、試験前の長い休みの間に脳に焼き付けておきましょう。


■昼ご飯を食べると眠くなる

昼ご飯を食べるとおなかがいっぱいになって眠くなります。午後の授業が眠いのと同じ現象です。
これを避ける方法があります。昼ご飯を食べるのをやめて、休み時間ごとに少しずつご飯を食べるようにすればいいのです。そうすればおなかはすきませんし、眠くもなりません。


■実際の試験と同じ時間割で一回シミュレーションする

つまり、実際の試験の時間の感覚などは模試とは全然違います。
一度「試験と同じ時間割」でシミュレーションをやってみましょう。休み時間が退屈するくらいやたらに長いとか、いろんなことが解ります。

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902 無茶しました:パン粉でフレンチトースト

唐突にフレンチトーストを食べたくなったのですが、パンがありませんでした。

あっさり諦めても良かったのですが、非常に残念感が大きかったので脳内で一休さんが出動しまして、「パン粉ならあるよね」ということに考えが至りました。

パン粉でフレンチトースト。
確かに作れなくはなさそうですが、実に怪しい。

そこまでして食べたいのか、と怪しさにひるんだのですが、しかし今度は「その怪しさを超えた先に一体何があるのか」ということが気になってしまい、とうとう作ってしまいました。


材料
・パン粉
・卵
・牛乳
・砂糖
プレーンに近い方が何が起こったのかわかりやすいのではないかと考えました。


パンのように浸すわけには行きません、何せ「粉」ですから。
しょうがないので、上記の材料を混ぜ合わせました。

お好み焼きの具のような何かが出来上がりましたが、しょうがないのでお好み焼きのようにして焼きました。

その結果は、

pankoDeFrenchToast

慌てて写真をとったので変なことになっています。
四角くないので変な感じですが、しかしフレンチトーストっぽい物体が出来上がりました。


期待して食べてみますと、生臭いのであります。
何だろう、と思ったんですが、これはパン粉の匂いです。

パン粉って生臭いんだ。
気にしたことが無かったけれど、これは生臭いとしか言いようが無い。
これはお勧めできません。

しかして、なんとも不満足な結果が残りました。


世の中には、高級なパン粉とそうではないパン粉があるのだということは知ってはいまして、何でもこだわりの店などでは高級なパン粉を使うらしいことは知っておりましたが、意外なところで悟ることができました。

安いパン粉はまずいかもしんないです。


「パン粉」のパンとしての性能の低さを体感したい方は追実験を行ってみてください。貴重な体験ができるかもしれません。


後日のおまけ

自慢の手料理、実はインスタント食品……英国の若者調査

調査してみると、「手料理です」とニセ申告しておきながらその正体はインスタントであるのが恒例、が、なんと7%も居られるそうである。
より凄いのが、10人に1人が今までまともに料理を作ったことが無い(作り方が解らないから)、だそうです。「まともに料理」というのがどの程度のものを指すのかは謎ですが。

私は料理はよく作りますが、適当にしか作りません(手間や時間のかかる料理は滅多にしない)。これを「適当」というのなら私も一割なのかもしれない、と思いました。

「自慢のフレンチトースト、実はパン粉で製造」については、「まともに料理」かはともかく、「まともな料理」では無い、のはそのとおりではありますが。

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903 16パズルを作り直した

◆16パズル

JavaScriptで16パズル(15パズル?)を作り直しましたのでサイドバーに設置してみました。

マインスイーパーと二個置きにしてみたところ、なんとなくうるさくなってしまいましたが、どちらか一つを残そうと考えてみても困ったので両方配置してしまいました。

表示が簡素ですが、これはブログのテンプレートを変更しても自然になじむようにと考えた結果です。
自分で中途半端に表示に凝るよりテンプレート任せの方がいいだろうと考えてこうしてあります。


数字を並べるタイプのいかにも普通の16パズル(15パズル?)ですが、よければ遊んでみてください。


◆京ぽん対応

JavaScriptのゲームは京ぽんなどの携帯搭載のOperaブラウザでも動作します。
ただ、ゲームをするだけの為にこのページを開いてもらうのも何ですので(そうでもない?)、どこかに携帯で遊ぶ用のページでもそのうち作るつもりです。


◆JavaScript

言語としてのJavaScriptには一通り慣れました。
JavaScriptは変なところが不便だったり、変なところが斬新だったりします。

とても誤解されている言語だと思います。
出来の悪いオブジェクト指向言語だと思い込んで使っている人が多いようですが、JavaScriptはそもそもオブジェクト指向言語ではないと思います。オブジェクト指向言語だと思い込んで無理に使うとどうしてもエレガントではなくなります。
Lispに似ていると思いますしそのように言う人は多いですが、しかしながらLispのつもりで使おうとするとこれまたLispのようには取り扱えません。

独自のエレガントな書き方があることは解ってきたのですが、しかしながらあんまりエレガントな書き方をしようとすると互換性大丈夫かな?とか心配になってしまいます。
一応書いておくと、エレガントな書き方というのは往々にして見られる不必要にトリッキーな書き方の事を指しません。
兵法で有名な孫氏曰く、トリッキーな解決法は良くありません。私もそう思います。必要も無いのに自然に逆らわないこと。

ECMA Script(JavaScriptの大人な呼び方)はこれから普及するのでしょうか。
いずれにせよもうちょっと言語仕様を手直ししないといけない気がしますし、利用者の誤解があまりに多い不幸を乗り超えられるのだろうかとか思いますが・・・良い対抗馬がぜんぜん思いつかないのでスクリプト用としてそこそこ普及してしまうのかな?

個人的には簡潔なSchemeが大流行したり、MLやHaskellが大流行したりする方が面白いと思いますが、そういうのは無理でしょうねえ。

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904 Docomoが、PCでのデータ通信定額を実現することが難しい理由

この記事を書くきっかけになったのは、
NTTドコモ データ通信に定額制 無線ネットが使い放題
という記事を見かけたからでした。

この記事は1月14日のニュースで、その後他社からの続報も無いので、「これは誤報っぽい話なのだ」ということはみんな解っているのだろうとおもっていたのですが、残念ながらそうでもないらしい事がわかってきましたので、

・どうしてこのニュース(PCでの定額開始など)が実現困難な話に見えるか

ということについてちょっと書いてみたいと思います。
話としては一通りまとめたつもりなので、ちょっと長いですが読んでいただければと思います。

#後日追加:この記事に補足の続きを書きました(記事末尾参照)


◆元のニュースの内容を整理する

元のニュースがわかりにくいのでちょっと整理してみたいと思います。

元のニュースが言っていること。
・NTTドコモが今年の夏にHSDPAという新技術をサービスインする。
・HSDPAは最大速度14.4メガで、ADSL並みである。
・HSDPAで、PC接続向けの定額サービスも用意したい。月数千円で利用できるようにしたい。
・AUも追随してくる(と読めてしまう)

これを読んで、「これは夢のような新サービスだ」と思ってはいけません。
私が思うに、これは夢のような・・ではなくて夢のままに終わります。
この記事を読んで直感的に思うようなサービス(つまりADSLの代わりになるような高速定額サービス)は実現が困難だからです。


◆なぜ困難か

まず、記事では(読みかた次第ですが)ドコモのHSDPAを追いかける立場のように思えてしまうAUですが、実はすでにHSDPAと同等の技術をサービスインしています。実はこういう感じなのです、

・HSDPA≒EV-DO(いわゆる「WIN」)
・HSUPA≒EV-DO Rev.A

かなり前(2004年11月?)に、AUが「ブロードバンド携帯」「パケ代定額開始」と盛んにCMを行っていた頃があったと思います。「WIN」が始まった時です。
HSDPAやEV-DO(WIN)は3.5世代と呼ばれる同世代の技術で、実はAUはとっくの昔に3.5世代をサービスインしています。今年の夏だとしても、ドコモはこの変化の早い携帯の世界で二年近くも遅れをとっていることになります。

では、なぜにすでに3.5世代に突入して久しいAUがPCでの定額を行わないのか?
それは技術的に難しい点があるからで、これはドコモのHSDPAも同様なのです。

なぜかというと、それは「PC定額にすると絶望的に速度が出ない」からです。
既にサービスインしているAUを例に説明してみましょう。

WINは「最大速度2.4メガ」ということになっています。それだけ速いならPCで定額サービスを開始しても何ら問題ない・・ように思えます。
しかし、この「最大速度2.4メガ」は、
・A:電波状態がありえないほどの理想的状態での最大速度
・B:1通信あたりの最大速度ではなくて、基地局あたり(正確には1RFあたり)の最大速度

まずAの点について。
「最大速度2.4メガ」と名乗っているWINを実際に通信させて速度を調べてみると、場所を変えたり時間を変えたりしてがんばっても800K(0.8メガ)ぐらいしか出ません。
実際には800K出ることも珍しいことで、「800K出ました」なんていうと「そんなに出るなんてウソをつかないでください」とさえ言われます。実際に期待していいのは400Kくらいなのかもしれません。

次により深刻なBの点について。
これは意味がわかりにくいかもしれませんが、実は「2.4メガ」は一人あたり2.4メガではなくて、「基地局に繋いでいる利用者全員で2.4メガ」だということです。
もし二人の人間が通信していたら、通信帯域は二人で取り合いになります。五人なら五人で、10人なら10人で取り合いになります。そしてそのぶん速度は落ちます。

先に示した800kは「一人で基地局を占有できた場合」の速度です。誰かが使っていれば100K前後になることは珍しくありませんし、混雑時間帯は50Kや30Kのような非常に遅い速度にまで低下します。

AUはPC定額をしていないばかりか、パケット量が増えることに非常に神経質です。例えばアプリのデータ通信量を制限したり、着歌のビットレートを低いままに保ったりして混雑が起きないようにかなり気を配っています。
にもかかわらずこのありさまです。

もしPC定額を導入したらどうなるかといいますと、現在の「混雑時間帯」を越える混雑が一日中続くことになります。スペック上は2.4メガでありながら、例えば通信速度10Kというような大変なことにもなります。懐かしきテレホーダイのアナログモデムよりも遅くなることでしょう。

さて、どうしてPC定額が難しいかわかっていただけたでしょうか?
定額とまともな通信速度の両立はほとんど不可能というわけです。


◆さらに追い討ち

厳しい話はさらに続きます。

HSDPAの「理論値14.4メガ」は将来におけるスペックで、今年の夏のサービスイン時には「理論値3.6メガ」でスタートします。ですから、(理論値3.6メガながら実測値は)1メガ程度の帯域の奪い合いになることでしょう。

AUの方が速度が遅いように思えるかもしれませんが、AUは「電波帯域1.25Mhz」を消費して理論値2.4メガを達成しています。ドコモは「電波帯域5Mhz」を消費して理論値3.6メガ(将来14.4メガ)です。つまり、ドコモはAUの4倍の電波を使っています。
オマケ:話題のiBurstは5Mhzで24メガ
896 iBurstって「第二世代」なんですよ、知ってました?

そして電波を多く使うことが更なる問題を生み出します。
ドコモのFOMAに割り当てられた周波数帯域は15Mhzしかありません。そして「HSDPAの5Mhz」というのは、三分の一にも相当してしまいます。
5MhzをHSDPA専用にしてしまった場合、音声通話に使える周波数帯域が10Mhzしか無くなってしまいます。そして、FOMAは街中では混雑してきています。
HSDPAは音声通信と混在させること(周波数帯を共用にすること)もできるのですが、音声通信とHSDPAのデータ通信が互いに干渉してしまって、更なる速度の低下を招いてしまいます。

一方でAUは1.25Mhzしか使いませんから、EV-DO(WIN)は音声との住み分けが容易で、専用帯域で通信を行うことができます。
今後開始されるEV-DO Rev.A(3.5世代をさらに高度化したもの)で何らかの新サービスを始めようと考えた場合も、1.25Mhzさえ用意できれば新サービス専用の帯域を用意できます。ドコモなら干渉覚悟の混在は必至です。


頭の回る方は、それなら基地局をたくさん作ってしまえば良いではないかと思われるかもしれません。
たしかにそれが唯一の解決方法ではあります。
しかし、そうなると莫大な資金が必要になりますし、基地局の増設となると場所の交渉からですから時間がかかります。また、基地局の密度を増やすと都心での通信がさらに不安定になり、FOMAの不評がさらに増します。


◆PC定額はすべきではない

ドコモは資金力では飛びぬけていますから、文字通りの「力技」でPC定額を実現できるかもしれません。
しかし、そこまで無理をしてPC定額をする必要は思いつきません。

最大のライバルたるAUはPC定額をする気がありませんし、ドコモで厳しいならボーダフォンには不可能なサービスです。そしてウィルコムとは顧客層が競合していません。そしてなによりも、これは削りあいの一種なのであって利益を増やす新サービスではありません。
ドコモの顧客は、音声通信主体で「NTTの安心」を買っている客ですから、ドコモが自ら進んでリスキーなことをする理由は思い当たりません。

そこまでして基地局をたくさん作ったところで、通信技術がしかるべきところまで進歩して(通信技術は「第三世代」で終わりではありません)定額が当然期待される状況になれば、大量の旧式設備が残って困るだけです。

新規参入のソフトバンクやアイピーモバイルなどは「PCも定額にする」などと表明しているようですが、ここまでに記したとおり、PC定額にした場合にはまともなサービスは期待できません。新規参入だからどうせ加入者が少ない(電波は比較的あまる)し、新規だから無茶をせざるを得ないから(あるいは技術的無知)、というのが理由だと思います。


◆ではウィルコムは?

ウィルコムはPCでの定額を実現していますが、これは例外です。

PHSは小型安価な基地局を大量に配置して日本中の音声通話の大半を賄うという計画でしたが、計画の見通しが甘かったために予定通りに普及しませんでした。
言ってみればその失敗の後に残されてしまった基地局をうまく再利用しているのがウィルコムです。

音声通話の利用者が計画よりも大幅に少ないために帯域が余っていて、日本中に大量の基地局が配備済みでありながら遊んでおり、なおかつ基地局がの機能をソフトウェア的に書き換え可能になっているなど妙に高性能だった(他社のPHSはここがダメでした)、といういろんな偶然が重なって、PCでの通信定額が提供できています。
あくまでもPHSの失敗の後に残されたインフラの思わぬ再活用から始まったウルトラCです。一から計画されて生まれたネットワークではないのです。

(ドコモのPHSが終了するというニュースがあったので、このことについて記事を書きました。
ドコモのPHSが終了する理由
PHSの顛末についての詳しい話は上記の記事を読んでください)

ウィルコムが発表の度に「定額をするにはネットワークの『厚さ』が大事だ」と言っているのはこういうことを言っています。また、冗談交じりで「顧客の苦情に対応する形で基地局を作っていると結果的にこうなってしまっただけで、今からネットワークを最初から作れといわれたらこんな風にするかどうか解らない」とも言っています、これは偶然の成功の側面も大きいことを暗に認めているということでしょう。

結果的に現時点においては驚異的な収容能力をもつネットワークが出来上がっているわけですが、長い年月をかけて偶然生まれたネットワークでもあるわけで、今から他社が真似してできるものでもないのです。

だから、ウィルコム熱狂関係のブログではこのあたりは冷静に分析されているのかと思ったのですが、そうですね、例えば・・・
NTTドコモがHS-DPAで、PC接続データ通信に定額!?
などを見ると、そうでもないようです。

#意外とみなさん知らないのだなと驚き、というわけでこの記事を書いています。この記事を書くきっかけになりました。


◆結論

結論としては、このニュースは誤報であるか、ドコモの中で技術に明るくない人の思いつきが外部に出てしまっただけだと思います。不可能だとは思いませんが、無理が多い上にメリットが感じられないからです。
そういえばAUの社長は理系で、ドコモの社長は文系ですね。

まともに実現できるサービスならサービスインしていただきたいのですが(進歩はいいことです)、私にはどうにもドコモの既存利用者を不幸にする無理なサービスに思えます。
ドコモでも困難であるのに、携帯新規参入組は(商売上仕方が無いとはいえ)ちょっと調子の良い事を言い過ぎているように思えて大丈夫かなと思えます。


長くなりましたが、みなさん解っていただけたでしょうか?
「なるほど」と思っていただけていれば幸いです。


念のため:

この記事は、「やったー、ADSLを解約するぞー」みたいな勘違いが予想外に多かったので書いてみた記事です。
ですが、記事が原因で「HSDPAって全くダメ」という逆方向の勘違いが生まれてしまったような気がしなくもありません。世の中難しいものですね。

HSDPAが全くのダメ技術に思えてきた方、それもまた勘違いですのでご注意ください。


補足として続きを書きました
895 続き:Docomoが、PCでのデータ通信定額を実現することは難しいけれど
http://firstlight.cocolog-nifty.com/firstlight/2006/02/895_docomopc_94cc.html

関係記事
898 ドコモのPHSが終了する理由
http://firstlight.cocolog-nifty.com/firstlight/2006/02/898_phs_0100.html
896 iBurstって「第二世代」なんですよ、知ってました?
http://firstlight.cocolog-nifty.com/firstlight/2006/02/896_iburst_52b1.html

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905 今日の小島社長at国会をひとことでまとめる

(∩゜д゜)∩ アーアー聞こえない

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906 再帰的な初夢

初夢は何をみた?というのをやっていたので、すごい初夢だったことを思い出して記事をポスト。

◆再帰的な初夢

事前には初夢の存在についてはすっかり忘れていて、何も期待していませんでしたが、珍しい夢をみました。


夢の中で夢を見ました。

眠りが浅くなってきて、
「あ、これは夢だな。けどもうちょっと寝ながら続きを見るか」
ということがたまにあります。

初夢はそれを「夢の中」で体験しました。

あいにく、詳細はもう忘れてしまったのですが、なにやら状況の前後の因果関係が明らかにおかしいことになっている状況(夢ですから)で困惑しているところで「これは夢だったか」と悟る。
しかし、それも夢の一部だったという夢でした。
起きた後ちょっと混乱しました。

(夢 ((夢 x) y)

こんな感じでしょうか。


以上
(記事 ((夢 ((夢 x) y) z) )
でした。

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907 TTことTinyTalkがあっさり売り切れる

久しぶりの投稿になってしまいました。


◆TinyTalk売り切れ

ウィルコムからオンライン販売限定で発売されていたTTことTinyTalkがあっさり売り切れてしまいました。

TT(TinyTalk)の通販ページ
https://store.willcom-inc.com/ec/faces/cat319/lstlsct000246/cmdprde000686/
> おかげさまをもちまして、当商品の販売は終了いたしました。

TinyTalkはメール機能が不十分・価格が高い・オンライン販売のみ・店頭でのデモ機がほとんど無い、等々の点もありながら、一ヶ月程度であっさり完売してしまいました。
3000台×3の9000台生産されたそうです。

結局私は「店頭でのデモ機を見る機会すらない」うちに売り切れになってしまってちょっとがっかりです。

TinyTalkはW-SIMでの音声通話端末のコンセプトモデルのような存在で、W-SIMの可能性を示すために作られた機種なのかもしれないですが、欲しい人は沢山居ると思います。
・小さくてかさばらないのがうれしい人
・音声通話しかしない人
・デザインに惚れた人
・W-ZERO3との併用で買う予定の人
実際オークションでの価格もうなぎのぼりだそうですし、店頭での売り込み皆無でこの状態ですから、もうちょっと生産しておいても良かったのではないかと思う次第です。

特に、W-ZERO3購入組にとっては、併用するつもりで買う予定だった人は沢山居ると思います。

TinyTalkは購入者には好評のようで心配された電波の感度の問題も無いということで、私も一度くらいはデモ機を触ってみたいと思っていましたが、それすらかないませんでした。


前向きに考えるとしたら・・TinyTalkはメール機能が非常に限定的なので(そういうコンセプトモデルなんだから、しょうがないのですが)、そこを改良した新モデルが出るのかもしれない、と思っておきましょうか?

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908 マインスイーパを作った

あけましておめでとうございます。


◆マインスイーパ

マインスイーパ-を作ってみました。
良ければ遊んでみてください。

(←サイドバーに設置しました)

JavaScriptで作ってあります。
最近までまともにJavaScriptを使った経験は無かったので、作りながらJavaScriptの勉強でした。

いろんなくだらないことではまったりしながら(varつけないと大域変数扱いされるなんて・・とか)、現時点ではObjective(Prototypic?)なJavascriptのコードも書けるようになりました。

せっかく覚えたので定期的に何かを作ってみたいと思います。

実行画面はこんな感じ

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