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930 国民の関心事は受信料の浪費だけ

国民の関心事は単に受信料と受信料の浪費で(組織同士の綱引きでは決してない)、
「公共放送」については存続が望ましいと考えているのではないだろうかということについて。


真面目な記事です。

NHKの行方は?(2)
について。


以下、何が正解かというようなことではなく、国民からみて何が合理的に見えるかという事を適当に考えてみただけです(私の意見というわけでもない)。
その点留意して読んで頂ければ幸いです。


◆不平不満の根本原因

昨今の不平不満の根本原因は受信料にあるはずです。
以下、国民の直接の不平不満さえ取り除けば良いと言うものでは無いのは解ったうえで考えました。

不祥事の初期?のころ「我々は税金は使っていません、受信料だけで活動しています」という弁解がされていたような記憶がありますが、あれは変なものだったと思います。
なぜなら、税金とは我々のお金、しかし受信料はそれ以上に我々のお金だからです。
あれを見たときに「誰に向かって弁解をしているのか」と思ったものです。


自分で選択して払うことのできるお金であるならば払わないようにすることができます。
しかし、テレビはどう考えても生活必需品なので事実上税金のようなものです。

昨今、消費税を上げる上げないという話で、消費税の収入の低い人に負担をかけるということで不公平だと言われています(何を持って公平だとするかという議論はここではしない)。
しかし、定率の負担を強いる(という表現は変ですが)消費税よりも、一人あたりに「定額」の税金を課す人頭税というものがあり、こちらは消費税よりもさらに「不公平」な税金となります。
受信料は人頭税のようなものにも見えます。

そして国民が費用を負担しているのに、支払い拒否以外の方法でお金の使われ方について意見をする事が出来ません。
だから堂々と払わない人がでるわけです、それしか意思表示の方法が無いから。

そして「払わないのは意思表示である」という大義名分が立ったとたんに、そういう便利な口実が出来たので払いたくないだけの人が払わない口実として取り入れてしまい、払わないのが流行しているのだと思います。

◆公共放送として

国民に不満があるからと言って公共放送など必要ないと思っているか、と言えばそうではないでしょう。

受信料が子供にもわかるようなレベルで怪しい使われ方をしていると思っている一方で、
民放との国民を無視した縄張り争いについても薄々理解しているだろうし、
西さんの記事にある、「文化程度の高い」(これが何かについては今は議論しない)番組を民放が作ってくれるとはあまり思ってはいないことでしょう。

つまりNHKを見た方が教養はつくだろうけど、両方見る時間が無いし面白いから民放を見てますというような意見です。
(念のために書くと「面白い」と言う事もとても意味のある事ですが)


仮に浪費の問題が解決したとしましょう。

その前提で公共放送が無くなることについて国民が同意するでしょうか?
西さんの言う若者向けの民放の番組しか見ない若者でも、民放の番組だけになってそれで社会的に良いのか?と問われたら即答はできないはずです。

つまり、「存続する必要はない」という意見の無視できない部分は、暗黙の前提として「浪費をさせてまで存続する必要はない」という意見ではないか、という私の意見です。


可能かどうかなどは別にして、
例えば受信料を廃止すれば、国民は公共放送の最大の支持者のはずです。
(その時は受益者だから当たり前という話はあるでしょうが、ここではそのレベルでの話ではなく)

世論を背景にして解体を進める手法に対抗するとしたら、この辺りはポイントかなと思います。
いや、別に私がそんな事を心配する必要は一切ないのですが、不祥事→解体という流れは主張の内容はともかく主張の形式がおかしいと思うので。

国民への負担は今までどおり、組織は今までどおりでいるつもりなら、誰も味方につかないぞということで。


◆分割したら何か解決するのか

地域での分割案などもあるようですが、そもそもサービスの性質を考えると地域で分割すると余計にお金が無駄になるだけです。
そうではない分割について考えてみても、

国民が、
・受信料には納得できない
・浪費はやめてほしい
・しかし公共放送の意義は感じる(任意加入でお金を払ってまで感じるかどうかについては意見が分かれる)
と考えているのであれば、分割するだけでは意味がありません。


試しに国民の願望をそのまま実現させてみると、

・受信料廃止(税金)
・公共放送として最低限の機能以外は全て禁止(極端な話:最低限のコンテンツ制作だけにして、配信すら他人任せとか)
・日本国民の金で作ったコンテンツということで、コンテンツは権利ごと日本国民に無料開放。

・あるいは事実上の民営化。

頭の悪い意見になってしまいましたが、それでも意味の無い分割案よりはましかもしれません。


ここまで、当たり前の事実の再確認が続きましたが、

国民の為の改革と称するものについて考えるにあたって、「当たり前の事を『当たり前のレベルで』で再確認する」ことが最も効果的なはずだ、ということにて考えてみました。
(意味があったかどうかは別)


◆最後に

そして最後に

NHKの行方は?(2)

スクランブル化を提案してきた考えが揺らいできた最大の理由は、前のエントリにも書いたとおり「今の若い人はあまりNHKを必要としていない」という話からだ。携帯、ネットとお金のかかることばかり。民放はタダで、かつ若者向けの番組が中心である(ゴールデン)。だとすると、スクランブルになったら払わない、見ないということになるだろう。

公共放送だし、高齢化社会だし、それでも構わないというのは、やはり外部の人間だから主張できることで、中にいる人には通じない議論だろう。最初はともかく時間の経過とともに、組織は必ず再び大きくなろうとし始める。若者が見てくれないのが原因で収入が増えないのなら、もっと若者受けする番組をやろうじゃないかとなるのは自然である。しかし、そうなると、NHKも民放もゴールデンは横並びの「とても大人は見ていられない」番組ばかりになってしまう。それは困る。

スクランブル化したら結局みなし民放になる(公共放送ではなくなる)という意見です。
当然の結論ではありますし、みなし民放化を阻止する方法は難しそうです。

公共放送が必要と考えるなら、公金(受信料もみなし税金の一種)で運営するしかないのでしょう。
それならばNHKは税金で運営される清貧の放送局、みたいなところに落ち着くしかないのではないでしょうか。

本当に公共放送が必要かという話はあるでしょうが、先に書いたように「浪費する公共放送」と「公共放送」は同じものを指しません、公共放送そのものへの支持については割と高いのではないかと思います。

(私自身は必要なのか必要でないのか意見を決めかねています。教養番組の民放は存在しうるのは事実でありながら、しかし一方で成功例はほとんど無いように思える。教養番組チャンネルを銘打っているところや教養番組もありますが、放送内容の内実は・・・)


小さな政府が大流行の昨今には流行らない考え方ですが、民営化か/みなし民営化か/肥大化した今のままか/清貧公共放送局か、という事になるなら仕方ないかもしれません。

組織として仮死状態にされ、しかし国民の金は延々使われ続けるというのが国民にとって最悪のパターンだろうと思います。「分割」はこのパターンに近いように思われます。

民営化の方向か、清貧放送局になるか選んでください。


無知な人間がいろいろ書いてみただけですので、あるいはもっと良い未来があれば良いなと思いつつ、
これでは結論が無いと思いつつ、筆をおきます。

失礼。

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