962 グーグルアース(Google Earth)騒動の正体
「グーグルアース(Google Earth)について世界各国の政府が文句を言っているらしい」と物議をかもしていることについてについて。
新しい話ではない
「グーグルアースがあんまり鮮明に地上を映すものだから、世界各国政府が安全保障上の問題として騒いでいる」という話。
この情報によって(今ではすっかりあらゆる時に都合のよい悪党役を押し付けられている)テロが懸念されるとか何とかの懸念です。
この話題は話が横道に広げやすいので変な風に話が広がって話されていますが、要するにこういうことのはずです
これはプライバシー(に関するきりの無い議論)と同種の問題。
結局のところ(おおよそは)そんな感じでしょう。
新たに発生した問題、のような風でいろいろと語られていたりしますが、つまりのところ昔からある議論を形を変えて再現しているに過ぎません。
なんでも安くなるということ
もう一つ、あまりかかれない大事なこと。
一度ディジタル化したデータの価格は際限なく安価になって限りなくゼロに近づく、という摂理
グーグルアースはこの例の一つでもあります。
少し前には衛星写真のようなものを世界中の個人が好き勝手に眺めて喜ぶなどという事は考えられないことでした。いろいろ理由はありましょうが、結局のところあらゆるコストが高すぎるので、一般人を利用対象にすることなど想定すべくもなかったというのが原因でしょう。
タダになる以前にはお金をたくさん持った人にしか出来なかった事が、誰にでもできるようになった。だから、大まかに言って既得権側の人が嫌だと言っている、というのもこの事件の正体でしょう。
そんなことを考えてみました。
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