980 内村プロデュース
内村プロデュース
内村プロデュースが終了するとかであちこちで嘆きの声が激しいですね。
たしかに根強いファンが多いように思われますし、私としても終了するなんて信じ難い話です。
継続できるなら継続していただきたい。
しかし終了するというのも解らなくもない。
終了するとすごく悲しいんだけれど、かといって毎週放送が始まるのを楽しみにして、テレビにかじりついて見るような番組でもなくなっているように思えるのです。
逆に、そういう風にちょっとぬるいからこそ、長い間続いている番組なのかもしれないと思います。
知らないところで「理不尽な理由」にて終了が決定されている気もしないでもありませんが(ブログでお怒りの意見が多いのは、そういう原因だと思っている人が多いからでしょう)、
お笑い文化として高いところに到達したままだが、商売としては厳しくなった
からじゃないかなとも思います。
後番組にはいかにも使い捨ての番組が顔を覗かせています。
もし仮に「商売としては厳しくなった」のが原因だとするのなら、「テレビ局ビジネス的に合理的な放送内容」と「視聴者に深く愛される番組」が必ずしも一致しない、その一致しない部分が予想以上に大きいのかもしれませんね。
ブログで大きい事を言う人の真似をすると(私自身そこまで言い切る自信は無いですが、セリフを思いついてしまったので書いてみます)、これは今のテレビ放送が自身のモデルを維持できなくなって螺旋を描いて衰退してゆく、そのひとかけらなのではないでしょうか。
相当悪い言い方をすると、テレビの世界は衰退によって構造的にカス番組を作る方が儲かってしまう状況にあり、それゆえにさらに衰退を招く悪循環にはいっている、そんな感じでしょうか。
えらくえらそうなことを書いてしまいましたが、よく煮込んだ料理みたいな番組が続けられずになくなることは悲しいことですね。
ガキの使いみたいに、長々と続いて欲しかったですね。ガキの使いみたいに30分の短い番組だったら、終わらずに済んだかなあ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント