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917 W-ZERO3は良し悪しの見極め方も新しい

W-ZERO3の発売前レビュー記事を読んで思ったこと。
W-ZERO3は従来に無い端末だけに、良し悪しの見極めポイントも従来端末と違っていて難しい、と思いました。

memn0ckさんの渾身の記事、
W-ZERO3 ~ 基本操作や通話・メールをチェックする
から。


◆普通の端末とは違うので

とうとう(一部で)話題沸騰の電話機、W-ZERO3の発売が迫ってきました。

WILLCOM、SHARP、マイクロソフトという異例の組み合わせ、そして日本初のWindowsMobile搭載のWindowsスマートフォン。無線LAN、VGA、キーボード、高いスペック、しかし初物だけに枯れているとは思えないリスク。
解らない事が多いのでレビューには大きな注目が集まります。

他のレビュー記事などを読んでいても今ひとつよく解らないので、どうしてだろうと考えておりましたが、memn0ckさんの渾身のレビューを眺めていると、この端末は良し悪しを理解する正しい方法も従来の端末と同じではないからだ、と思えてきました。


◆良し悪しが解らない

「前例の無い端末の発売」というのは初めてのことではありません。

ウィルコムの端末だと、「味ぽん」こと初代AirEDGEPhone端末にして初代日本無線端末のAH-J3001/3002、初代フルブラウザ端末の「京ぽん」ことAH-K3001V。
初代FOMA、初代テレビ電話携帯、初代PTT対応端末、初代ボーダフォン3G端末。

「初代」は不安と期待で端末レヴューに注目が集中します。でもそこから色々ななことが解ってきて「あとはあなたの趣味次第」という部分以外は、買う前におおよそ解るものです。
ですが、W-ZERO3は今ひとつイメージがつかめません。

で、それはどうしてなのか何となく解ってきたような気がするので書いてみます。


◆購入後に「変わる」余地が大きすぎる

この端末の各要素について考えてみますと、
「W-SIM」と「シャープのハードウェア」と「マイクロソフトのOS」と「アプリケーション」そして「ユーザーの横の団結」のような感じには分けられるでしょう。

普通の携帯電話だと、購入後に端末の価値の大半が変動するような事は普通ありえませんが、この端末、「シャープのハードウェア」以外の大半が購入後の展開次第です。
こういうことは今までの端末には無かったわけで、今までの端末と同じ感覚で考えていたら解らないわけです。
事前に端末がなんたるか理解できないという事実が「この端末の新しさ」を象徴しているのではないかと思ってみたりもします。


◆私の考えてみたW-ZERO3のポイント

「W-SIM」はあまりに小さいので感度などが心配されましたが、TinyTalk利用者の話やこの記事を参考にしても最低限問題の無い状態ではあるようです。だから、買ってきたけど感度が悪くて話にならん、ということは無さそうです。
しかも、「W-SIM」は差し替え可能なので、多少の問題があっても新型の「W-SIM」が出たら差し替えれることで解決するわけで、多少の不満は将来の解決をあてに出来ます。

「シャープのハードウェア」は購入後しばらくはお付き合いする必要があります。
電話機としてはサイズがかなり大きくて片手で扱うのが難しい・電話の形状をしてないから会話しにくい点は要覚悟のようですが、それ以外について大きな問題点は無さそうです。

「マイクロソフトのOS」はマイクロソフトのやる気次第です。戦略重要度数が高ければ、OSは果てしなく改善されつづけるでしょう。しかしこれは読めません。
当たり前?いやいや違います。パソコンで考えてください。「最初にWindowsMEが動いていたマシンで今はWindowsXPが動いている」なんていう根本的な変化もありうるという話です。
挙句の果てには「Linuxを動かした神が出現」なんていう展開もあるかもしれません。

「アプリケーション」「ユーザーの横の団結」についてはまさにこれから次第です。
電話機としての基本的使いやすさ以外の点については、これらのポイント次第なわけですが、まだ解らない事が多いですね。
ある程度のアプリケーションは有志が作ること確実でしょうが、本格的アプリケーションまでどんどん出てくるようになるか、画期的アプリケーションが登場するか、となると微妙です。そしてこれらの点も、マイクロソフトが開発環境をきちんと整備するかにかかっているかもしれません。


<h4>◆弱々しい結論

とりあえず基本機能には一通り問題がないこと、しかし通信中の着信・電池の持ちなど細部の使いやすさまで完璧ではなさそうなことも解ってきました。
そして電話機としては大きすぎるので覚悟は必要だということ・・は事前の予想通りです。

一番肝心な事は「マイクロソフトがどの程度この端末に情熱を注ぎ込んでくれるか」ではないでしょうか。端末だけ見ていても解りようが無い事ですが。
その辺りを推測してみても、日本の携帯市場・小型ビジネス端末市場への切り込み役という戦略重要端末かと思いきや、IEがQVGAにしか対応していないという「やる気があるとは思えない」事もやってのけていて、力が入っているのか入っていないのかよく解りません。


また、
「ハードウェアの潜在的性能は二の次で、マイクロソフトが対応するかどうか次第」という展開、よく考えてみればパソコンの方面では普通の展開ではあります。しかし、W-ZERO3はパソコンではありません。

W-ZERO3はいろんな意味で従来の常識から外れた端末のようです。

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