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918 補足:トラックバック→引用通知の話

自らの記事への補足。
私が問題にしているのはココログが承認付きトラックバック実装を持って「解決しました」としてしまう可能性であって、個々人がトラックバックをどう使うかではありません。

919 トラックバックの本来の用途は?-承認後トラックバックへの異議


ココログの決定は「システムを使う全員」に影響を与えてしまいます。

一方で個々人のトラックバックの使い方は個々人の問題で、どんなトラックバックの使い方をしても、それはブログを使う人たちの間の話。
トラックバックは引用の通知が目的でつくられた機能のはずなので、私は引用の通知機能とは別に他の目的の機能を用意するほうが混乱が無くてよいと思います。ですが、それは私の意見。

一方でココログは「使う人」ではなくて「システムを作る」側なので、また別です。

まず、
「承認したからトラックバックだけしか付かないようにしたら、トラックバックスパムは無くなる」
というのは、責任の所在をユーザーに移動させただけとも言えます。
現在:余分にトラックバックを受け付けるけれど手動で削除
承認:手動で受け付ける
結局は手動です。
結局システムがスパムをブロックしてくれないとユーザから見ると解決になっていないのです。だから「承認後機能をつけたので解決しました」とは思っていただきたくない。

さらに「システムが重くなりましたけれど、承認後トラックバックを実装するのでご安心下さい」となると論理が破綻しています。
システムが重くなったことと、システムを特定の仕様に変更する事は直接の関係が無いからです。システムの問題を何故かユーザーの手間におきかえて解決したと言っているともいえます。

もし「承認したトラックバックだけを受け入れられるようにすることは手間はかかる欠点はあるけれど、トラックバック機能の方向としては良い」という前提があるならば、それは人によるはずなのでよく考えていただきたいと思います。


現在:必要ないトラックバックを削除したあとに残ったものがトラックバック
承認:承認したトラックバックだけ

形式上の基準で、「スパムだ/微妙だ/私の記事への引用通知である」という分類ができます。
スパムであるかという点以外にもトラックバックを送ってきた記事あるいは筆者への「仲良し・好き/嫌い」という分類もできます。
問題は(人によっては)二つの基準が混在している事です。
トラックバックを手動で処理するときにはトラックバックについて二重の基準が混在したままで「判断を下す」ことになります。

現在の無用なトラックバックを削除する方法は、「No」と「Noとまだ言っていない」ものを分かつ方法です。
承認後トラックバック受け入れは、「Yes」と「Yesとまだ言っていない」ものに分かつ方法です。
ポイントは「Yes」と「No」では無い事です。
トラックバックがくるたびに毎回「Yes」と判断する方がいろんな意味で疲れると思います。


私のそもそもの結論としては、
トラックバックが飛んできたときに「元の記事にリンクが存在するかチェックする」という別の手法があって効果が上がっているので、「ユーザに手間をかけず(毎回チェックをするのは大変)、明らかなスパムは全部ブロックできる」この仕組みの方がありがたいので・・
(ユーザにトラックバック受け入れの判断をまかせるよりも、実装はより大変かもしれませんが)

というお願いをしたい、ということです。

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