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コメントは一応読んでいるんですが、コメントにコメントはしていません。読んでくれている人がいるのか良くわからずに書いているので、コメントはありがたいです。

読者数が全然増えないので、割と悲しいかもしれません。

◆テーマ・話題・分野

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こちらのページで

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過去の記事のページを整備しているところです(はずですがまだサボっています)。

もっと快適に閲覧できるようにする方法が無いか思案した状態で、作業停止中。

2009年1月の記事の一覧
http://firstlight.cocolog-nifty.com/firstlight/blog1-200901.html

2009年2月の記事の一覧
http://firstlight.cocolog-nifty.com/firstlight/blog1-200902.html

2009年3月の記事の一覧
http://firstlight.cocolog-nifty.com/firstlight/blog1-200903.html

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504 6月の純増数:ソフトバンクが純増一位陥落寸前!(わずか500差)

携帯電話の2009年6月の純増数が発表されましたので、それについて書いてみます。

ちなみに、純増数とは「新規契約者数-解約者数」、つまり、その月の契約者数の増減のことです。


◆驚きの結果

まずは結果。

ドコモ 11万2400
KDDI(au) 4万3800
SBM 11万2900
EMobile 9万1600
WILLCOM -9600(PHSでは-2万3700)

今月もソフトバンクが一位でしたが、ちょっと驚きの結果になっています(ドコモの数字と比べてみてください)。

記事を書き始める前に、予想投票を行ったということで、そちらの答え合わせをします。


SBM > DoCoMo > EM:14票 (31%)
SBM > EM > DoCoMo:16票 (35%)
EM > SBM > DoCoMo:5票 (11%)
EM > DoCoMo > SBM:0票 (0%)
DoCoMo > SBM > EM:6票 (13%)
DoCoMo > EM > SBM:4票 (8%)

正解は、「SBM > DoCoMo > EM」となりました。当たった人は、おめでとう。

また、「DoCoMo > SBM > EM」の人は惜しかったですね。もうちょっとで「歴史的正解」を当てることができるところでした。


◆まさにギリギリの一位

結果から言うとソフトバンクは今月も純増一位を維持できましたが、ありえないほどギリギリの一位になってしまっています。

SBM 11万2900
ドコモ 11万2400

その差はわずか「500」でした。もはや差はないに等しい数字です。実質的にソフトバンクは勝ったのではなく、ドコモと並んだ上で、「運が勝った」だけだと思います。

以前の記事に書いたように、一位キープを目的にするのなら、数を取るコストを無駄に使わないようにすべく、純増数はほどほどのところでセーブしておくのが賢いという側面もあります。しかし、「差が500しかない」というのはそういうレベルの話を完全に超えてしまっていますから、狙ってここまでの僅差にしたとは考えにくいので、

「今月はただ運が良かった」

のが結論ではないかと思います。

また6月はソフトバンクが「iPhone3GS」を 投入した月でもありました。つまり新規契約を獲れる目玉商品があった月なのです。しかも、iPhoneの新型の噂は前から出ていたこともあり、発売されるのを待っていた人たちはいたはずです。

iPhone効果有りでこの僅差、実質的には負け試合かもしれません。

ただし、試合に勝ってサッカーで負けても、勝ち点3はつくように、結果的には「ソフトバンクの勝利」であったことは間違いありません。

しかし、来月以降の数字はちょっと何が起こるかわからなくなってきたのは確かでしょう。

また、ドコモがあまりに僅差だったので目立たなくなっていますが、イーモバイルも近いところまで迫ってきています。もし来月、ソフトバンクが首位陥落したとして、祝杯を上げているのは千本会長という可能性も十分にあります。


◆「8円ケータイ廃止」が難しくなった?

現在、ソフトバンクは一部地域で料金システムを利用者にとってあまりありがたくない方向に変更するテストを実施しています。

基本料は割引サービス「月々割」から除外--ソフトバンクモバイル、沖縄で試験導入
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/cnet/20090512-OYT8T00884.htm

ソフトバンクモバイルは5月11日より、沖縄県の一部の店舗において、契約者の利用料金の一部を割り引くサービス「月々割」の対象から月額基本料を除くテストマーケティングを開始した。これにより、契約者は最低でも毎月、携帯電話の機種代金と基本使用料を支払う必要がある。
月々割は、ソフトバンクモバイルの携帯電話を新スーパーボーナスプランで購入した顧客に対して、機種に応じた一定額を通信料から毎月割り引くサービス。これまでは月額基本使用料、通話料、通信料、ネット接続サービス「S!ベーシックパック」などが割引の対象だった。今回のテストマーケティングでは、月額基本使用料を割引の対象から外した。

これで具体的に何ができなくなるかというと、
・端末を一括支払いで買い
・8円ケータイにする
というような事が出来なくなってしまいます。

8円にできるのは、割引が基本料金にも及ぶためです。しかし、基本料金が割引の対象にならなくなると、980円の基本料金はどうしても払う必要が生じてしまいます。

つまりこの変更、ソフトバンクの現金収入を増やすことを目的にした変更であるはずです。

記事では、沖縄とありますが、その後、中国・四国に「テスト」は北上して拡大し、まもなく近畿も対象になるのではないかといわれていました。

ですが、6月の純増数は危険なものでしたから、これまでと違って利用者の多い近畿地方での「テストを開始」するとなると、純増一位陥落の原因を作ってしまうことにもなりかねません。

・「8円ケータイ廃止」をとるか
・純増一位をとるか

もちろん両立させたいところでしょうが、ちょっと難しい状況ではないかと思えます。

この辺については、次の記事かその次の記事で考察してみたいと思います(もうちょっと待ってください)。ちょっと、考えていることがあるので。


◆あいかわらずのAUと、いつもより不調なWILLCOM

AUは、公約だった「3000万契約」達成後は、相変わらず低空飛行を続けています。そこそこの純増をずっと続けています。そもそも、純増数で争うような戦い方から一歩引いているようなところもあり、大きく不調になる理由もしばらくなさそうなので、こういう状態がしばらく続きそうな気がします。

ウィルコムですが今月は調子がよろしくないようですね。全体ではマイナス9600と、純増と純減の間を行ったり来たりのいつもの感じですが、しかしPHSだけにするとマイナス2万3700と、久しぶりに悪い数字です。

ただし、ウィルコムの6月の最重要ニュースとは何か、ということを考えると、

「XGPの限定サービスが(予想外に)無事な感じで始まった」

ということになりましょうから、XGPの限定サービスで手一杯になっていて他の事は全部ほったらかし、なのかも知れないと思ってみたりします。WILLCOM CORE 3G がPRINのパンクという意味不明なうっかり理由で不調になっているのも、そっちまで手が回っていないという感じ(出来る人はみんなXGPに行っちゃってる感)がします。

こういう風に書くとフォロー風ですが、「今はXGPのことがすべてに優先するモード」だったとすると、あと何ヶ月かはこういう状態が続くかもしれないという意見を書いているということで、しばらくは純減かもしれないし、CORE 3Gの面白い状態はもうしばらく続くかもしれないということ。

なお、蛇足でついでに書いてしまうと、

六月上旬のXGPの基地局工事が足踏みしていたらしい件については、これはおそらく計画のとおりだったと予想しています。

六月半ばにXGPをメディアなどに公開することが決まっていたなら、その前に最終総確認と最終調整が行われているはずです。たとえばソフトウェアをリリースする前には、いったん開発作業を完全中止して大丈夫か確認をしたり、見つかった問題点を修正する作業を行いますが、そういう感じの作業で工事が止まっていたんじゃないかと予想。

ちなみに基地局工事の費用を節約したいなら、ずっと同じくらいの工事を続けるのが一番安上がりなので(設置場所はもう確保されていることにも注意)、基地局の増加数が一定しない場合には、何らかの理由(技術的理由など)がある可能性が高いのではないかと。

ただまあ、試合に負けてサッカーに勝ってたとしても負けは負けでして、マイナス2万3700は良い数字ではないのは確かですから、来月はもうちょっと持ち直すようにすべきでしょうね。XGPには影響しない範囲で。

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モバイルWiMAXの障害「報告」が多すぎる件について

モバイルWiMAXの障害報告のページが面白いことになっているという話題について、余計なことを書いてみたいと思います。


◆多発でも丁寧でもなく、手抜きかなと

WiMAXに障害多発? UQの障害報告の方針
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20090703_299856.html

7月1日の本格サービス開始以来、UQコミュニケーションズのWebサイトでは連日、WiMAXサービスの障害発生がアナウンスされている。携帯事業者の障害報告としては著しい頻度であり、同社にその真相を聞いた。
こうした事態について、UQコミュニケーションズに真相を聞いたところ、UQでは「WiMAXサービスの障害発生状況に関するお知らせ」において、基地局1つ1つで発生している障害についても全て公表しているという。確かに障害発生エリアを確認してみると、「東京都○○区○○1丁目周辺」などと非常に小さなセル単位での障害報告となっている。

記事にもあるとおり、いわゆる通常の意味での障害多発と呼ぶものとは少し違う状況です。

他社では障害としないものを報告していることから、これを顧客への姿勢がどうのこうのという話にしてしまっている人もいるようですが、それも違います。気持ちがどうのこうのという話はそもそも意味が無いことが多いですが。

おそらく、これはこういうことで発生している現象にも思えます。大雑把に説明すると、

・基地局自身に「私は今こういう状態です」という情報を送ってくる機能がある。
・その機能で送られてくる情報を、基本的に直結でそのままウェブに表示している

他社は通常こうしているはずです

・基地局自身に「私は今こういう状態です」という情報を送ってくる機能がある。
・送られてきた情報は、携帯電話会社の基地局指令本部みたいなところに表示される
・表示された情報をもとに、担当者が実際に何を起こっているか判断して対処する。
・担当者が公表すべきことがあると判断した場合、障害がアナウンスされる。


◆報告していること/実は報告していないこと

ただ、どうも悪意の手抜きには思えません。そうではなくて「賢い方法だ」と思って採用した方法にも思えます。

お客様に基地局1つ1つで発生している障害についてすべて公開しており、情報をオープンにする顧客指向であり、これからはこういうビジネススタイルであるべきで、包み隠さないことでコストまで削減される、という話だったのかなと。

でも例えば、「○月○日に関東地方でメール送信が難しい状態になっておりました」の代わりに、メールサーバのログを完全公開されてもそれでは意味が解りません。

区別されるべきものが区別されていない気もします。つまり、情報の大小じゃない気がします。

まず、基地局に機能不全が発生していることと、利用者へのサービス内容の低下(利用者に不便が発生していること)が発生していることは、区別される必要があります。

例えばある基地局が壊れたとしても、周囲の基地局で応急処置して実質的に問題ないような場合には、故障があってもサービスには影響はありません。その逆に、基地局には何の問題も無くても、予想外の通信が行われて輻輳してしまった場合には、サービスに影響しています。

また、サービス内容の低下があったとして、特に報告せねばならないことかどうかの区別もされなければなりません。サービス内容の低下には、利用者との約束を守れていないレベルのものと、そうではないものがあります。

例えば、壊れた基地局を周囲の基地局で応急処置したので速度がいつもより半分くらいしか出なくなった地点がある場合、解消されるべきですし、できればそういうことも解るようになっているほうが親切ですが、約束破りのレベルではありません。

一方で関東全域で通信不能になったような場合には、こちらは約束破りですから、確実に報告しなければなりません。

つまり
・基地局の運用状況
・サービスの状況
・約束破りが発生したかどうか
は区別して報告されるべきではないかと。

ただもちろん、細かい情報が全部出ていること自体は決して悪いことではないので、情報を出すなといっているわけではありません。例えば、小さい「約束破り」すら報告しないような方針よりは良い方針かもしれません。でも、必要な情報が良くわからないという意味では、似た結果だとも言えます。

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その他の話題(2009/07/05)

その他のニュースについて少し。


◆日本無線のファームアップはまじめだ

http://www.willcom-inc.com/ja/support/update/index.html

2009.07.02 JRC製「WX330J‐Z」の最新ソフトウェアが更新されました。
2009.07.02 JRC製「WX330J」の最新ソフトウェアが更新されました。
2009.07.02 JRC製「WX321J‐Z」の最新ソフトウェアが更新されました。
2009.07.02 JRC製「WX321J」の最新ソフトウェアが更新されました。

WX321Jは2007年の2月に発売された端末ですが、なんと新しいファームが提供されました。二年以上前の端末です。しかも後継機まで発売されているにもかかわらず。

日本無線はウィルコムでの初代端末AH-J3001V/J3002Vでも非常にまめなファームアップをしています。その回数なんと11回。

http://www.jrcphs.jp/j300v/frm_rireki.html

最初のファームにいろいろ問題があったのも原因だったのですが、結果的に最初と最後ではまるで別な状態になるほどの改良がされました。

また、このファームアップがあったということは、日本無線の開発部隊がまだ生きているということ。

WX321J→WX330J→後継機

後継機が出るかもしれません。

◆世界で広がる「ガラパゴス販売方式」

以前に同じネタで記事を書いたので、ニュースの紹介だけ。

米AT&Tなどがバンドル販売に参入,加入者増を狙う
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090624/332546/?ST=network

既に英国ではボーダフォン,オレンジ,T-モバイルが,ドイツではT-モバイル,ボーダフォンなどが販売を始めており,米国でもAT&Tとベライゾン・ワイヤレスの大手2社が本格参入を表明している。

日本で言う100円ネットブックと同じ販売方法が、海外で広まっているというニュースです。

◆マイクロUSBが携帯電話接続ケーブルの「世界標準」に決定

Apple、Nokiaなど主要携帯メーカーが共通充電器に賛同 - EU
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/06/30/004/?rt=na

European Union(EU: 欧州連合)は6月29日(現地時間)、欧州委員会が推進する携帯電話の充電器共通化について主要携帯電話メーカーの賛同を得たことを発表した。

欧州委員会は、マイクロUSBコネクタを接続インターフェイスとするユニバーサル充電器の採用を求めている。

EUでmicroUSBを携帯の「標準接続端子」にする方向が決まりました。

前も書きましたが、ウィルコムはこれを見越して最近の機種ではmicroUSBを採用していました。正直のところちょっと早すぎる採用にも思えましたが(実際、ケーブルの入手などで困った人は居るはずです)。

上で書いた日本無線のAH-J3001V/J3002Vは、接続端子にminiUSBを最初に採用した機種でした。それから原則的にminiUSBが採用されており、その後microUSBの標準化の動きが始まるとともに、microUSBへの切り替えが行われています。

ちなみに味ぽんは、着メロに単なるSMFを採用する、ドコモと同じ絵文字を採用するなど、他社では「独自」が当たり前だったところに標準技術の採用がされた端末でした。

脱線はともかく、日本の他社がどうするのかわかりませんが、とりあえずはmicroUSBケーブルや関係機器の入手製は良くなりそうです。

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投票:携帯電話2009年6月の純増数、どうなる?

今月も純増順位予想をしたいと思います。

今月の純増数の発表の日は7/7(火)なので、投票の締め切りは7/6としました。

毎度の事ですが、投票の選択肢が六つしか作れない都合上、これまでと同じ3キャリア限定での予想とします。

・SBM:ソフトバンクモバイル
・EM:イーモバイル
・DoCoMo:ドコモ

略さないと入らないので略しています。

なお、投票結果は投票を済ませると見ることが出来ます。

具体的な数字を予想(予言)しておきたい人は、コメント欄に書いてください。後で、自分の予想が当たったと自慢したりすることもできます。

投票に含めていないAUとウィルコムについて何か予想をしておきたいひとも、コメント欄にお願いします。


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505 XGPとは「快適」な次世代通信なのかも

XGPの試験サービスについてのニュースが出てきたので、それについて書いてみたいと思います。


◆案外と悪くない

六月の中ごろを過ぎてから、「XGPを実際に使ってみた」系の記事が出てくるようになりました。

たとえば、

ウィルコムの「WILLCOM CORE XGP」、さて何Mbps出る?
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0906/17/news088.html

速報レビュー エリア限定でスタート、ウィルコム「XGP」の実力を試す
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/review/45821.html

WILLCOMからXGP端末借りてきたよ!
http://www.gizmodo.jp/2009/06/willcomxgp.html

【速報】下り10Mbpsを超えた! WILLCOM CORE XGP初体験
http://ascii.jp/elem/000/000/428/428389/

XGPは速かった! 条件が良ければ10Mビット/秒超も
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090617/332128/

ウィルコムの“次世代PHS”「XGP」を試す
秋葉原で下り通信速度11Mbpsを記録
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20090617/1016145/

ベンチマーク以上に体感が速い「WILLCOM CORE XGP」
http://blog.goo.ne.jp/cestaff/e/463f6cad634a3be8afffa0f8c1101034

第347回:上下20Mbpsの実力は? 「WILLCOM CORE XGP」を試す
http://bb.watch.impress.co.jp/docs/series/shimizu/20090623_295566.html


記事からは、こういうことが共通した傾向として読み取れます。

・XGPに大きな欠点は無いようだ
・好印象をもって書かれている傾向

正直のところ、私の予想としては初期のXGPは難儀なことになるだろうと思っていたので(かなり厳しいことになるかもしれないと思っていた)、こういう評判になったのはちょっと驚きでした。


◆意外に良い速度、良好な「使用感」

XGPが本来不利なはずの速度の面についても(後述)、少なくともWiMAXに大きく劣らないようです。

電波状態がきわめて良好な地点で計測した結果、速度が派手に出ている記事としては、

http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0906/17/news088_2.html

15.58Mbpsが計測できたとあります。電波状態がきわめて良好な地点だったとしてもなかなかの数字です。

また、実環境でも256QAMがきちんと動作していることが確認できる速度です。64QAMでは出ることの無い速度が出てしまっているからです。

他の記事でも電波状態がとてもよい場合には10メガを超えることがわかります。

おそらく、普段良く出る速度としては2-5メガくらいを期待しておけばがっかりすることは無く、調子が良い時には8メガくらいが出る、という感じになるのではないかとか思っています。

つまり、モバイルWiMAXと同程度くらいにはなるんじゃないかなと思います。

また、

・電波状態が悪くて速度が出ないような状況でも接続が切れにくい?
・屋内でも速度が落ちたり圏外になりにくい?(WiMAXと比較して)

ようです。後者については、マイクロセルだからかもしれませんし(基地局密度が高いから?)、四本アンテナの効果が出ているのかもしれません。

また他には、得意分野の上がり速度ではやはり優秀であることと、pingの値(応答速度)が良いようです。WiMAXが100msを超えることも多いのに対し、XGPでは50msを切ることが多いとかで。

好意的な記事が多いのは、応答速度が優秀なので、XGPでネットに接続し、まずウェブを見た時点で「固定回線のような快適さで使えてしまった」ために第一印象が良かったからではないかと思ったりしています。

また、モバイルWiMAXの(初期の)記事では、圏外が多いとか室内で不安定になるというツッコミが多かったのですが、XGPの場合はエリア内にいる分には、速度の上下はともかくちゃんとつながっていることが多いようで、そういう印象もないようです。

WiMAXとの比較をみんな考えますから、そういう「問題点」については気にしつつ使ったはずなのですが、不満が記事に出てきていません。おそらく、大きな問題点はなかったのでしょう。

たとえばこういう感想とか、

http://bb.watch.impress.co.jp/docs/series/shimizu/20090623_295566.html

実際に使ってみた印象としては、他のサービスよりも速度の安定性が高い点に感心した。同じ場所、もしくは少し場所を移動して計測したとしても、さほど速度にばらつきが発生しない。現状は利用できるエリアは限られているのものの、エリア内であれば比較的場所を問わず高速な通信が可能となっており、小さな“穴”があまりない。このあたりはマイクロセルの恩恵と言おうか、やはり安定性という点での魅力は大きいだろう。

こういう感想とか、

http://blog.goo.ne.jp/cestaff/e/463f6cad634a3be8afffa0f8c1101034

それにしても感じるのが体感速度の速さ。 初めて、NTTのBフレッツを使った時のような快適な使用感がある。 連続した巨大ファイルのダウンロードなどでは、40Mbpsくらいで通信もできる NTTの Bフレッツと比べることはできないが、一般の Webページを見るには、体感速度がまったく変わりがない。Bフレッツが言いすぎであれば、無線LAN 並み。

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20090617/1016145/

今回使用してみて、WILLCOM CORE XGPの圏内ではかなり快適に通信できると感じた。通信環境が良い場所では、10MBのファイル転送も十数秒で終わる。通信環境があまり良くない場所でも、安定して1M~2Mbps弱の速度が得られるため、Web閲覧やメールの送受信には全く問題がない。

次世代通信ということになるとどうしても速度の話になりますが、どうも速度では語れない良さがあるような気がします。

XGPは「快適」な次世代通信なのかもしれません。


◆XGPは速度では不利なはずだったが

XGPは本来、モバイルWiMAXに対して二つの点で速度面で不利です。

・上下対象(最大1.33倍不利)
・MIMOが無い(最大2倍不利)

ですが同じような速度が出ており、記事にある「速度比較」でWiMAXを超えてしまっている場合もあるというのが驚きです。

まず「MIMOが無い」については、このブログで何度も説明したのでおわかりの人が多いと思います。MIMOは基地局と端末の通信経路を複数確保することで通信速度(の理論最大速度)を倍々ゲームで増やす方法です。

現在のところ実環境ではMIMOはなかなかうまく働かないとされますが、しかし全く効かないわけではないので、WiMAXはMIMOにより速度面で有利なことになります。

※蛇足:現状ではMIMOはあまり効きませんが、将来の「次世代戦争第二ステージ」では、実際に効くMIMOが出てくるかもしれません

また「上下対象」についても説明をしましょう。まずは説明無しで図(というほどではないですが)を

↑:上り(端末→基地局)
↓:下り(基地局→端末)

それぞれの帯域の使い方
↓↓↓↑↑↑:XGP
↓↓↓↓↑↑:日本のモバイルWiMAX

XGPもWiMAXも、同じ周波数帯域を時間で上り通信と下り通信に使い分ける方法(TDD)を用いています。ですが、その時間の割り当て方が違います。

XGPはPHSとの互換性を取るためか、上下それぞれに同じ時間幅を割り当てています。つまり、下り信号に使える時間は1/2です。

一方のモバイルWiMAXは本来「上下比率を動的に変更できる」規格なのですが、この仕様を実際に利用すると危険な現象が発生して性能が大きく低下する可能性があるため、日本のモバイルWiMAXでは「上下比率を固定」して使っています。

※KDDIがWiMAXを良く調べて慎重にサービスインした証拠の一つです

おおよその比率としては、下りが2で上がりが1、つまり2/3が下りに使えます。

その上で再度先ほどの図を見てほしいのですが、XGPは矢印ひとつ分だけ下りで不利になっていることがわかります。

下りだけにする
↓↓↓:XGP
↓↓↓↓:日本のモバイルWiMAX

その代わりにXGPは256QAMを採用することによって高速化を行い、スペック的には64QAMでの矢印四つと同じスペックを達成しています。ただし、256QAMはノイズに弱く、実装が難しく、「事前には」実環境で使えるのかどうか怪しいと思われていたような次第でした。

・MIMOを採用していない(最大2倍)
・矢印一つ分だけ時間が使えない(最大1.33倍)
・256QAMはノイズに弱い

逆に言えばXGPは速度面でWiMAXよりも一段下の下り速度しか出ていなくても、何ら不思議ではありませんでした。

しかもXGPはまだ十分に完成していないため、基地局や端末は絶賛開発中(調整中)の状態です。

しかしながら、試験サービスでのXGPの速度はWiMAXと大きな差はなく、それどころか比較してみたところXGPの方が速度が出ているという記事まであるような結果になっています。

XGPが良く出来ているのか、基地局密度が高い(マイクロセル)だけなのか、それともWiMAXが駄目なだけなのかはわかりませんが。

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506 インテル vs ARM:「Androidはもう少しお待ちください」

スマートフォンやネットブック方面を巡る戦いについて、インテルではない側、つまり「ARMやAndroid」の話題について、いろいろと書いてみたいと思います。


◆クアルコムも実は「ARM陣営」の一員

「スマートブック」登場~クアルコムとフリースケール、インテル追撃へ
http://www.usfl.com/Daily/News/09/06/0611_029.asp?id=70591

ちょっと前のニュースですが少し。

スマートブックとは、スマートフォンをネットブック化したもののことを言います。あるいは、売る側の事情としてはそういう名前を定着させようとする動きがあります。

ただし、今のところは「非インテルでつくったネットブック」というような呼び方が、買う側にとっては自然な呼び方ではないかと思います。

スマートブックは、携帯電話側からパソコンの間を埋める動きであり、モバイルに攻めてきたインテルに対してのARM陣営の反撃の動きとも言えます。

この構図においては、クアルコムも「ARM陣営」のメンバーだったりします。SnapDragonという名前のスマートフォン向けのARM系のチップを独自開発しており、東芝が発売しているTG01などが採用しています。

インテルとクアルコムは、モバイルWiMAXを巡っても対立関係がありましたが、ATOMとARMの戦いにおいても敵同士になっています。

※クアルコムとインテルのモバイルWiMAXを巡る対立(過去の記事)
続き:モバイルWiMAXを嫌っている/避けている陣営
http://firstlight.cocolog-nifty.com/firstlight/2008/01/749_wimax_f209.html

◆ARMへやってきたOS

ARM向けにはいろいろなOSが移植されています。

まず、Ubuntu が ARMなネットブック向けのLinux(Ubuntu)を作っています。

また、Javaで有名なSunが作っているUNIXである「Solaris」のARM版も作られることになりました。

OpenSolaris ARM版登場、組み込み進出
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/06/11/057/index.html

また、Debian(Linux)もARM版のサポートを行っています。

Debian GNU/Linux 5.0がARMをサポート
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/02/16/024/index.html

実はARMだけではなく、

サポートされるCPUアーキテクチャはSun SPARC(sparc)、HP Alpha(alpha)、Motorola/IBM PowerPC(powerpc)、Intel IA-32(i386)、IA-64 (ia64)、HP PA-RISC(hppa)、MIPS (mips/mipsel)、ARM(arm/armel), IBM S/390(s390)、AMD64/Intel EM64T(amd64)の12種類。

ということになっています。

実はMacOSXも実質上ARM版が作られています。それは何かというと「iPhoneのOS」です。なぜならばiPhoneのOSは、デスクトップ版のMacOSXをそのまま小さくしたような感じになっているためです。

もともとMacOSXは移植しやすいつくりになっているためでもありますが(インテル版のMacOSXが出た理由でもあります)、Appleはその気になれば

・ARM版のMacOSXベースのネットブックをアップルが発売する
・ネットブック用のOSとしてアップルがMacOSXベースのものを他社にライセンスする(Androidのように)

という驚天動地なことも可能です。

また、MacOSXどころではない「驚きの展開」の可能性も残っています。それは「マイクロソフト」です。

今のところマイクロソフトはスマートフォン方面ではWindowsMobile(WindowsCE)を使ってね、としています。WindowsMobileは見た目はWindowsに似せてあるところもありますが、デスクトップ版とは全く異なるOSになっています。

実はこれまでにも「WindowsCEベースのネットブックのようなもの」が作られて発売されたりしていますが、Windowsっぽいけれど実はWindowsじゃないということで、今ひとつ広くは受け入れられていません。

ですが、マイクロソフトには「奥の手」が温存されています。それは「Windows 7をARMに移植する」という最終兵器です。

今のところマイクロソフトはWindows 7をARMに移植するつもりはない、としていますが、マイクロソフトがデスクトップ用のWindowsをインテル以外向けに作ったことは過去にもあることなので、やろうと思えば出来ないことではありません。

もし、Windows 7がARMに移植されれば、かなりの大事件になるでしょう。


◆Androidはもうしばらくお待ちください

しかしながら現実問題として、これまでにARMなネットブックに使われたものとしては、

・Linuxベースのもの
・WindowsMobile(WindowsCE)のもの

です。

しかし、WindowsCEのものについてはノートパソコンのニセモノのようなポジションになってしまっており、LinuxについてはLinuxそのもののイメージで敬遠されています。「私にはLinuxは難しい」から最初から検討もされない、と。

Linux陣営にとって「このイメージ」は残念なはずですが、なかなか払拭するのは難しいはずです。マイクロソフトにとっては、(今のところは)普通のネットブックが売れれば別に問題はありませんから、売れなくて気にになりません。

そこで期待されているのが、そういう「難儀なイメージ」がなく、Googleの良くて新しいイメージをそのまま使えるAndroidです。また、そういうイメージなら、普通のパソコンと操作が大きく違っても、消費者は納得して使おうとするでしょう。

しかし、現状のAndroidは、スマートフォン向けにデザインされていることが問題となっています。例えばARM社としてはAndroidよりも、どうも今のところはLinuxを薦めたいようです。

ARM幹部が指摘、「Androidをネットブックに対応させるには多くの作業が必要」
加熱する“Androidネットブック”待望論にクギ?
http://www.computerworld.jp/topics/netbook/149310.html

ただし、上記記事のタイトルはどうにも誤解を生む感じです。「AndroidにはネットブックのOSの素養が実は無い」というようにも思えますが、

・"現行バージョン"のAndroidはスマートフォン向けでネットブックは想定外
・そのため現状では「多くの作業が必要」になる傾向がある
 例:一画面で同時に複数のアプリを使えない
 例:周辺機器への対応(デバイスドライバ)が面倒
 例:画面の見た目が映えないらしい(スマホサイズでデザインされている)

つまり、もうしばらく待つほうが無難、だそうです。

ただし、現状のままでも問題が無いのなら、例えば
・スマートフォン寄りのものにするので、あまり問題が無い
とか
・他社が手を出しにくい今だからこそ、困難は承知(むしろチャンス)で先に市場を制圧したい
というようなことなら問題なさそうです。

スマートフォン以外からも広く注目を受けるようになりましたから、Androidはこれからスマートフォン以外を明確に意識した開発が行われることになるはずです。もうしばらくするとこのあたりの状況は一変するかもしれません。


◆AndroidはARMだけではない

AndroidはARMと組み合わせて使われることが多いのですが、Android自体は特定の環境に依存するように作られていないので、いろんな環境で動作させることができます。

例えば、前回の記事で話題にした「MIPS」もAndroidへの参入を表明しています

MIPS、MIPSアーキテクチャによるAndroidプラットフォームサポートを発表
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/06/02/088/index.html

つまりARMでAndroidな製品だけではなく、MIPSでAndroidな製品も作れるようになるというニュースです。

また、他のいろいろな環境でもすでにAndroidは動いています。

Androidの移植はそんなに難しくなく、その辺の素人が酔狂でやっているほどです。そのため、さまざまなところが「とりあえず動かす」ということをやっています。

【MWC】ルネサスがSH-Mobileで「Android」を駆動(2008/02/15 04:42)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080215/147473/

日付が「2008/02/15」になっていることにご注意ください、つまり相当前の話です。また記事のタイトルにある「SH-Mobile」だけではなく、

英ARM社や,米Freescale Semiconductor社,NECエレクトロニクス,米Qualcomm社,米Texas Instruments社などがAndroidに基づくソフトウエアを実行する実演を行っていた。

だったようです。

極端な話「インテル+Android」でも別にかまわないことになります。ARMとインテルの戦いが、最終的に意外な形で決着する場合もあることになります。

また、どこでも動かしやすく、動かしたことを大きな声で言えば簡単に話題になるのですから、日本のプロセッサがAndroidの名前を使ってイメージアップを図っても悪くないのではないかと思います。たとえばSH-Mobile+Androidの組み合わせをプッシュしてみる、とか。

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507 インテル vs ARM:インテルがノキアと提携

インテルがノキアを提携した、というニュースについて書いてみたいと思います。


◆インテルとノキアが提携するらしい

まだ提携の具体的内容は明らかになっていないのですが、インテルとノキアが提携することが発表されました。

IntelとNokia、無線ブロードバンド時代に向けたモバイル機器開発で戦略提携
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/06/24/intel_nokia/

ノキアとはいわずと知れた携帯電話端末で世界最大のところ。インテルはPC用のプロセッサで世界最大のところです。

発表でも
・これからどのような提携を行うのかというところ
・提携によって話がややこしくなるところ
への質問が浴びせられたようですが、具体的な回答は無かったようです。

まずこの二社に関連する話題としては、大きく二つのカテゴリがあります。

・モバイル用のプロセッサの話題:ATOM vs ARM
・次世代通信技術の話題:W-CDMA/LTE vs モバイルWiMAX

それぞれについて考えてみましょう


◆Linuxが共通項(MoblinとMaemo)

「モバイル用のプロセッサの話題」については、インテルとの提携なので当然ながら、今後はノキアはインテルのチップを採用する方向で検討をするという説明はされましたが、具体的にどのようにするかについては発表がされていません。

ただし、インテルにとってATOM採用抜きでの提携は意味がありませんから、こういうスマートフォンの発売が検討されている「かも」しれません。

・(Nokia+Symbian)+ATOM/Moorestown
・(Nokia+Maemo)+ATOM/Moorestown
・Nokia+Moblin

ちなみにMoorestownとは「次世代ATOM」のコードネームです。

SymbianやMaemoについては過去にも記事で触れましたが、両方ともNokiaが自分の手元に置いているモバイル用のOSです。

Symbianは昔から欧州で使われているモバイル用に設計されているOSで、日本でもドコモの携帯の一部がOSに用いています。Maemoは聞き慣れない名前だとおもいますが、これは要するにLinuxの一種です。

両方とも現在は非インテルなCPUで動作しています。しかしこれをインテルへ移植する話があるかもしれません。ただしSymbianについては比較的面倒が多そうなので、こちらは何もなしかもしれません。

三つ目のMoblinとは、インテル自身が育成中のモバイル用途向けのIntel+Linuxです。こちらは逆にインテルが育成中のものをノキアが採用する形になります。

NokiaのMaemoもLinuxベースですから、当然統合しようという話はでているようで、

・Linux(Moblin+Maemo)+ATOM/Moorestown

という話は進むことになりそうです。

そして当然のことながら「ARMとの関係はどうするんですか」という質問が浴びせられましたが、ノキアは実に典型的な回答で、

「ARMとの関係を悪くするという提携ではございません、ARMとも今後とも良好な関係を続けます」

という何の情報も無い回答だったようです。ノキアがARMとの関係をどうするのかは解りません。


◆モバイルWiMAXについての言及は無し

もう一つの話題である「W-CDMA/LTE vs モバイルWiMAX」については、あまり具体的な話は無かったようです。

インテルがHSPA/3Gの技術ライセンスを受けるという発表がされたものの、モバイルWiMAXについての話は無かったようです。

ノキアはモバイルWiMAXに深くかかわっていた時期もあったのですが、かといってW-CDMA/LTE陣営でもあり続けていました。そしてモバイルWiMAXのブームが去ってゆくとともにだんだんと距離を取りはじめ、最近ではモバイルWiMAXの端末製造を中止したりしています。

今回も特に話は無かったこと、ノキアが一度撤収モードに入ってしまっていることからも、モバイルWiMAXについての提携は前提に入っていないのではないかと思います。またそもそものインテルも最近ではエリクソンと協力したりしていますから、「HSPA/3Gの技術ライセンス」の話題もあまり新しい情報ではありません。

よって、まずは

・Linux(Moblin+Maemo)+ATOM/Moorestown+HSPA/3G

というものを作る話になのではないか、と思います。

インテルの意図はとても解りやすいのですが(ARM対策)、ノキアにとっての利益についてノキアはどう考えているのかは、はっきりとしない話でもあります。

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